子ども主体の保育のカギとなる環境の構成と再構成、その具体的なノウハウが満載!『子どもの育つ力をひきだす 保育環境の実践アイデア』6月6日発売

世界文化社は、保育書『子どもの育つ力をひきだす 保育環境の実践アイデア』(田澤里喜・亀ヶ谷元譲/共著) を6月6日(木) に発売します。

保育者が教え込む教育から、子どもが自ら学ぶ教育へ。大人が育てよう、教えようとするのではなく、子ども自身の育つ力を信じて、その力を十分に発揮できるような環境工夫やアイデアを考え出すこと。

本書は、子どもが自ら学ぶ保育環境の実例を豊富な写真で紹介するとともに、これからの時代の保育者の役割を、わかりやすく示します。

* 環境構成の工夫とアイデアを具体的に紹介

■廃材利用の工夫

空き容器、空き箱、ラップなどの芯……。廃材は子ども達にとって身近で手軽な教材です。では廃材はどのように子ども達のあそびを支えているのか?

そして廃材を扱うときに保育者はどんな配慮が必要なのでしょうか?

* 保育実践を10の姿で考察

■色水あそびを振り返る

期待と不安が入り混じった4月。子ども達が「色水あそび」をとおして安心感を持ち、のびのびと自己発揮する、東京都・東一の江幼稚園の実例を紹介したのち、園長である著者・田澤先生と担任の先生が振り返ります。

* CONTENTS 本書もくじ

1章●環境構成の工夫とアイデア

物的環境1・廃材利用の工夫/物的環境2・自然物の活用と工夫

人的環境1・保育者同士で環境構成を学ぶ/人的環境2・地域の人や保育者などの「得意」を生かす

空間的環境1・効果的な「見える化」/空間的環境2・片付け方・保育室の使い方の工夫

時間的環境1・一日の生活の流れ/時間的環境2・あそびや生活を共有する

文化的環境1・行事と日常/文化的環境2・業務負担の軽減

コラム1・保育における「環境」とは?

2章●保育実践を10の姿で考える

色水あそび(東一の江幼稚園)/ダンゴムシ(宮前おひさまこども園)/恐竜の化石(東一の江幼稚園)

アリ(宮前幼稚園)/水あそびから車の修理ごっこへ(東一の江保育園こすもす)

電車ごっこ(宮前幼稚園)/いいにおい! (東一の江幼稚園)/紙飛行機を飛ばしたい!(東一の江幼稚園)

Rくんのために コマ大会(宮前幼稚園)/高いもの作ろう(東一の江幼稚園)

ウェディングドレス作り(宮前幼稚園)

コラム2・東一の江こども園が大切にしていること 宮前幼稚園・宮前おひさまこども園が大切にしていること

3章●もっと環境の工夫を

お店やさんごっこ(東一の江幼稚園)/保育者の「あそび心」(東一の江幼稚園)

園庭あそびに、ひと工夫(さくらい幼稚園)/「使いやすい 片付けやすい環境」(双葉の園ひがしやま保育園)

行事と日常のつながり(宮前おひさまこども園)/造形あそびが活発になる環境作り(RISSHO KID’Sきらり)

地域資源の活用(花小金井愛育園)/運動したくなる環境を作る(まどか幼稚園)

ごっこあそびを発展させるには……(かほるこども園)/保護者との連携(白梅学園大学附属白梅幼稚園)

あそびをクラスで共有する(南大野幼稚園)/園内研修(綾南幼稚園)

座談会「よりよい保育環境を作るために」

* 著者プロフィール

田澤里喜●たざわ さとき

玉川大学教育学部教育学科教授。東一の江こども園園長。保育実践現場における保育方法や実践、特に遊びについての研究。また、幼稚園、保育園などの園長の仕事のあり方などについての研究も併せて進める。

おもな著書に『子ども主体の保育と保育者の役割』(単著)、『幼児教育から小学校教育への接続』(共著・いずれも世界文化社)など。

亀ヶ谷元譲●かめがや もとのり

宮前幼稚園・宮前おひさまこども園副園長、洗足こども短期大学非常勤講師他。関東・関西の私立幼稚園勤務を経て宮前幼稚園に入職。子どもたち一人ひとりが輝く園生活を目指して、職員との対話を大切にしながら保育を紡いでいる。

共著に『あそびの中で子どもは育つ』(世界文化社)、『ヴィジブルな保育記録のススメ』(すずき出版)など。

* 刊行概要

PriPriブックス

『子どもの育つ力をひきだす 保育環境の実践アイデア』

■発売日:2024年6月6日 (水)

■定価:2,860円 (税込)

■著者:田澤里喜・亀ヶ谷元譲

■仕様:AB判/128ページ

■発行:株式会社世界文化ワンダーグループ

■発行:株式会社世界文化社

https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/24705.html

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/441824705X/sekaibunkacom-22

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