ことのは文庫×魔法のiらんど「心に沁みる和風あやかしの世界」コンテスト準大賞受賞作!ことのは文庫『金魚姫と隠世の鬼灯』は5月20日発売!

愛知県在住作家が紡ぐ、人とあやかしの美しくも哀しい恋の物語。 マイクロマガジン社(東京都中央区)は、ことのは文庫『金魚姫と隠世の鬼灯』(著:フドワーリ野土香/イラスト:七原しえ)を5月20日に発売いたします。

金魚姫と隠世の鬼灯

https://kotonohabunko.jp/detail/kingyohime/

著:フドワーリ野土香/イラスト:七原しえ

ISBN:9784867165751

定価:792円(本体720円+税10%)

発売日:2024年5月20日

* あらすじ

ことのは文庫×魔法のiらんど「心に沁みる和風あやかしの世界」コンテスト準大賞受賞作!

人とあやかしの哀しくも美しい恋の物語。

〈隠世(かくりよ)〉。

大妖怪・九尾の狐――鬼灯(ほおずき)の統べるあやかしだけの世界で生きる翠(すい)は、

その中でも特別な力を持つ金魚の姫。

それ故、あやかしからも〈現世(うつしよ)〉に住む人間からも狙われる翠は、

水面に映した〈現世〉の世界を覗き見ることを慰めに

護衛役の猫のあやかし・木蓮(もくれん)とともに息の詰まる日々を送っていた。

ある日、翠は迷い込んだ人間の亡者と出会う。

それがいつも覗き見ていた〈現世〉の青年・晴太(せいた)の祖母であったことから、

〈隠世〉も巻き込む騒動へと発展する――。

人間とあやかし。それぞれが強い想いを心に秘め、誰かを想う。

恋の物語がぎゅっと詰まった、大人のための恋愛奇譚!

* ことのは文庫編集部によるおすすめポイント!

★《現世》と《隠世》。2つの世界の住人が重なりあう幻想的な物語。

人の世界とあやかしの世界。交わることのない2つの世界の住人が、

金魚のあやかしである翠の「苦しんでいる人を助けたい」という想いによって邂逅し、物語は動き出します。

登場人物それぞれが強い想いを心に秘めながら交わる様が温かく描かれ、

胸がぎゅっと揺さぶられるような感覚を味わえる作品です。

★人の恋とあやかしの恋。大切な存在を想う気持ちの行方は──?

婚約者である夏菜の幸せを想い、大切だからこそ結婚を諦めた晴太。

自分の気持ちを隠しながら、翠の護衛として共に人の世界へやってきた猫のあやかし・木蓮。

人とあやかしの「恋」がそれぞれの視点で描かれることで、

『誰かを大切に想うこと』の尊さと切なさが情感たっぷりに伝わってきます。

思わず涙がこぼれてしまう、儚くも美しい恋の物語です。

* 「今作で描かれるすべての恋が愛おしい」──儚い恋の物語に絶賛の声多数!

一足先にゲラをお読みいただいた方の感想をご紹介!

なんて素敵なお話なんだろう。

恋は時に辛く悲しい気持ちも運んでくる。

忘れたくても忘れられない喜び悲しみ嫉妬心、苦しむこともあるけれど、その全てが尊いもの。

必死に誰かを求めて行動出来ることなんて、なかなか無いことでしょう。

3つの恋が繋がった先に待っていた結末は、私の心にも桜を咲かせ、優しいピンク色に染め上げたようでした。

とても可愛い金魚姫。きっと応援したくなります!

(書店関係者さま)

我が強いが心幼い金魚姫が、現世に焦がれ、人間を知り、恋を知る物語。

金魚姫は、世間知らずで無鉄砲ではあったけれど、

とても純真な心の持ち主で、彼女のひたむきさは、

彼女自身を含めた登場人物たちを少しずつ変えていき――その中で、彼女自身もひとまわり成長する。

「恋」もだけれど、「恋」を夢見る思いもまた、強い力を持っているようですね。

きらきらした金魚鉢を覗くような、恋物語でした。

(レビュアーさま)

人魚姫の童話を想起させるようなあやかしの物語で、

翠と晴太、それぞれの想いの行方にドキドキし、ひとつひとつの展開から目が離せませんでした。

翠が晴太との会話を通して「好き」という感情の種類や本物の恋を学んでいくところは、

初恋がまだの人も、最近恋をしていない…という人も心をがっちりつかまれると予感しました。

物語が進むにつれて翠と晴太はもちろん、

他のキャラクターたちの恋も悔いのない結果になってほしい!と願っている自分がいました。

今作で描かれるすべての恋が愛おしかったです。

また物語後半の過去と現在が重なり合っていく展開も心を熱くさせてくれました。

(レビュアーさま)

* 著者情報

著:フドワーリ野土香(ふどわーり・のどか)

愛知県在住。3匹の猫とわんぱく我が子に振り回されながら作品を執筆中。

今作にて魔法のiらんど×ことのは文庫「心に沁みる和風あやかしの世界」コンテスト

準大賞を受賞、デビューに至る。

趣味はハンドメイドアクセサリー。

イラスト:七原しえ(ななはら・しえ)

青森県出身・在住イラストレーター。

商業・オリジナルイラスト共に和風・和柄イラストをメインに制作。

日本的なイラストを現代風にアレンジした豪華で細密、幻想的な絵柄に定評がある。

* 心に響く物語に、きっと出逢える「ことのは文庫」

ことのは文庫は今年で創刊5周年を迎える、マイクロマガジン社の文芸レーベルです。

累計7万部を突破した『わが家は幽世の貸本屋さん』シリーズや、

人気爆発中のあやかし物語『おまわりさんと招き猫』シリーズ、

『大奥の御幽筆』シリーズなど、あなたの心に響く様々な作品を出版しております。

ことのは文庫公式サイトhttps://kotonohabunko.jp/

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