メアリー・カトランズがブルガリのレザーグッズ＆アクセサリーの初代クリエイティブ ディレクターに就任
メアリー・カトランズがブルガリのレザーグッズ＆アクセサリーの初代クリエイティブ ディレクターに就任 2024年4月3日 –
この度ブルガリは、ブルガリのレザーグッズ＆アクセサリーの初代クリエイティブ
ディレクターにデザイナーのメアリー・カトランズを任命することを発表いたします。ローマンハイジュエラーが歩んできた140年に渡る歴史に、新たな側面が加わります。 メアリー・カトランズ Mary Katrantzou
メアリー・カトランズ Mary Katrantzou
メアリー・カトランズは今回の就任に際し、以下のコメントを寄せました。
「ブルガリに受け継がれてきた豊かな文化と、ギリシャとローマの2つのルーツはデザイナーとしての自分を形づくる上で重要な部分を占めてきました。私は常に、卓越した色使いや物語の奥深さを有するブルガリのデザインコードと異なるものを融合するスタイルにインスパイアされてきました。この度、新たな章へ向けクリエイティブなビジョンを導き、日常をアートという形への昇華を実現するブルガリのレザーグッズ＆アクセサリーの初代クリエイティブ
ディレクターに就任したことを大変光栄に思います」
ブルガリ グループCEO ジャン-クリストフ・ババンは下記の通りコメントを述べました。
「メアリーが、この度レザーグッズ＆アクセサリーのクリエイティブ
ディレクターに就任したことを非常に誇りに思います。メアリーはギリシャにルーツを持つだけでなく、何よりも素材の選択における卓越性の追求、クラフツマンシップを特に重視しつつその素材を変容させるスタイル、そして色に対する情熱的な愛情という点がブルガリと共有しています。この先見の明のあるデザイナーとともににスタートを切ることが成功に満ちた道であると確信しています」
今後メアリー・カトランズはブルガリと共に、唯一無二のハイエンドなバッグをはじめとするレザーグッズおよびアクセサリーのクリエイティブ
ディレクションを担い、このラグジュアリーな世界を押し広めます。
ブルガリとメアリー・カトランズには特別な親和性があり、さまざまな繫がりがインスピレーションと技術そしてブルガリの豊かな歴史の双方を通して見て取れます。ギリシャ生まれのカトランズの経歴は、19世紀のブルガリ創業者、ソティリオ・ブルガリと重なります。ギリシャで育ち銀細工職人として修業を受けたソティリオ・ブルガリは、ローマへ赴き1884年にブランドを設立し、ブルガリの名を世に広めました。ブルガリとカトランズには、時代を超越したラグジュアリーへの愛、持って生まれた巧みな色使いそして卓越した職人技を極め続けるという、思想と美学において共鳴します。
メアリー・カトランズとブルガリの初となるコラボレーションは、紀元前500年に建てられたポセイドン神殿が佇む地、ギリシャのスーニオを舞台に慈善団体Elpidaのために行われた、メアリー・カトランズの2020年春夏クチュールコレクションのショーの一環として2019年に実現し、このコレクションでは2つのブランドが本質的につながる文化と卓越性を称えるブルガリ
ハイジュエリーのヘリテージピースが紹介されました。 その後2021年には、様々なアーティストとのコラボレーションによる「Serpenti Through the
Eyes of」でのメアリー・カトランズが手掛けたクリエーションにより、ブルガリとの関係が更に深まりました。カトランズは「セルペンティ
フォーエバー」のバッグコレクションを、アーカイブからのインスピレーションをもとにメゾンのアイコニックなバッグの象徴やストーリーテリングを再解釈しました。2023年には、第2弾のカプセルコレクションが登場。
ハイジュエリーとウォッチコレクションからインスパイアされた精巧な刺繍をあしらうことによって、アイコンバッグ「セルペンティ
フォーエバー」をさらなる高みへと押し上げました。この2つのコレクションによって築いた成功と称賛、更には、ブルガリの香水「オムニア」でのコラボレーションにおいて調香師の巨匠アルベルト・モリヤス氏とともにボトルと香りのデザインを手掛けたことにより歴史あるローマンハイジュエラーとの絆はより深まり、進化を遂げました。
ファッション業界の先駆者としてその名を知られるメアリー・カトランズは、2008年にロンドンの名門セントラル・セント・マーチンズのファッションコース（修士）を卒業し、その後間もなく自身のウィメンズウェアブランドを立ち上げました。カトランズをジュエリーとラグジュアリーの世界へと導いた最初のコレクションでは、「不可能」とされるジュエリーピースを写真のようなリアルなシルクプリントへ変え、また、唯一無二のアクセサリーとして写実的に表現しました。
これは、常にさまざまな認識に挑戦しながら象徴主義を取り入れ、応用デザインをファッションに反映させ、認識を覆し続けるカトランズのキャリアの幕開けとなりました。カトランズは色に対する大胆なスタイル、手作業に対する敬意、そしてプリントやフォルム、素材の革新を通じて、イメージを即座に識別できる多面的なデザインへ変換する能力で世界に知られています。
ファッション業界に影響を与え、その影響力が広く認識されているカトランズの作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館、パリ装飾芸術美術館、ロンドンのヴィクトリア＆アルバート博物館など、世界の名だたる施設の常設コレクションとして収蔵されています。カトランズは、ブルガリでの新たな職務と並行して、今後も自身の名を冠したブランドのクリエイティブ
ディレクターを務めます。
ブルガリ レザーグッズ＆アクセサリーのクリエイティブ ディレクターに就任したメアリー・カトランズのデビューコレクションは、2024年8月に発表される予定です。