日常生活だけでなく人との交流にも影響する手足の「ふるえ」 患者の約4割が未診断 適切な診療科選びの難しさも明らかに
日常生活だけでなく人との交流にも影響する手足の「ふるえ」 患者の約4割が未診断 適切な診療科選びの難しさも明らかに
メスを使わない低侵襲医療技術の開発をリードするINSIGHTEC Ltd.(本社:イスラエル国ハイファ)の子会社であるInSightec
Japan株式会社(本社:東京都八王子市、 代表:ヤイール・バウアー、
以下「インサイテック」)は手足の震えに悩む男女500人を対象に「ふるえ」の症状に対する意識調査を実施いたしました。
* 手足のふるえに悩む患者さんの約4割が、 医療施設で診察や検査をしても診断名がつかず、 ふるえの症状に対して治療を受けていない。
* ふるえの症状で病院を初めて受診された患者さんは内科、 脳神経外科、 精神科など受診先が多岐にわたっており、
専門的な診断・治療が可能な脳神経内科(神経内科)は2割程度しか選択されていなかった。
* 手足のふるえに悩む患者さんは、 「文字がうまく書けない」「お箸やコップがうまく持てない」という日常生活に支障をきたしているだけでなく、
「人前に出るのが恥ずかしい」という心理的な悩みも抱えている。
「ふるえ」とは医学的には「振戦」と呼ばれ、 身体が自分の意志とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指します。 手が震えて字がうまく書けない、
箸が使いにくい、 着替えの際にボタンをうまくかけられないなど、 日常生活に支障が生じることがあります。 様々な疾患によって「ふるえ」が引き起こされ、
代表的な疾患では本態性振戦やパーキンソン病など脳神経に起因する疾患があげられます。
本態性振戦は明らかな原因と考えられる病変は存在せず手や頭に「ふるえ」が生じる病気で、 有病率はおよそ人口の2.5~10%とされており、
特に高齢者に多くみられ40歳以上では4%、 65歳以上では5~14%以上にみられているとされています。
難病に指定されているパーキンソン病は国内患者数が約16万人で、 高齢になるほど発病率が増加する疾患です。 どちらの疾患も高齢の患者さんが多いことから、
高齢化が進むごとに患者さんも増加していくことが予想されます。
今回の調査は高齢化によって患者さんの増加が予想される「ふるえ」という症状に対して、 治療や診断の実態、
患者さんがどのような問題を日常生活で抱えているのかなどを明らかにするために、 手足の震えに悩む男女500人を対象にオンラインで実施いたしました。
【調査概要】
調査期間:2020年2月26日~2月27日
調査対象:『ふるえ』に悩み医療機関に相談・受診したことのある全年齢(10代~65歳以上)の男女
有効回答:500名
調査方法:インターネット調査(実施機関:株式会社楽天インサイト)
調査監修医:望月秀樹先生(大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学 教授)
【調査結果の詳細】 * 手足のふるえに悩む患者さんの約4割が、 医療施設で診察や検査をしても診断名がつかず、 ふるえの症状に対して治療を受けていない。
設問:ふるえの症状で診断された疾患を選んでください(複数回答可)
(有効回答者数500名 グラフ単位=%)
設問:あなたはふるえの症状に対して何らかの治療を受けましたか
(有効回答者数500名)
望月先生からのコメント・・・
本態性振戦やパーキンソン病などによる日常的な手足のふるえに悩む患者さんは国内に数百万人いるといわれており、 今後も高齢化が進む中で増加していくと思われます。
しかし、 ふるえは適切な治療によって改善される可能性が高い症状です。
* ふるえの症状で病院を初めて受診された患者さんの約3割が内科、 約2割が神経内科、 そのほか脳神経外科や精神科など、
初診での診療科の選択が多岐にわたっていた。
(有効回答者数500名 グラフ単位=%)
望月先生からのコメント・・・
ふるえは一過性の精神的な緊張や疲労などによることもあり、 内科や精神科を受診する患者さんも少なくありません。 しかし、
専門的な診断と治療ができる医療施設は限られており、 ふるえに悩んでいる方は脳神経内科を受診することをおすすめいたします。
地域の脳神経内科については日本神経学会(
https://www.neurology-jp.org/)の公式ウェブサイトから調べられるので参考にしてください。
* 手足のふるえに悩む患者さんは、 「文字がうまく書けない」「お箸やコップがうまく持てない」という日常生活に支障をきたしているだけでなく、
「人前に出るのが恥ずかしい」という心理的な悩みも抱えている。
望月先生からのコメント・・・
ふるえの治療は薬物治療から外科治療まで、 患者さんに合わせて様々な選択肢があり、 治療をすることで日常生活での困難が軽減できる可能性が高いです。
ふるえの症状に悩んでいる方は、 専門的な診断と治療を行うことのできる脳神経内科にご相談ください。
ふるえに関する情報サイト
ふるえの症状を引き起こす代表的な疾患や、 治療法に関する情報はこちらのホームページをご参照ください。
InSightecJapan株式会社について
InSightec Japan株式会社はINSIGHTEC Ltd.の子会社であり、 日本における「Exablate」の販売元であると同時に、
「Exablate Neuro(ExAblate 4000)」の日本での選任製造販売業者です。 2005年に設立され、
日本における患者の生活の質を著しく改善するために、 脳神経外科、 がんおよび女性医療において非侵襲的治療を提供することを使命としています。 InSightec
Japanについての詳細はウェブサイトをご覧ください。 www.insightec.com/JP
INSIGHTECについて
インサイテック(INSIGHTEC Ltd.)は、 世界におけるMRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)のリーディングカンパニーであり、
同社の非侵襲的治療機器「Exablate」と「Exablate Neuro」は、 脳神経外科、 がん、
女性医療の各領域における様々な症状の治療を変革しています。 MRgFUSは現在世界80以上の医療機関で使われています。
インサイテックについての詳細はウェブサイトをご覧ください。 www.INSIGHTEC.com.
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません