薬剤師をてんかん医療の新たなプレイヤーに! ”てんかん”に寄りそう「nanacara<ナナカラ>薬局」がオープン!

”てんかん”に寄りそう「nanacara<ナナカラ>薬局」がオープン!

大阪市を拠点に全国の"てんかん"患者・ご家族に寄り添う、新しい形の薬局を2023年10月2日(月)開局。

てんかん患者・家族向け発作記録アプリ「nanacara」と遠隔診療システム「nana-medi<ナナメディ>」を開発・運営するノックオンザドア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:林

泰臣、以下ノックオンザドア)は、てんかん患者・ご家族に寄り添うnanacara薬局を2023年10月2日に開局します。この薬局は、オンラインも活用することで、てんかん患者・ご家族、てんかん専門医や福祉関係者と連携し、日本全国の一人でも多くのてんかんを持つ方とそのご家族に寄りそうことのできる薬局を目指します。患者・ご家族、てんかん専門医、福祉関係者と共に、nanacaraはてんかん医療の新たな一歩を踏み出します。

* てんかん医療の新たなプレイヤーを目指し、てんかん患者・ご家族に寄り添う薬局を開局

てんかんがある方は、本邦で100万人程度おり、多くの方は適切な診断や、抗てんかん薬などによる治療で発作が抑制され、通常の社会生活を送られています。その一方で、約3割の方は発作の抑制が難しく、日々繰り返す発作に対応を求められる「難治てんかん」患者になります。※1,※2

ノックオンザドアでは、てんかん発作記録アプリや遠隔診療システムの開発を通して、多くの患者・ご家族との対話を重ねてきました。その中で、2つの課題に着目しました。

1:てんかん専門医・てんかんに詳しい医療従事者へのアクセスの課題

患者・ご家族へのヒアリングから、てんかん専門の診療を受けようと思っても、早期に適切な診療にたどり着きにくい状況があるという声を多く聞きました。その一つの要因として日本において、てんかんの専門医の数は少ないうえに、都市部へ偏在しており※3、併せて、てんかんに詳しい薬剤師の人数も限られていることから、専門的知識を持った医療従事者へのアクセスが容易ではない状況がわかってきました。

2:てんかん専門医や福祉関係者への過度な負担

医師や福祉関係者へのヒアリングから、患者・ご家族のために、診療だけでなく日頃の生活や将来のことまでを共に悩むてんかん専門医や、時間外の早朝や深夜に対応をする福祉関係者の存在があり、その方々に患者・ご家族が支えられていることが分かってきました。一方で、より多くの方に支援を行うには、日頃負担の大きい医師や福祉関係者には限界があることも明らかになっています。

そこで、nanacara薬局は、てんかん治療や暮らしのサポートに寄りそうことができる薬剤師を育成し、オンラインも活用することで、日本全国の患者・ご家族、そして医師・福祉関係者にとってより良い環境を築くための一翼を担いたいと考えました。

出典:

※1 てんかんの有病率等に関する疫学研究及び診療実態の分析と治療体制の整備に関する研究_2013年

※2 Kwan P, MJ Brodie. Early identification of refractory epilepsy. N Engl J Med.

2000 Feb 3;342(5):314-9.

※3 2020年度てんかん地域診療連携体制整備事業 てんかん診療コーディネーターWEB研修・全体会議「てんかん地域診療連携体制整備事業

2020年度全国てんかん対策連携協議会」国立精神・神経医療研究センター病院てんかんセンター 中川栄⼆

* 患者との接点を深める、リアルなサポートの場へ

これまで、nanacaraはてんかんを持つ患者・ご家族がより自分らしく暮らせるために、医師、福祉関係者とも連携を取りながら、サービスを提供してきました。この取り組みを更なるステージへ進化させるため、nanacara薬局をnanacaraが生まれた地である大阪に開局します。

nanacara薬局は、リアルな場としての接点は勿論のこと、オンラインでもてんかん患者・ご家族に向けたサポートを提供します。てんかんに特化したオンライン服薬指導、そして、日本全国のてんかんを持つ方の日々の暮らしに寄り添い、専門医と繋がる前や、普段の暮らし等の必要なタイミングで支援ができる、薬剤師の想いと専門知識を活かしたサービスを予定しています。

そのためにも、患者・ご家族の声を聴くことを大切にし、患者・ご家族と共に創っていく薬局を目指して参ります。

nanacaraは薬局も加わることで、より多くのてんかんで困られている患者・ご家族へ、どこでお住まいであっても、その方に合ったてんかん診療が受けられる、そして、てんかん発作が少しでも早く軽減され、患者・ご家族のQOLが向上する社会づくりに貢献してまいります。

【nanacara薬局に込めた想い】

https://www.nanacara.jp/pharmacy/

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* nanacara薬局概要

■住所

〒534-0021

大阪府大阪市都島区都島本通2丁目15−7 (大阪市立総合医療センターから徒歩2分)

■アクセス

・お車でお越しのお客様:近隣のコインパーキングをご利用くださいませ

・電車でお越しのお客様:Osaka Metro谷町線 都島駅 2番出口から徒歩2分

■営業時間

月曜日~金曜日 9:00~17:00

(閉局日:土日祝日、年末年始)

■連絡先

・電話番号:06-7163-7132

・FAX番号:06-7171-9505

* 【nanacaraとは】

「nanacara」は、てんかん症状をお持ちのお子様とそのご家族が「発作の記録」と「服薬履歴の記録」をご家族で共有しながら、簡単に行うことがでるスマートフォンアプリケーションです。発作記録では、ワンタップですぐに記録を開始することができ、動画やタイマー、メモなどの詳細な発作記録も可能となっています。2018年より2年にわたり、患者家族とてんかん専門医で構成する「SAChi

Project(サチプロジェクト)」と共に、延べ250名を超える患者・ご家族と共同開発を行い2020年3月20日にリリースしました。

※『nanacara』はノックオンザドア株式会社の登録商標です。

詳細情報 :

https://nanacara.jp/

<ダウンロードはこちらから>

https://nanacara.onelink.me/rDen/61b2498f

* 【nanacara for Doctorとは】

「nanacara for

Doctor」は、てんかん発作記録・管理アプリ「nanacara」で記録した発作状況などをインターネット経由で医師と共有する医師向けのクラウド型サービスです。てんかん患者・家族がnanacaraアプリから医師への共有を承認することで、医師はnanacara

for

DoctorのWEB画面で患者の症状・処方記録等の基本情報のほか、「発作回数・服薬状況・発作時の動画」を診療時に閲覧でき、PDF出力による電子カルテとの連携等、より効率的・効果的にて診療を行うことが可能となります。

詳細情報 :

https://nanacara.jp/fordoctor/

* 【nana-mediとは】

nanacaraと連動するオンライン診療・服薬指導システム

非対面でも詳細な患者さんの発作・服薬情報を医師が閲覧でき、医師・患者間でグラフ等の画面を共有することで、より伝わりやすい、てんかん診察を支援するオンライン診療・服薬指導システムです。

<ダウンロードはこちらから>

https://nana-medi.onelink.me/9YGM/5lwzlefa

詳細情報

・オンラインによる質の高いてんかん診療体制を提供する取り組み

https://www.nanacara.jp/online_phr/

* 【会社概要】

社名 ノックオンザドア株式会社

https://knockonthedoor.jp/

所在地 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング 21階

設立 2018年7月18日

代表者 代表取締役 林 泰臣

事業内容 患者・家族向け支援プラットフォームを軸にした事業開発、事業支援

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