ノ宮医療大学、患者診療型模擬講義(オスキー)を校内授業へ取り入れる新たな「教育」を。
森ノ宮医療大学と株式会社ALTURAがさらなる臨床教育の発展へ
2020年11月20日(金)~12月11日(金)に開催される森ノ宮医療大学理学療法学科4年生を対象とした校内臨床実習。
新型コロナの影響で臨床実習の機会を失った学生の学習サポートとして大学へ患者が来校。 オフラインにて模擬実習を開催する運びとなった。
集まった患者は「ピアサポーター」である脳卒中当事者や整形外科疾患の経験者10名以上。 学内で患者対象の学習機会を定着化するための第一歩として大きく踏み出した。
脳卒中フェスティバル(通称:脳フェス)代表の小林純也氏との出会いから動き出した「ピアサポーター」
冨田昌夫氏が客員教授を務める森ノ宮医療大学との「患者診療型講義(オスキー)」導入
「患者」というキーワードで結びついた2つの新たな取り組みが12月に向けてさらなるスピードで活動を開始。
ピアサポーターとしての活動は、 「患者×患者」だけでなく「患者×学生」「患者×セラピスト」においても
双方にとっての+1(プラスワン)を生み出すことができる。
さらに「社会参加」に紐づいた「仕事」であることから協力してくださったピアサポーターには正式に報酬が与えられる仕組みである。
そして早くも「患者×学生」の実現をはたしたのが、 森ノ宮医療大学校内での「模擬実習」である。
地域医療、 患者コミュニティの発展に大きな期待が募る。
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国家試験を間近に控えた4年生の最後の臨床実習は校内での模擬実習となった。
そこへピアサポーター総勢10名以上からの募集により、 各グループに1名の患者が担当となりオフラインでの実習を開催することができた。
問診から身体評価まで、 グループディスカッションで話し合った内容を実践する学生
グループごとに考えた内容を他グループや患者本人へ伝える発表の場も設けられた
12月14日から来年度にかけては、 臨床実習ではなく規程カリキュラムの授業の一貫として、 本取り組みが導入される。 対象は理学療法学科2年生、 3年生。
今回の実習ではオンライン×オフラインの融合で開催となったがオスキーでは全てオフラインで開催予定。
「これだけ自分の病気のことについて一生懸命考えてくれて、 色んな話を聞けてとてもいい機会になりました。
」「脳卒中になったからといって私たちは可哀想な人ではないし、 色んな壁を乗り越えながらもこうした社会参加の場を増やしていきたい」
「これから病院で働く学生さんがこうして当事者を通して色んなことを学ぶことで、 素敵なセラピストがどんどん増えてくれたら本当に素敵だと思うし私たちも嬉しい」
今もなお、 ピアサポーターの取り組みは認知されておらず活動の場が少ない。
この取り組みをきっかけにピアサポーターの活動範囲拡大、 臨床教育の質向上を目指して
森ノ宮医療大学×ALTURA×脳フェスはこれからも走り続ける。
《ピアサポーター募集に関するお問い合わせ》
株式会社ALTURA ピアサポ担当:安田
電話番号:06-7710-7037
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