台北ファッションウィーク2024秋冬オープニングショー「Ready to wear, Ready to go」に五輪をテーマにしたウェアが登場

パリ2024オリンピックに向け、オリンピックにインスパイアされた6組のデザイナーがアスリートとともにスポーツファッションを表現します。

オープニングショーショーに登場したブランド、左からSTORY WEAR、PCES、C JEAN、SYZYGY、JAMIE WEI HUANG、JUST IN

XX(画像提供: 台北ファッションウィーク

台北ファッションウィーク2024秋冬が4月25日から29日まで、文化部、経済部主催、教育部体育署、中華オリンピック委員会、台北市などの共催にて開催されました。

コロナ後初のオリンピックであるパリ2024オリンピックが、芸術の都、フランス、パリで開催されます。そこで文化部は、「オリンピックとスポーツファッション」を台北ファッションウィーク2024秋冬のテーマとし、ファッション、文化、産業、スポーツ、国際という5つの要素を初めて融合させました。パリ五輪で台湾のデザイン力、美学を存分に発揮し、世界に向けてアピールしたいとしています。

また、今回の台北ファッションウィークでは、国立歴史博物館でのファッションテーマショー、8つのブランドショー、パリ2024オリンピックで中華民国代表が着用する公式ウェアの展示も行いました。

・各ファッション・ショーは台北ファッションウィーク公式Youtubeでご覧いただけます。

https://www.youtube.com/@taipeifashionweek4596

オープニングショーのテーマは「オリンピック」。6ブランドと台湾のアスリートが登場

4月25日に行われた台北ファッションウィーク2024秋冬のオープニングショーには、C JEAN、JAMIE WEI HUANG、JUST IN

XX、PCES、STORY

WEAR、SYZYGYの6組のデザイナーが参加。オリンピックにインスピレーションを受け、ブランド独自の視点からファッションデザインと美しいリズムを解釈し、流行とオリンピックのコンセプトを融合させました。

1.「C

JEAN(シージン)」はオリンピック競技、古代の剣闘士や神話の要素をデザインに取り入れました。NASA(アメリカ航空宇宙局)と協力し、パリのエッフェル塔などパリの観光スポットに台湾らしさを加え、NASAの衛星画像をテキスタイルデザインとして再解釈しました。

2.「JAMIE WEI

HUANG(ジェミーウェイフゥァン)」は、素材選びとクラフトマンシップに重点を置いています。デザイナーの黄薇氏はスポーツと機能性ウェアを積極的に研究し、サーフィンの中華民国代表チームにインスピレーションを受けた一連の作品を生み出しました。

3.「JUST IN

XX(ジャスティンダブリューエックス)」は中華オリンピック委員会のエンブレムカラーをベースに、「山」、「海」、「都市」、「原」に分類し、シルエットとプリントに転化させました。現代アーティスト、江賢二氏の作品「台湾山脈」をパターンとし、書体デザイナー、林国慶氏がデジタル・ダイレクト・インジェクション技術を使用し「Chinese

Taipei」の文字を「加油(頑張れの意味)」の文字にデザインしました。また人間国宝、厳玉英氏のバナナ繊維を使用した工芸品からファッション小物が制作されました。

オープニングショーショーに登場したブランド、左からJAMIE WEI HUANG、JUST IN XX、C JEAN(画像提供: 台北ファッションウィーク)

4.「PCES(ペシズ)」はサステナブルな機能性素材を使用し、「サーフィン、スポーツクライミング、ブレイキン、スケートボード」の4競技の歴史、文化的発展、環境、用具などと融合し、ユニークなコレクションを作り上げました。

5.「Story

Wear(ストーリーウェア)」は廃棄物ゼロのデザインにこだわり、台湾の持続可能なファッション産業チェーンを作り上げてきました。今回のデザインは、これまでのスポーツウェアのイメージにとらわれず自分自身を表現するものとなっています。機能性生地をフォーマルでクラシックなフォルムに仕上げることで、より個性的なデザインとなっています。

6.「SYZYGY(シジジー)」はスポーツクライミングをベースに、赤、白、青の中華民国代表カラーを組み合わせ、3Dフラッシュ生地を使用することで、身体と服装の機能を融合させました。また、二酸化炭素回収・貯留技術を使用した素材、機能的パターンによって、「一着で何通りもの表情が楽しめる」サステナブルファッションを表現しました。

オープニングショーショーに登場したブランド、左からPCES、Story Wear、SYZYGY(画像提供: 台北ファッションウィーク)

8つのブランドショーと、JUST IN XXと国立歴史博物館によるテーマショー

オープニングショー以外にも、台北ファッションウィーク2024秋冬にはLiyu Tsai(リーユー ツァイ)

、UUIN(ユーユーアイエヌ)、#DAMUR(ダムアー)、INF(アイエヌエフ)、GIOIA PAN(ジョイア パン)、Claudia

Wang(クラウディアワン)、WooLeeX(ウーリーエックス)、DOUCHANGLEE(ダウチェンリー)の8つの台湾ブランドのファッションショーも開催されました。

登場したブランドショー、左からUUIN、INF、Claudia Wang(画像提供: 台北ファッションウィーク)

また、今回初めてファッションショーが一般公開。4月26日午後9時30分から《L’Histoire et la

Couture》の夜が公式会場の松山文創園区で開催されました。JUST IN

XXのデザイナー、周裕穎氏が国立歴史博物館に所蔵される台湾初期の画家による絵画をクリエイティブ要素とし、台湾の芸術的遺産を擁する現代ファッションに取り入れました。

JUST IN XXと国立歴史博物館のコラボレーションショー《L’Histoire et la Couture》(画像提供: 台北ファッションウィーク)

パリ2024オリンピック中華民国代表公式ウェア展示

ファッションウィーク期間中、「パリ2024オリンピック中華民国代表公式ウェア」展示を行いました。デザイナー、周裕穎氏がデザインした公式ウェア、ディテールを見ることができる貴重な機会となりました。世界初の革新的なカーボンキャプチャー技術で、工場から排出されたCO2を回収し低炭素の人工繊維に変換。清涼感とゲルマニウム繊維を加えた立体ジャカード生地によって、通気性が高く、涼しく、べたつきにくいポロシャツを制作しました。

また公式ウェアの胸元には、纏花(チャンホァ)という伝統工芸で縫い上げた、中華民国を象徴する「梅の花」と、応援や激励という花言葉を持つ「菜の花」があしらわれています。纏花(チャンホァ)は台湾に古くから伝わる糸を巻いて作る手工芸で、結婚する女性が髪飾りとして身につけるものです。幸せと祝福を表す纏花で梅の花と菜の花を表現することで、全国民のオリンピック選手への応援の気持ちを表現しました。

パリ2024オリンピック中華民国代表公式ウェア(画像提供: 台北ファッションウィーク)

2024 台北ファッションウィークAW24のキービジュアル(画像提供: 台北ファッションウィーク)

「2024 台北ファッションウィークAW24」開催概要● 会期:2024年4月25日(木)ー4月29日(月)● 公式会場:松山文創園区(Songshan

Cultural and Creative Park)● 主催:行政院文化部● プロデュース:台湾コンデ・ナストグループ CNX Taiwan● 公式サイト:

https://tpefw.com/● Facebook: @tpefashionweek●

Instagram:@tpe.fashionweek● YouTube:

https://www.youtube.com/@taipeifashionweek4596

当リリースの詳細について

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