日本漢方製薬株式会社は、東京生薬協会への加入と中国漢方原料メーカー事業への展開をお知らせします。
漢方製薬産業の振興及び再構築を使命とし、素材の地産地消にも積極的に取り組み、「健康長寿」と「地域貢献」の経営方針を目指しています。
日本漢方製薬株式会社(本社:東京都北区、代表取締役:黄 清敏(コウ キヨトシ)以下、当社)は目下、漢方原料の量産体制と海外展開を積極的に推進しています。
公益社団法人東京生薬協会への加入
当社は、2024年4月1日付で公益社団法人東京生薬協会への加入をお知らせいたします。東京生薬協会は、1953年(昭和28年)に設立され、優良生薬の確保とその普及振興を目指しており、生薬業界の発展と国民の健康増進に貢献しています。当社は、2027年の経営目標である「漢方原料の量産体制の構築」に向け、日本漢方製薬産業の振興を使命とし、素材の地産地消にも積極的に取り組み、「健康長寿」と「地域貢献」の経営方針を目指しています。
この度、当社は優良生薬の確保を目指し、この経営方針の実現のために東京生薬協会への加入を申請し、3月14日の理事会で加入が承認されました。今後も、「地域活性化からグローバル展開」の経営理念のもと、人々の健康長寿を促進し、企業の持続可能な発展に努めてまいります。
中国漢方原料メーカー事業への展開及び中国市場への参入
当社は、2023年12月1日に河北安国振宇製薬有限公司(以下、「HBZY」と記載)との合弁契約に基づき、河北済世生物科技有限公司(以下、「JS
LUNGSAN」と記載)を設立しました。
当社は、2014年9月からアジア向けに医療用品・健康食品・化粧品を提供してきた事業を承継し、2021年12月に発足しました。その後に漢方原料事業への参入や事業多角化を推進し、主要事業である漢方原料・医療用品・健康食品・化粧品事業の拡大に努めてきました。
中・長期的な経営方針の一環として、「中国漢方原料メーカー事業への展開及び中国市場への参入」を掲げています。iiMedia
Researchのデータによると、中国の漢方生薬市場は2017年に1,018億元(約2兆円)から2024年には2,000億元(約4兆円)を超える見込みです。
当社は、中国市場に参入し、現地の漢方関連企業との関係を強化しながら事業拡大を図っています。この度、商談を通じて良好な関係を築いてきたJS
LUNGSANへの資本参加をHBZYと締結しました。HBZYは、中国最大の漢方薬の薬材集散地である安国を拠点とする大手原料メーカーであり、当社とHBZYのネットワークを通じて、漢方製品関連市場の拡大が期待されます。また、世界中の顧客にアプローチし、日本製の漢方製品などの販売事業を拡大する予定です。今後も、ビジネスリスクを最小限に抑えつつ、中国市場での事業拡大と企業価値向上に努めます。
世界漢方薬の市場規模
世界の漢方薬市場は、2022年の約2,000億ドルから2030年には約3,700億ドルに成長する見込みです。
北米拠点(アメリカ)
アジア拠点(中国)
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