「きょうだいである私と親との確執~両親が亡くなって思うこと~」オンラインセミナーを開催<12月21日実施レポート>

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ぜんち共済株式会社 プレスリリース:2025年01月16日 報道関係者各位

「きょうだいである私と親との確執~両親が亡くなって思うこと~」オンラインセミナーを開催<12月21日実施レポート>

障害者向けの保険を取り扱う専門保険会社、ぜんち共済株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:榎本重秋)は、12月21日(土)に全国きょうだいの会事務局長

太田信介氏、福岡きょうだい会 小川洋子氏に登壇いただき、『きょうだいである私と親との確執』と題しオンラインセミナーを開催しました。当日の様子をレポートします。

▼開催背景障害のある人をきょうだいに持つ方々が抱える悩みは多岐にわたります。

日常生活の中で誰にも打ち明けられず、長年一人で抱え込むことも少なくなく、問題に直面した際、適切な対応方法を知らないことでさらに深刻化するケースもあります。

こうした状況に対して「全国きょうだいの会」では、同じ境遇の仲間とのつながりを提供し、孤独感の解消や課題を軽減することを目指して活動しています。

「きょうだいである私と親との確執」をテーマに実体験を包み隠さず語り合うことで気づきや悩みの共有の場がきょうだい会にあることを伝えたく本セミナーを企画しました。

▼開催概要日時 :2024年12月21日(土)10:00~11:45参加費 :無料視聴方法:YouTubeライブ登壇者 :全国きょうだいの会事務局長 太田

信介氏福岡きょうだい会 小川 洋子氏申込者数:638名

▼当日の様子

▼当日の内容第一部:講演「きょうだいである私と親との確執」 ~両親が亡くなって思うこと~小川洋子氏第二部:対談および質疑応答太田信介氏小川洋子氏▼第一部

講演「きょうだいである私と親との確執」

1.家族と成長過程●家族の特徴転勤族: 鹿児島→熊本→神戸→岡山→福岡障害児のいる家庭: 当時「発達障害」という言葉はなかった●成長過程・小学校

低学年で弟は他の子と違うという認識を持ち始める弟の多動が原因のいじめ、母親から褒められた記憶がない・中学生弟の多動が減少思春期なのに反抗した記憶がない・高校生

母親はいつも不機嫌、進学の際、多大な期待をかけられる・短大生大学編入をあきらめ就職の道へ・社会人両親との関係悪化、弟に振り回されたくないと現実逃避30代:

遅い反抗期、40代:「きょうだい児」という言葉を知る、自分の運命を呪う日々2.両親との関係

●両親の影響・母親「おねえちゃんなんだから」と過度の期待・父親弟の障害に一定の理解を示す一方で、自身との関係は希薄●両親の死後の課題・父親の逝去

母親の過干渉が加速し、父親の遺品整理を拒否・母親の急逝家の処分や弟の今後など、一人で全てを背負う状況に追い込まれる弟の障害者年金未受給が判明3. 転機

●結婚・きょうだい児

40代に結婚を真剣に考える人が現れ、交際開始3か月後にきょうだいのことを初めて話したところ「なぜ最初に言わなかったの?」と言われ、その後生まれて初めて泣きながら母親を責めた

他の家族の状況を調べる中で「きょうだい児」という言葉を初めて知り、現実を受け止めることになった●福岡きょうだい会との出会い意を決し定例会に参加

家族の現状を共有したところ、メンバーの支援で八方塞がりの状況が改善される弟のグループホーム入所、相続手続き、障害者年金申請、遺品整理の完了

●きょうだい会入会後の変化弟と共にそれぞれの人生を歩み出す弟:グループホームへ入所、大好きな仕事をし、天真爛漫に暮らしている私:夢だった社会人大学生に

4.「きょうだい」の現実とメッセージ

●現実親から生き方を強いられている世話に追われているきょうだいの人生に決定権を持ってしまう●小川さんからメッセージ親御さんへ

子どもの本当の幸せを一度考えて、子どもの人生をそっと見守ってほしいきょうだいへ自分の人生を自分の意思で決定することをあきらめないでほしい

思い通りに生きているのだろうか?と疑問を持ち、自分軸で考え、意思を貫いてほしい▼第二部対談および質疑応答

太田:きょうだいとして共感することがたくさんありました。幼少期に「おねえちゃんだから」と言われ続けたことは年齢を重ねてもプレッシャーが残って

いるものではないですか?小川:どうしていこうかと、今では考え方を変えている。行政・福祉のプロを挟むと何とかなるのではないかと覚悟をしている。

太田:幼少期から言われたのは重荷になった。気持ちとしてはわかるが、親御さんからどう言ってもらいたいと思いますか?

小川:まずその子の話を聞いて欲しい。子どもは大人のように言語化できないので、気持ちを引き出せるような質問を投げかけながら受容することが大事だと思います。

太田:親の想いを背負う必要はないというフレーズがあったが、親御さんに対しての批判的に聞こえる部分があるので、もう少しかみ砕いてお話してもらえますか。

小川:現実逃避していた身でもあったので、障害福祉がどう回っているかが全く分からなかった。

専門家を最大限に生かして意見を取り入れながら解決策を見つけていくほうが荷物を一個ずつ降ろすきっかけになっていく。

早いうちから知って勉強していったほうが、私みたいな苦労をすることがないと思います。質疑応答

限られた時間の中ではありましたが、事前にいただいた質問に丁寧にお答えいただきました。▼参加者の声

・きょうだい児としての経験と環境や気持ちなどをお聞きできて、親として健常のきょうだいに対しての接し方の参考に非常になりました。

・自分がやりたい事をするようにと言ってきましたので、今日のお話を伺って間違っていなかったとほっとしました。

・本音が聞けて良かったです。つらさがそのまま伝わりました。・きょうだいの飾らない言葉で、不安・辛さ・悲しさ・怒りを伝えてくださり、ありがとうございました。

・児童発達支援センターとして、きょうだいの先を見据えた支援の参考になりました。▼全国きょうだいの会について詳しい情報はホームページをご覧ください。

https://kyoudaikai.com/▼ぜんち共済が目指すもの

今後もオンラインセミナー等の情報提供を通じて関係者、社会の皆様の理解を深め、誰にも優しい社会の創造を目指してまいります。ぜんち共済ホームページ

https://www.z-kyosai.com/【会社概要】社 名 :ぜんち共済株式会社所在地

:東京都千代田九段北3-2-5九段北325ビル4階代表者 :代表取締役社長 榎本 重秋事業内容:少額短期保険業(関東財務局長(少額短期保険)第14号)URL :

https://www.z-kyosai.com/

https://www.z-kyosai.com/ 当リリースの詳細について

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