放課後等デイサービスの理学療法士による小児発達学の非常勤講師活動
放課後等デイサービスの理学療法士による小児発達学の非常勤講師活動 理学療法士の卵に向け「子どもたちの未来」を作るきっかけを
発達障がい児のための運動教室「まかろんキッズ」を運営する、株式会社MACARON
CARE(福岡県福岡市)では、これから活躍する理学療法士へ向けた講演を積極的に行っています。今回、当事業所理学療法士である松本の母校である「麻生リハビリテーション大学校」に特別講師として講演依頼を受け、「発達人間学」にて【発達障がいと理学療法】についての特別講義を実施しました。
◆講義の概要
「麻生リハビリテーション大学校」に通う学生に向けた特別講義では、障がい児の発達支援を行う【放課後等デイサービス「まかろんキッズ」】に所属する『理学療法士』として、「発達障がい」のリアルや「どのように理学療法士が関わるのか」についての講義を行いました。学生時代からリアルな臨床に触れる事で、働き方の幅や療法士として子どもと関わる可能性についてを伝えました。
◆講義の目的
昨今、発達障がいという言葉が多く聞かれるようになったように、学校・社会生活に困りごとを抱える子どもや大人が増えています。実際に文部科学省の調査でも、全国小中学校の生徒数の8.8%は発達障がいがある可能性が高いことがわかり、今後ますます個性に応じた支援策の充実が課題になると指摘ことが明らかになっています。
児童福祉施設(放課後等デイサービス)において、発達障がい児に対する支援を行う理学療法士が必要とされる一方で、ほとんどの理学療法士が病院や高齢者施設での勤務者が多く、経験のある理学療法士が児童福祉業界には少ない現状があります。そのため、放課後等デイサービスの「現
理学療法士」として、理学療法を学ぶ学生のうちから発達障がい児に向けた支援を知ってもらうことで、これからの理学療法士たちの活躍する場が広がること。そして児童福祉分野に興味のある若い理学療法士を増えることで、「子供たちの明るい未来」をつくる礎を築くことが出来ると考えています。
◆講義内容「発達障がいと理学療法について」
福祉の学校の単位でも「発達障がい」は少ない分野であるため、まず「発達障がいとは何か?」を知ってもらうために、発達障がいの種類、障がいが生じる原因、どのような特性(症状)があるのか、どのように支援しているのかについての講義を行いました。
発達障がいの原因としては、特に「神経回路」が主であると言われています。身体の中の道路である「神経」は、視覚や聴覚、触覚など様々な情報を脳に集約していますが、この神経に何らかの不具合が生じている事で、脳への感覚情報が偏り、感覚が鈍い、あるいは過敏になるなどが発生していると言われているためです。
このような特性と原因を知ったうえで理学療法士が児童を理解するための方法として、感覚統合理論(触れる、聞く、見るなどの感覚が統合、調整されることで、身体のバランスやイメージ、さらに情緒の安定や他者理解、コミュニケーションにつながる)があります。
それぞれの感覚にある問題を、発達段階に応じて発達させていくことで身体のイメージ形成につながり、それら感覚を発達、調整していくことで、学習中の姿勢やボール遊び、縄跳びといった全身を協調して使う運動の発展につながること、さらには将来的な情緒や社会性などのコミュニケーションの発展につながると考えられるからです。
そういった「発達障がい」の原因と、「理学療法士だから出来ること」について、順を追って学生に伝え、実際に学生たちとディスカッションを行うことで、より発達障がいの子供たちを理解するきっかけとなるように、講義を行いました。
◆「小児理学療法」への受講生の反応・イメージ
今回の講義では、学生が学校で学んだ知識を活かしてどのように支援するのかを自ら学んでもらうため、グループワークやディスカッションなどを実施しました。
【講義実施前のコメント】
「何をすればいいか分からない」
「子どもの分野は難しそう」
「分からないから怖い」
【講義実施後のコメント】
「発達障がいの分野のイメージが沸いた」
「発達障がい分野のボランティア等があれば参加したい」
グループワークやディスカッションを通して自ら思考するプロセスを踏んだことで、ネガティブなイメージからポジティブで具体的な言葉も聞くことができました。
◆講師を通じての学び
放課後等デイサービスの理学療法士として、発達障がいに対する理学療法に触れる機会の提供と医学的根拠に基づく理学療法を提供する人材、人の未来を作る理学療法士を育成する事が先輩理学療法士としての責務であると考え、講義にあたることができました。
今回の特別講師を通じて、理学療法士の学生と交流する事が出来ましたが、私が学生の頃には「発達障がい」の分野の授業は無く、ここ数年の時代の変化とともに生まれたPTの新たな分野であるため、現役学生にとっても、イメージしづらい分野である事が改めて分かりました。
講師として、現役学生たちの実情を把握することで、障害福祉現場での医学的根拠に基づく支援方法を明確に伝えることで、自身の支援の振り返りや業界の発展に繋がると確信しました。
今後、母校の講師として、自身の成長に加え未来の児童福祉分野の発展に繋がるよう、尽力していきます。
株式会社MACARON CARE
理学療法士 松本
<株式会社MACARON CARE 代表メッセージ>
※まずは、当事業所理学療法士である松本が母校の講師として学生に関わる機会を頂けた事に麻生リハビリテーション大学校様へ感謝申し上げます。
株式会社MACARON
CARE理学療法士が作る放課後等デイサービス「まかろんキッズ」事業を中心として、リハビリテーション職の働き方、人への関わり方を作り、職域と可能性を広げることを目的に教育事業を実施しています。当事業所理学療法士の松本を中心に、学生が実際の利用者、患者様に触れる機会を増やし、リアルを伝える活動を継続していきます。
最後に、夢に向かって挑戦する理学療法士を増やし、笑顔溢れる業界を作ることで、福祉業界の笑顔革命を起こしていきます。
■MACARON CAREについて
株式会社MACARON CARE(福岡県福岡市 代表取締役 森下 宏
)が運営する放課後等デイサービス「まかろんキッズ」では、以下の3つの理念を掲げ、子ども達の支援に携わっています
1.福祉を通じて子供の未来を作る
2.運動で子どもの自信と主体性を伸ばす
3.福祉業界をもっと楽しいものへ
預かり中心の放課後等デイサービスではなく、『療育の視点』をもったサポートを提供できる事業所を増やし、設立3年10店舗を目標に、全国へ「まかろんキッズ」を展開し、日本中に理学療法士がつくる「科学的根拠」に基づいた運動療育を提供していきたいと考えています。
また、運動が好き、もっと上手になりたい、高いレベルを目指したいといった子ども達の為のアスリートコースを、現役トレーナーである代表
森下を中心に作っていく予定です。将来のパラリンピック選手育成にも力をいれていきたいと考えています。
<まかろんキッズ 教室一覧>
●松崎教室(2022年1月オープン)
住所:〒813-0035福岡県福岡市東区松崎三丁目4番20号102
電話番号:092-410-5066 (固定)/090-2962-1056 (携帯)
●舞松原教室(2023年3月オープン)
住所:〒813-0042福岡市東区舞松原2-11-12 KPビル2階
電話番号:092-410-4379 (固定)/090-2855-1056 (携帯)
公式HP:
https://macaron-care.com/macaron-kids/
公式TIK TOK:
https://www.tiktok.com/@macaronkids
公式Instagram :
https://www.instagram.com/macaronkids0201/
もりぱん先生 公式TIK TOK:
https://www.tiktok.com/@moripan7
もりぱん先生 公式Instagram :
https://www.instagram.com/moripan.macaronkids/
<株式会社MACARON CARE>
会社名:株式会社MACARON CARE
本社住所:〒813-0035福岡市東区松崎3丁目4番20号-102
電話:092-410-5066(まかろんキッズ松崎教室)/090-2962-1056(携帯)
FAX :092-410-5066
代表取締役 森下 宏
事業内容:障がい福祉サービス事業・発達障がい児のための運動教室「まかろんキッズ」
公式HP :https://macaron-care.com/
<本リリースに関するお問合せ先>
株式会社MACARON CARE 広報担当 中村(080-5582-0132/携帯)
Fax:092-410-5066
Mail:[email protected]
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