次の100年も、視覚障害者と社会の懸け橋に 毎日新聞社が「ビジョン・コンソーシアム」を設立
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株式会社毎日新聞社 プレスリリース:2025年01月30日 報道関係者各位 次の100年も、視覚障害者と社会の懸け橋に
毎日新聞社が「ビジョン・コンソーシアム」を設立
創刊103年の「点字毎日」の理念を現代にアップデート。誰もが楽しめる視覚障害「体験」の提供を通じ、もっとインクルーシブな社会へ。社会課題に向き合う10社との共同事業がスタート
ビジョン・コンソーシアムのロゴマーク毎日新聞社(本社:東京都千代田区
代表取締役社長:松木健)は1月30日、視覚障害者と晴眼者を隔てている社会の在り方について、よりインクルーシブな社会に変えていくため、趣旨に共感する企業10社と7団体、メディア2社、そして、経験と発信を兼ね備えた2人のアドバイザーとともに、「ビジョン・コンソーシアム」を設立しました。本コンソーシアムは非営利の共同事業体です。1922(大正11)年以来、視覚障害者向けの点字紙「点字毎日」(週刊)を発行してきた毎日新聞社が、それぞれの現場で視覚障害者と向き合う企業・学校法人や団体、メディア、研究者らをつなぎます。貴重な知見やノウハウを共有し、ともに取り組むための「受け皿」として、社会にDEI(Diversity、Equity、Inclusion)推進を促すプラットフォームとなることを目指します。
ビジョン・コンソーシアム公式サイト
https://www.mainichi.co.jp/vision-cons/■誕生の背景
2025年はフランスの盲学校教師、ルイ・ブライユが点字を考案して200年の節目の年です。視覚障害者が社会とつながり、思索するための手段として、点字は昔も今も欠かせぬ存在です。しかし、スマートフォンの音声読み上げ機能に代表されるテクノロジーの発達により、コミュニケーションの手段が広がったことで、点字の読み書きができる方の割合はいま、視覚障害者全体の約1割と言われています。点字考案200年というエポックを前に、現代を生きる私たちは何ができるのか。
この約1年間、自問自答し続けてきたその答えは、「原点」ともいうべき点字毎日創刊の理念にありました。「視覚障害者と社会の懸け橋となる」。ビジョン・コンソーシアムは、この理念を現代にアップデートするために生まれました。視覚障害者を取り巻く状況を前進させるため、単体での発信にとどまらず、志を同じくする会員の仲間たちとともに、社会をつなぐ新たな取り組みを始めます。
新聞社が発行する国内唯一の点字新聞「点字毎日」■活動の内容
ゴールに見据えるのは、多様性を認め合えるインクルーシブな社会です。その第一歩は、人はみな、異なる一面を持つとまずは知ることだと思います。重視するのは、晴眼者に対する体験の提供です。「何かを学ぶためには、自分で体験する以上のいい方法はない」。アインシュタインの言葉を引くまでもありませんが、体験に勝る学びはありません。疑似体験であっても、視覚障害者の方たちの「見えない」「見えづらい」世界をまず体験してもらうこと。そして、晴眼者と視覚障害者が楽しく交じり合える場にすること。
そうした体験機会をひとりでも多くの晴眼者、特に未来を担う子どもたちや若年層に提供していくことをコンソーシアムの活動の柱にします。点字体験やパラスポーツ体験、アイマスクで白杖を用いて宝探しをする歩行体験や、視覚に頼らないゲーム体験など、コンテンツを数多く用意し、学校現場への出前授業やイベントとして実施します。これは、「個を見つめ、世の中に伝え、社会をつなぐ」コミュニケーター・カンパニーを標ぼうする毎日新聞社の「2030年ビジョン」に通底する取り組みです。
■名称とロゴに込められた思い
ビジョン・コンソーシアムの「ビジョン」には、「視覚、視力」のほかに、「視野」「展望」という意味もあります。視覚障害者と晴眼者が交じり合い、笑い合えるインクルーシブ社会を目指すという意思を名称に込めました。ロゴの基本デザインは、ビジョンを表す「目」と、コンソーシアムの頭文字である「C」を同時に表現しています。そして、ロゴを構成する15色の「花びら」は、ひとりひとり見え方が異なる視覚障害者や、このコンソーシアムに集うあらゆるメンバーを象徴しています。
ビジョン・コンソーシアムのロゴマーク■今後の主なスケジュール(予定)・2月22日(土)
コンソーシアムの設立記念シンポジウムを毎日新聞東京本社(東京都千代田区一ツ橋)地下1階の毎日ホール(東京メトロ竹橋駅直結)で開催します。TBSの喜入友浩アナウンサーが司会を務めます。抽選で30人をご招待します。応募方法は、追って毎日新聞紙面とニュースサイトでお知らせします。
・4月19日(土)~24日(木)大阪・関西万博のメディア催事に「点字考案200年
視覚障害者の世界を体験する」と題して出展します。会場は、ギャラリーWEST。「見えない」「見えづらい」視覚障害者の世界を多彩なコンテンツで楽しく体験していただきます。出展の詳細が固まり次第、ビジョン・コンソーシアム公式サイトでご案内するとともに、プレスリリースします。
大阪・関西万博のイベント用メッセージ付きロゴマークコンソーシアムの構成概要(1月30日現在)<企業会員>
参天製薬株式会社▽味の素株式会社▽株式会社三井住友銀行▽明治安田生命保険相互会社▽株式会社羽田未来総合研究所▽株式会社ニデック▽リョーサン菱洋ホールディングス株式会社▽EPSグループ▽株式会社セブン銀行▽株式会社毎日新聞社
<メディアパートナー>株式会社TBSホールディングス▽株式会社MBSメディアホールディングス<サプライパートナー>錦城護謨株式会社<団体会員>公益社団法人
日本眼科医会▽社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合▽社会福祉法人 日本ライトハウス▽公益財団法人 日本盲導犬協会▽特定非営利活動法人
日本ブラインドサッカー協会▽一般社団法人 日本ゴールボール協会▽全国盲学校長会<有識者会員(アドバイザー)>
河合純一氏=日本パラリンピック委員会委員長▽石井健介氏=ブラインド・コミュニケーター※事務局は、毎日新聞社が務めます。
ビジョンコンソーシアム企業会員のロゴマーク 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000573.000032749.html
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