リーズ刊行2周年記念「北欧こじらせ日記」週末北欧部chikaさんのトーク&サイン会、大盛況!

世界文化社は、シリーズ累計10万部突破!総フォロワー数19.4万人・大人気SNS「週末北欧部(@cicasca)」chikaさんによるコミックエッセイ「北欧こじらせ日記」シリーズ刊行2周年を記念して、3月20日(水・祝)に紀伊國屋書店新宿本店(東京都新宿区新宿3-17-7)にて、トーク&サイン会を開催。そのトークイベントのレポートを発表します。

「フィンランドに住みたい!」という自分だけの夢を見つけ、ついに叶えてしまった週末北欧部chikaさん。「北欧こじらせ日記」シリーズは、そんなchikaさんの歩みを、迷いも喜びも含めてまるごと綴ったコミックエッセイです。この度、chikaさん初の対面イベントが実現!かもめのマスク姿で、トーク&サイン会を行いました。

* chikaさんトークイベントの内容を一部抜粋

1.今年のフィンランドでの目標はございますか?

今年の抱負の一つとして、「どこにいても”自分であること”に対して努力をする」と決めました。フィンランドに移住して2年間は、まずこの場所に慣れることに精一杯。でも、ふと立ち止まった時に、自分が自分であるために必要だった要素、日本に置いてきてしまった要素は何だったかを考える機会がすごく増えました。例えば、友達、家族、仕事、話せる言葉…。自分を自分にするために必要だった要素を、ここでもまた一つずつ作っていきたい。それに付随する形で始めたのが、フィンランドで本を作ることです。

今日、初めて冒頭だけ完成したものをお見せします。『北欧こじらせ日記』をフィンランド語に翻訳しているのですが、フィンランドにはオノマトペの種類があまりなく、一つ一つ何に置き換えるかを考えたり。試行錯誤しながら一生懸命作っているところです!

2.初めてフィンランドを訪れるとしたら、春夏秋冬どの季節がおすすめですか?

一番大事なのは”自分が何をしたいか”だと思います。どの季節も素敵ですが、特にコントラストがあるのは夏と冬。夏は、23時くらいまで日が昇った状態なので、短い滞在でも一日を長く楽しめます。北欧の方々はサマーコテージで夏を楽しむのですが、それをそのまま市内でも体感できるような感じです。爽やかな煌めく水辺でコーヒーやビールを飲んだりするのも良いですね。一方で冬は、14時くらいには暗くなってしまうのですが、街に灯る淡いオレンジのイルミネーションにほっとします。

12月はクリスマスマーケットでホットワインを飲んだり、オーロラを見たりも。どんな風に過ごしたいかは人によっても、自分の精神状態によっても変わると思うので、今の話を聞いてどちらの方がワクワクしたかで決めるのが良いかもしれません。

3.人生で悩んだり落ち込んだりした時の対処方法を教えてください。

”悩み”と”落ち込み”は似て非なるものだと感じているので、それぞれお答えしますね。

落ち込んでいる時。まず私は、「何に落ち込んでいるのかが分からない」というモヤモヤのフェーズがあります。それを知るために日記を書く。モヤモヤはとにかく体の外に出すと良いらしいのですが、誰かに話す、書く、何かに打ち込むでも良いと思います。そうすると自分が何に悩んでいるかが徐々に分かってきます。私は日記の最後に「じゃあどうすれば良いのか」まで書いて終わると決めています。次のステップが見えて、あとはやるだけ。やってダメならまた別の方法。停滞しないことを大事にしています。人に話すのは苦手なので、ムーミンの人形に向かって話したりもします(笑)

悩んだ時。例えば、「何を選ぶべきか」に悩んでいる場合は、頭の中で80歳の自分を想像して問いかけます。草原の中でロッキングチェアに座ったchikaばあちゃんがいて、「私今どうしたら良いと思う?」って聞いてみる。そうすると何か答えが出てくる。今の自分は目の前のことでがんじがらめになって将来的な長いスパンで考えるとか、人生最後に差し掛かった時にこうしていたらよかったとか、到底そこまで考えられないですが、80歳の自分だったら長い目で見てアドバイスをくれます。

4.前向きに過ごすコツやおすすめの過ごし方はございますか?

ダメだった日でも、一番最後に「今日から学んだことは何だろう」と考えるようにしています。どんなことにも絶対に学びがあります。ボロボロのまま寝るのではなく、学んで改善していく。そうやって次の日を迎えるようにしています。

おすすめの過ごし方は、サードプレイスを持つこと。職場は仕事、家は生活に結びついている中で、第3の場所はそこから少し距離を置いた自分だけの秘密基地です。ちょっと”人生の時間を止めるような時間”が持てる気がしています。今、ヘルシンキではセウラサーリ島という小さな島が私のサードプレイス。本当に疲れていると何がしたいかも思い浮かびませんが、動きたくないという時ほど何もしなくても良いので場所だけ変えるようにしています。また、嫌なことや考えたくないことを”あえて置く場所”も決めています。

家で考えると、それがそこにずっとあるような気がするので、仕事の後に寄るバーに嫌なことばかり置いてくるようにしています(笑)そこで考えて、次にやることだけ決めたら、次のステップだけを家に持ち帰る。自分の気持ちや時間を整える場所を、ジンクス的に持っているのも面白いかなと思います。

* シリーズ累計10万部突破の『北欧こじらせ日記』シリーズとは

▼『北欧こじらせ日記』

「あの日フィンランドに出会っていなかったら、きっと私の人生は、全然別のものになっていたと思う」北欧に一目惚れしてから、少しでも好きなものに関わって生きたいと願って経た就職、失業、転職、中国勤務、カフェ修業…移住の夢を見つけるまでの、寄り道だらけの12年間をつづったシリーズ第1弾。※2022年10月に株式会社テレビ東京にて実写ドラマ化されました。(

https://www.tv-tokyo.co.jp/hokuo_kojirase/

▼『北欧こじらせ日記 移住決定編』

フィンランド移住のために、会社員生活のかたわら寿司職人の修業を開始。夢を追う道で出会った人々や小さな決心の数々。そして13年越しに叶えた夢の先に待っていた景色とは…フィンランドで寿司シェフデビューを果たす前後の日々をつづった、シリーズ第2弾。

▼『北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編』

会社員生活の傍ら、寿司職人の修業を続け…13年越しの夢をついに叶えて、2023年4月、ヘルシンキに移住した著者。新たに知ったフィンランドの魅力、新しい職場で出会った温かな人々や新しい仕事観など。「フィンランド移住1年目」の目まぐるしい激しい移住元年の日々を綴る、シリーズ第3弾。

* 著者プロフィール/週末北欧部 chika

北欧好きをこじらせてしまった元会社員。大阪府出身。フィンランドが好き過ぎて13年以上通い続け、ディープな楽しみ方を味わいつくした自他ともに認めるフィンランドオタク。会社員生活のかたわら寿司職人の修業を行い、2022

年4月より寿司職人として移住の夢を叶える。モットーは「とりあえずやってみる」。そんなこじらせライフをSNSアカウント『週末北欧部』にて発信中。好きなものは水辺、ねこ、酒、1人旅。著書に『北欧こじらせ日記』『北欧こじらせ日記

移住決定編』『北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編』

(世界文化社)、『マイフィンランドルーティン100』(ワニブックス)『かもめニッキ』『世界ともだち部』(講談社)などがある。

Twitter/@cicasca Instagram/@cicasca Blog/hokuobu.com

* 刊行概要

『北欧こじらせ日記』

■著者:週末北欧部 chika

■発売日:2022年2月18日(金)

■定価:1,540円(税込)

■発行:株式会社世界文化ブックス

■発行・発売:株式会社世界文化社

https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/21507.html

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418215077/sekaibunkacom-22

『北欧こじらせ日記 移住決定編』

■著者:週末北欧部 chika

■発売日:2022年8月25日(木)

■定価:1,540円(税込)

■発行:株式会社世界文化ブックス

■発行・発売:株式会社世界文化社

https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/22502.html

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418225021/sekaibunkacom-22

『北欧こじらせ日記 フィンランド1年生編』

■著者:週末北欧部 chika

■発売日:2023年11月8日(水)

■定価:1,540円(税込)

■発行:株式会社世界文化ブックス

■発行・発売:株式会社世界文化社

https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/23502.html

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418235027/sekaibunkacom-22