未来に語り継ぎたい高知の食！「高知美食百選」を選出・発表

2024年10月17日

高知信用金庫（理事長・山崎久留美）は、創業１００周年記念事業として、高知県ならびに県内市町村の協力のもと、高等教育機関、地元メディアなどと手を携えて推進する「高知美食学プロジェクト」において、「高知美食百選」を選出いたしました。

「高知美食百選」は、県内市町村の皆さまからお寄せいただいた食の情報をもとに調査を進め、今後も語り継いでいきたい「高知の食」100品目を選出するもので、昨年9月に25品目を先行発表しました。残り75品目については、本年7月より実施した「土佐めし総選挙」による一般投票結果も踏まえ、食や観光の専門家で構成する選考委員会にて選定いただき、9月18日に開催した「高知美食学プロジェクト発表会」で発表いたしました。

発表会には、各自治体や各酒蔵、地元メディアをはじめとする関係者の皆さまにもご出席いただきました。

高知美食百選選考委員とオブザーバーの皆さま。生産者と消費者の視点を大切に、選考をいただきました。「Kochi Gastronomy City

Award」で市町村を表彰また発表会では、百選に選ばれた品目を多く生み出した市町村を表彰する「Kochi Gastronomy City

Award」も実施。その食材の生産を支え、食文化を伝承されてこられた地域の皆様のご努力に敬意を表し、「テロワール賞」「ノミネート賞」として、以下のとおり自治体様を表彰させていただきました。

Kochi Gastronomy City Award 受賞自治体金のテロワール賞：南国市（２５品目）

銀のテロワール賞：四万十町（２３品目）

銅のテロワール賞：高知市、須崎市、四万十市（いずれも２２品目）

ノミネート賞：土佐市、香南市、中土佐町（いずれも２０品目）

室戸市、いの町（いずれも１７品目）

金のテロワール賞を受賞された南国市平山耕三市長

銀のテロワール賞を受賞された四万十町中尾博憲町長

銅のテロワール賞を受賞された高知市弘瀬優副市長

須崎市楠瀬耕作市長

四万十市田能浩二副市長

ノミネート賞を受賞された

中土佐町池田洋光町長

香南市濱田豪太市長

土佐市板原啓文市長

いの町池田牧子町長

室戸市黒岩道宏副市長

選考委員である

RKC 調理製菓専門学校三谷英子常任顧問豊かな食文化の魅力再発見高知美食学プロジェクトは、高知信用金庫の創業100

周年記念事業として発足しました。高知の食材や料理、食文化が持つ独自性や多様性に焦点を当て、その魅力を歴史的・文化的・科学的視点から分析し、新たなブランドストーリーとして編集・発信。県内外の識者ネットワークを活用して高知の食を「美食学」としてエンタメ化することで、「食の秘境」として話題化し、「食産業の情報基盤」を形成することを目指しています。

当金庫の山崎久留美理事長は、発表会で以下のように申し上げました。

「私たちが当たり前と感じている高知の豊かな自然、海、山、川こそが宝です。1

年を通じて旬の食材が存在し、地域特有の文化が息づく、まさに手つかずの『食の秘境』であり、地球上に奇跡的に存在する『食のガラパゴス』と考えています。このプロジェクトの目的は、高知の食文化の価値を磨き上げ、ブランドストーリーを開発することです。食文化のバックストーリーを掘り起こし、高知の食材がなぜおいしいのか、なぜ価値があるのかを再認識し、その希少性と魅力を県内外へ積極的に発信していくこと。私たちは、産官学金の連携を通じて、皆さまとともにこの目標に取り組んでまいります」

日本料理の巨匠によるプレゼンテーション

高知美食百選発表の後は、分とく山の元総料理長で日本料理の巨匠として知られる野崎洋光氏が監修するコース料理「高知美食百選祝い膳」がふるまわれました。高知の春夏秋冬をイメージし、高知の食材をふんだんに使った料理です。

野崎洋光氏は高知の春夏秋冬をイメージした料理のプレゼンテーションを披露しました。

祝い膳では、日本料理の作法を伝える「ひと椀」に始まり、春夏秋冬それぞれの食材を使った料理が提供されました。

「高知は世界に類を見ない、海があり、山があり、川がある食材の宝庫。どきどきわくわくして、食材に恋をしていただいたらありがたい」と語った野崎さん。大型モニタには高知を代表する写真家、高橋宣之さんが撮影した高知の映像が流される中、野崎さんによるプレゼンテーションに耳を傾けながら、料理を味わう贅沢な時間となりました。