ネスレ ヘルスサイエンスが、『第51回日本集中治療医学会学術集会』にて、栄養療法について教育セミナーを共催

ヘルスサイエンスが、『第51回日本集中治療医学会学術集会』にて、栄養療法について教育セミナーを共催

ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(本社:兵庫県神戸市、カンパニープレジデント:中島昭広、以下「ネスレ

ヘルスサイエンス」)は、2024年3月14日-16日に北海道内6か所で、約7200名の参加者と共に開催された『第51回日本集中治療医学会学術集会(JSICM)※1』(会長:札幌医科大学医学部集中治療医学

升田好樹先生)にて、「最新ガイドラインに基づく重症患者の栄養療法の実践」をテーマに、教育セミナーを3月16日(土)に共催しました。

【会期】2024年3月14日(木)~3月16日(土)

【会場】北海道内6か所(カナモトホール/ロイトン札幌/札幌グランドホテル/ANAクラウンプラザホテル札幌/ニューオータニイン札幌/北海道経済センター)

【会長】札幌医科大学医学部集中治療医学 升田好樹先生【公式サイト】

https://www.jsicm.org/meeting/jsicm51/index.html

※1 「JSICM」日本集中治療医学会(理事長:西田修先生)(THE JAPANESE SOCIETY OF INTENSIVE CARE MEDICINE):

集中治療専門医の資格を審査し、集中治療専門医の育成を実施。1989年より集中治療専門医制度を発足し、2021年4月で2,127名の集中治療専門医を育成。

今後は、日本専門医制認定・評価機構の認定基準等と連動した試験制度に変革して、集中治療専門医の知識・実践技術の向上を図るとともに、集中治療におけるデータベースの構築、世界レベルの臨床治験、集中治療における

諸外国との連携や支援などを通して、広い視野から集中治療分野への貢献をしています。急性期重症患者の最重症治療における最後の砦として、 日本集中治療医学会は

集中治療医学分野を支援・発展させるべく、高い目標に向かって歩み続けています。 日本集中治療医学会https://www.jsicm.org/

栄養療法をテーマに、2つの講演

教育セミナー(ランチョン)39(LS) 最新ガイドラインに基づく重症患者の栄養療法の実践

2024年3月16日開催座長 : 西田修先生 (藤田医科大学 麻酔・侵襲制御医学講座)

LS39-1『重症患者のタンパク質投与は結局どうすればいいのか?

~至適投与タイミングと投与量の考え方2024~』中村 謙介先生 (横浜市立大学附属病院集中治療部)【講演要旨】

重症患者に提供する栄養療法において、エネルギー量とともにタンパク質量が重要であることは半ば周知の事実であり、至適タンパク質投与量とその投与タイミングは最も大きな興味の対象の1つである。

いくつかの臨床研究から1.2g/kg/ day以上が必要であろうこと、ESPEN

の言う急性期早期(治療開始2日以内)を超えた時期頃からの十分な投与確保が必要であろうことには一定のコンセンサスが形成され、最近発刊された重症患者のリハビリテーション診療ガイドライン2023における栄養療法の推奨もそれを裏付ける形となっている。一方で、昨今の大規模なRCTから一定のポピュレーションで高タンパク質負荷が害となりうることもまた周知となりつつあるだろう。このセミナーでは、このような潮流からさらに大きく踏み込んで、重症患者のタンパク質の投与タイミングと投与量設計のあり方を、最新の急性期栄養療法の潮流と自身の研究をもとにお話ししたい。key

wordsは、窒素バランス、尿の濃縮力、除脂肪体重である。※引用元:51集中治療_抄録原稿_LS39_0116

LS39-2『集中治療患者に高タンパク質製剤を投与してみて分かったこと』

蛯原 健先生 (大阪大学医学部附属病院高度救命救急センター)【講演要旨】複数のガイドラインにおいて集中治療を要す患者には1.2g/kg/day

以上のタンパク質投与が推奨されている。しかし適切な投与カロリー内で推奨量の蛋白質を単一製剤で投与することは困難であった。2017年に、本邦において

100kcalあたり9.2gのタンパク質を含有する経腸栄養製剤が使用可能となった。これにより、ガイドラインで推奨されているタンパク質量の投与が現実のものとなった。

実臨床において、「全ての集中治療患者において、タンパク質負荷は可能であるか?」という点が課題として浮上してきたのではないか。今回のセミナーでは、当施設での高タンパク質製剤の投与症例における、栄養指標や腎機能の推移、臨床経過を提示する。特に、急性腎障害を含む腎機能障害を有する患者や高齢者においても同様に使用して良いかという点について、近年報告された大規模なRCTであるEFFORT

trialの結果も合わせて取り上げたい。※引用元:51集中治療_抄録原稿_LS39_0116ネスレ

ヘルスサイエンスは、科学的な根拠に基づき、顧客の課題に応じたソリューション(アセスメントツール + 製品 +

根拠となる学術情報)を提案することで栄養療法の道を切り開いてきました。今後も、研究活動や学術発表によって栄養療法の発展に寄与するとともに、科学的根拠に基づいた製品やサービス、情報提供を行っていきます。

ネスレ ヘルスサイエンス

■ネスレ ヘルスサイエンスについて

ネスレ

ヘルスサイエンスは、2011年食品飲料業界のリーディングカンパニーである「ネスレ」によって創設された、先進的なヘルスサイエンスカンパニーです。世界140カ国以上で、12,000人以上の社員が在籍し、消費者向け健康製品、医療介護施設向け栄養補助製品、科学的知見を取り入れたビタミンやサプリメントなど、幅広いブランドを展開しています。「高い付加価値」と「グローバルな研究開発力」を強みとし、「栄養の力」を基軸に、総合的に健康をサポートする提案をしています。

■ネスレ ヘルスサイエンスのパーパスについて

ネスレ ヘルスサイエンスは、“Empowering healthier lives through

nutrition(栄養を通じて、人々のより健康的な生活を支援すること)”をパーパスとしています。消費者、医療・介護現場が願う健康的な生活のため、高品質で科学的根拠に基づく栄養ソリューションを顧客に提供しています。

当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000123851.html

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