紙の本づくりはやっぱり楽しい!製本会社が提供する製本研修が「一日製本職人」として生まれ変わります

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東京美術紙工協業組合 プレスリリース:2025年03月05日 報道関係者各位

紙の本づくりはやっぱり楽しい!製本会社が提供する製本研修が「一日製本職人」として生まれ変わります 2025年3月リリース

本物の製本体験をオンラインでもすべての人に。 ハードカバーからソフトカバーまで書籍製本を手掛けて半世紀の製本会社

東京美術紙工協業組合(東京都板橋区、代表:加藤裕隆)は、これまで自社工場内で業界内向けに開催していた製本研修を、2025年3月より、「一日製本職人」として入門から上級まで計4グレードに再構成しオンライン要素も採り入れて本作りを学びたいすべての人に向けてリリース致します。

これまで一部業界内に向け、製本レクチャ、工場見学、手製本実作体験を工場を会場に実施してきたものを、オンライン活用で参加者の移動を必要としないで受講できる部分を増やしました。

【URL】https://bookstandga.com/seihon

製本研修 上級「一日製本職人」コース 実習風景から

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https://www.youtube.com/watch?v=F92s_RdXZuw対象と難易度別に4グレードで提供し、活用シーンが拡がります1)入門

KURUMIコースお子様からシニアまで、誰でも簡単に製本の仕組みを知って、体験できる入門コースです。

弊組合が開発して児童書イベントや図書館ワークショップでも好評いただいている「製本キットKURUMI」が1冊作れます(キットにはない製本部品である花布・スピン・スピンチャーム(R)付き)。これまで国内にとどまらずニューヨーク等でも多数採用いただいてきました(海外では特許も取得)。従来はイベント会場への指導役のスタッフ派遣が基本でしたが、オンラインでLIVE配信するサポート環境を用意することで、通信環境さえあれば全国で本作りを楽しんでいただけるようになりました。

1時間半のプログラムのうち、ハードカバーのミニブックを作っていただく後半パートだけでも製本の仕組みが理解できるのですが、前半に動画も使用した製本のレクチャを受講者年齢に合わせて提供することで、より納得度が高まり、本への愛着が高まることは、これまでのイベントで実証済みです。満足度99%の評価をいただいています。

製本キットKURUMIの完成品例

ショッピングモールでの製本キットを使用したワークショップ風景

ニューヨークでの製本ワークショップ風景2)初級 KurumiPROコース

本の中身から自分で作る体験をおりまぜたコースです。入門コースより内容を深めた「製本レクチャ」の後の、製本機械の臨場感あふれるヴァーチャル製本工場見学はオンラインでも提供します。

KurumiPRO(2024年特許取得)1冊(花布・スピン・スピンチャーム付き)が作れます。さらにKurumiPRO1セット別途持ち帰りができます。このキットを使用することで、作者の創作の現場と複数ページを1面に割付ける印刷工程の面付の疑似体験ができます。

ヴァーチャル製本工場見学の一場面

本の中身から作る製本キットkurumiPROを使用したコースです3)中級 TAKUMIコース

より本格的に、1から製本について学べるコースです。リアル会場開催の場合は実際の製本機械が稼働している製本工場を見学いただけます。オンライン開催の場合は、普段見ることが出来ない機械の内部まで記録した動画によるヴァーチャルツアーとなります。

新開発の「製本キットTAKUMI」を使用することで、工場の研修会場まで足を運ばずともリモート会場や職場・ご自宅でもA6版

角背上製本1冊を制作いただけるように必要ツールをすべてセットして提供致します。

ヴァーチャル製本工場見学の一場面

講座内での実作に使用する文庫版上製製本キットTAKUMI4)上級 一日製本職人コース

最も本格的なコース設定です。実際の機械製本の工場現場を見ていただきながら、職人が実際に行なっている手製本方法を1日かけて体験できるコースです。当コースのみ弊組合工場でのリアル開催のみで実施し、オンライン開催は実施致しません。

四六版 丸背上製本(ハードカバー)が1冊作れます。

講座内手製本パートで実作する四六判丸背上製本

リアル工場見学の様子5)4コースの比較

当研修プログラム開発の思い

紙の本の市場が年を追うごとにシュリンクしている現実を前に、弊組合としてはグーテンベルグ以来の印刷された紙を綴じる、という製本工程のおもしろさに注目していただくことで、紙の本の製本行為のクリエイティヴィティに気付いていただき、本そのものに対する愛着を実感する機会を提供して、紙の本の可能性と役割をアピールできないか、とこれまで商品開発を続けて参りました。今回の研修プログラムの開発と、そのコンテンツのオンライン化への取組もその一環として行っています。

幸いにも本事業は東京都にも評価いただき、東京都中小企業団体中央会の「中小企業組合等新戦略支援事業に係る特別支援『デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト』」において東京都中央会の委託事業として製本研修のDX化に取組める運びとなり、ようやくその成果をお届けできる段階にまで至ることが出来ました事は喜びに堪えないものです。弊組合としては慣れない動画の企画からの取組は思った以上の困難にも直面致しましたが、なんとか想定以上の面白いコンテンツが作れたのではないかと自負しております。

製本業は東京近郊に大半が集中している特殊な業界でありますが、製本工場とは縁遠いような全国各地津々浦々の方々にも晴れて製本の面白さを疑似体感いただけることになりました。広く本好きの皆様に、特にこれから知的・情緒的な側面を育んでゆく若年層に本づくりの現場の一端に触れることで人類の知の遺産に親しんでいただくきっかけとなります事、祈念して止みません。

弊組合これまでのその他商品例と今後の展望 ―製本だって地球に優しく―

弊組合では一連の製本キット以外にも、製本行為の周辺で事業者向けおよび一般消費者向けに技術開発、商品開発を続けて参りました。その結果として複数の特許技術や新案案件の開発が生まれています。

事業者向け技術の代表例は「かくれん本」(特許:表紙内ディスク収納技術/プラ素材フリー)、「フラットブック」(特許:並製本広開技術)、ブックインブック(冊子内冊子一体化製本)等。

一般消費者向け商品には、SDGsの製本工場なりの表現として、廃棄されていた表紙厚紙を装飾品として命を吹き込む「スピンチャーム(R)」、同じく廃棄の運命を捨てずに活かす「製本キットKURUMI用花布・スピン」等のラインナップを用意しています。

東京美術紙工協業組合について【会社概要】社名:東京美術紙工協業組合本社所在地:東京都板橋区舟渡3丁目28番19号代表理事:加藤裕隆事業内容: 書籍製本・印刷

設立: 昭和42年9月25日HP:

https://www.tobi.or.jp/sljp/

商品販売サイト:https://bookstandga.com/

本社工場 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000152347.html

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