メディカルクリエーションふくしま大賞2024で技術奨励賞 ~最年少工場長が開発したHybrid中空圧縮線とは~
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三洲電線株式会社 プレスリリース:2024年10月17日 報道関係者各位 メディカルクリエーションふくしま大賞2024で技術奨励賞
~最年少工場長が開発したHybrid中空圧縮線とは~ 三洲電線
株式会社(本社:愛知県西尾市/代表取締役社長:鈴木与志成)は、メディカルクリエーションふくしま(MCF)大賞2024にて技術奨励賞を受賞いたしました。
Hybrid中空圧縮線を開発した吉田特品工場長技術奨励賞を受賞したHybrid中空圧縮線とは?
内視鏡やカテーテルには、末端部分のセンサー等への通信・電気供給のために電線が使用されています。
患者の身体に負担をかけない治療を実現するには、医療機器に使用される電線のより一層の細径化が求められますが、電線は一定以上の張力で断線してしまうことが課題です。
”電線とワイヤーを一体化すれば、省スペース化が実現するのでは?”
この着想のもと約1年半をかけて開発したのがHybrid中空圧縮線です。三洲電線の特許(特開2009-158331)を活かし、銅の中空撚り線にステンレス線材を入れながら製造したことで、銅の強みである「導電性」とステンレス線の強みである「抗張力(切れにくさ)」の両立を実現させました。今回の受賞は、次世代医療機器や医療現場での今後の活用が期待され、その技術力の高さを評価いただきました。
銅の中空撚り線の中に異素材のワイヤーを入れることが可能
【吉田特品工場長コメント】
大変光栄な賞を受賞させていただき、とても嬉しいです。この製品は大先輩と1年半以上かけて試作してきました。設計の段階から多くの指導をしてもらいました。非常に緻密に線の配置をしないと製造できないため、特に製造段階ではたくさんのアドバイスもらいました。今後もより新しい開発にチャレンジしていきたいです。
「メディカルクリエーションふくしま2024」について
2024年9月27日~28日にかけてビッグパレットふくしま(福島県郡山市)にて開催された展示会で、医療機器設計・製造に特化した技術や材料、最新の医療機器や大学・研究機関の取組みを展示するイベントです。今年で20回目の開催となりました。
「第13回メディカルクリエーションふくしま大賞」について
「メディカルクリエーションふくしま」の企画の1つで、医療機器関連分野への新規参入や新しい製品・技術の開発・販路拡大を目指す企業の挑戦と成果を広く紹介し、その技術力の発信に加え、出展者・来場者相互の交流を促進することを目的として2012年から開催されています。
第13回目となる今年は出展企業から34社のエントリーがあり、当社は最終審査にノミネートされ、技術奨励賞を受賞いたしました。
受賞式の様子三洲電線の今後の医療の取組
次世代医療機器開発や医療現場における課題解決に向け、より細径化(もしくは太径化)に取り組んでいきます。また、本製品は医療機器分野だけではなく、国内で入手が難しい銅被鋼線(銅クラッドワイヤー)として一般産業界等での活用も期待されます。
今後も撚り技術を活かした新たな製品開発や、撚り加工以外の線材加工へのチャレンジを継続し、『独自の線材加工技術』を通して、医療機器業界の更なる発展と患者様・医療スタッフの皆様に貢献してまいります。
【三洲電線HP】
https://www.sanshu-ew.com/ 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150616.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150616.html
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