ワンインチ、大木ヘルスケアホールディングスと資本業務提携
CBDに関するルール作りや、消費者の安心と安全に向けた取り組み CBDスタートアップの株式会社ワンインチ(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:柴田耕佑、以下
ワンインチ)は、製造と販売をつなぐ中間流通の事業を行う大木ヘルスケアホールディングス株式会社(東京本社:東京都文京区、代表取締役社長:松井秀正、以下
大木)とCBD製品における開発と、製品の安心・安全の取り組みをさらなる加速を目指し、資本業務提携に合意したことをお知らせいたします。
資本業務提携の背景
ワンインチは、2018年創業の最初期のCBD(Cannabidiol:カンナビジオール、以下CBD)スタートアップとして、CBDの原料輸入・OEM受託・製品販売を行っております。
創業以来、米・CBD企業との独占契約をはじめ、CBD議連(正式名称:カンナビジオールの活用を考える議員連盟)において事業者代表オブザーバーとして提言や製品における共同声明などを提出しルールメイクに努めて参りました。2019年に日本初のCBD製品のクラウドファンディングの実施以来、CBDビールやCBDコーラの販売や、2022年には味覚糖とコラボレーションを実現しCBDグミを販売しております。
大木ヘルスケアホールディングスは、1658年(万治元年)大木五臓圓本舗創業以来、350年もの歴史を持つ会社です。需要創造型の新しい中間流通業として、新しいカテゴリーを創出することをミッションとして消費者サイドに立ち、需要を顕在化して現在はブランド商品の開発から商品調達、販売までをトータルに支えており、ドラッグストアやコンビニエンスストア、スーパーや全国規模のゼネラルマーチャンダイズストアやホームセンターやディスカウントストアなど形態を問わず様々な企業と取引をしています。
CBDを取り巻く国内状況は、昨今大きく変わろうとしています。
昨年(2023年)末、戦後最大の大麻取締法改正が公布され、2024年中には付帯するガイドラインも併せて施行する予定です。今後大麻由来成分のCBDは市場としても飛躍し、2024年には数百億円の市場、数年後には1000億円を超す市場になると見込まれています。他方で、CBDは認知率が未だ高くない状況です。上記のような市場実現のためにも、大手企業の参入と、流通の拡大は市場拡大のため急務となっておりました。
黎明期からCBDスタートアップとして、メーカー、コンサルティングなど様々な取り組みを行ってきたワンインチと、大手ドラッグストア等へのCBD製品の流通を伸ばしていた大木ヘルスケアホールディングスは、今後CBD製品に関して協業していくことで、CBD市場の拡大と活性化を実現してまいります。
資本業務提携の概要
・CBD関連製品の共同開発
・第三者企業とCBD関連製品を製品開発・卸販売する際の協働
・CBD関連製品の販路拡大に係る支援及び協力
今後の展望
両社の提携によってCBD市場をより一層活性化していくために、大木ヘルスケアホールディングスで取り扱うCBD関連製品を拡大していきつつ、取り扱うCBD関連製品については、ワンインチの原料時から製品販売時に至るまで一貫した検査を実施する「CBD安心安全スキーム(仮称)」に則ってCBD製品についての安心・安全の構築することで消費者が安心してCBD製品を使うことができる環境作りに努めてまいります。
両代表、ワンインチ投資家からのコメント
< 大木ヘルスケアホールディングス 代表取締役社長 松井 秀正 >
当社が注力するヘルスケアカテゴリーにとって、CBDの活用は有効であり、その必要性を早くから認識したうえで、既にいくつかのCBD関連商品の中間流通を担っております。
それを踏まえて、CBD関連製品の市場は非常に有望であり、今後の高い成長が見込めると同時に、何よりも大切なことは、安心・安全なCBD関連製品を生活者にお届けすることであり、法令遵守(コンプライアンス)が重要であると問題意識をもっておりました。CBD関連製品が一般流通として受け入れられるためには、CBD原料の輸入時のみならず、製造・流通・販売・消費の各時点において、法令遵守(コンプライアンス)に資する検査体制や品質基準を担保する仕組みが必要になります。
ワンインチ社は、これを実現するべく、業界標準となりうるルールの策定に取り組んでおられます。当社は、このたびの資本業務提携によりルール策定を全面的にサポートし、メーカー様によるルールの活用、ルールに基づく小売店様による適正な流通を実現して参ります。引き続き、当社の使命である、生活者の潜在需要を顕在化させるべく、新しいヘルスケアカテゴリーを創出し、新しい市場を創り出すことに努めて参ります。
< ワンインチ 代表取締役社長 柴田 耕佑 >
はじめて大木ヘルスケアホールディングス社とお会いしたのは1年ほど前となります。
当時からCBDについては、法改正や業界団体等の業界における適正化とともに、小売りや流通の拡大が健全な市場形成にとって重要であり課題であることをお伝えさせていただきました。
大木ヘルスケアホールディングス社の豊富なネットワークと我々のリソース、お互いの強みを組み合わせることにより、大きなシナジーを生み出せるものと確信しております。
CBDを日本の新産業とし、健全な市場形成に寄与できるようこれからさらに事業にブーストをかけて参ります。
< 既存投資家 KSK ANGEL FUND 本田 圭佑 >
海外では大麻の合法化や医療での利活用などが幅広く進んでいる状況です。CBDを含むカンナビノイドについては以前から関心があり、米国の別会社にはすでに投資を進めていました。ワンインチ社は日本でカンナビノイドに関する法改正を以前から進めており、日本なりの健全なCBD市場形成のためにロビイングやルール作りなど適切な利活用に向けての動きをしており、新産業創出の可能性に魅力を感じて2021年に投資を実行しました。今回の資本業務提携は、ドラッグストアやCVSへ
CBD製品が並ぶための大きなきっかけとなりうるものだと期待しております。
両社概要
ワンインチとは
【株式会社ワンインチ概要】
会社名 :株式会社ワンインチ
本社 :東京都渋谷区円山町14-9
代表者 :柴田 耕佑
事業内容 :CBD原料輸入、OEM受託、製品製造販売、CBD製品支援事業、エキスパート型コンサルティング事業
創業 :2018年10月
資本金 :4,830万円
URL :
大木ヘルスケアホールディングスとは
【大木ヘルスケアホールディングス株式会社概要】
会社名 :大木ヘルスケアホールディングス株式会社
本社 :東京都文京区音羽2-1-4
代表者 :松井 秀正
事業内容 :グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
創業 :1658年(万治元年)6月17日
資本金 :24億8,677万円 (2019年3月現在)
上場市場 :東京証券取引所 スタンダード市場 証券コード:3417
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