東京都令和5年度事業でインバウンド富裕層をターゲット 八丈島の魅力を引き出す旅行プランを企画開発
美しい自然、歴史と文化、食、アクティビティ、魅力たっぷりの日本の地域 島しょ地域でサステナブルツーリズムを推進
サステナブルツーリズムを国内で推進するインバウンド旅行コンサルティング会社Tricolage株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO:ベンジャミン
ウォン)は、東京都の令和5年度事業である「東京島しょ地域のアクセス多様化に向けた企画検討業務」において、インバウンド富裕層をターゲットに八丈島の自然、歴史、文化を活かした持続可能な旅(サステナブルツーリズム)を、地域の事業者と共に企画しました。当社が企画したツアーは事業受託事業者であるランドブレイン株式会社の運営により、2023年12月8日~10日の2泊3日で、富裕層旅行企画運営を手掛けるチェコ、イギリス、イタリア、3ヶ国の旅行代理店3名を招聘してファムトリップを実施、高い評価をいただきました。
今回、富裕層をターゲットとしたプランを企画するにあたり、当社が得意とするサステナビリティの視点で、地域文化や八丈島の豊かな自然に触れる体験といった要素を、心身をつかって五感全体を通じて投げかけていくことで、八丈島のポテンシャル・魅力を活かした特別な体験ツアーを企画いたしました。
八丈島は東京都に属する島で、伊豆諸島の中で2番目に大きな島です。東京都心からは離れた位置にあり、東京湾から南約290キロメートルの太平洋上に位置しています。すぐ近くには暖かい黒潮が流れ、冬は温暖で夏はそれほど暑くなりません。八丈島は、美しい自然、歴史と文化、海産物をはじめとした美味しい食材、温泉、アクティビティの多様性など、さまざまな魅力を持つ島です。
コロナ禍以降回復基調を見せる観光産業では、オーバーツーリズム等の観光公害が問題視されています。当社は、グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC:Global
Sustainable Tourism Council)が認定した第三者国際認証機関の一つControl Union
Certifications(本社:オランダ)より日本で初めて認証を取得した旅行会社です。今回サステナブルな意識を軸に、八丈島を舞台に、旅行者と地域をつなぐ旅を企画しました。
※サステナブルツーリズムとは、「訪問客、産業、環境、受け入れ地域の需要に適合しつつ、現在と未来の環境、社会文化、経済への影響に十分配慮した観光」を意味します。引用:国連世界観光機関(UNWTO)
【八丈島 ファムツアー概要】
本ツアーは、東京都令和5年度事業「東京島しょ地域のアクセス多様化に向けた企画検討業務」において、海外富裕層をターゲットとして企画しました。八丈島ツアーガイドの岩崎由美氏と共に企画し、ツアー中の地元ガイドとして案内いただきました。通訳は元八丈町国際交流員であり、リトアニア出身のジュカウスカイテー・アスタ氏に依頼し、八丈島の住民や事業者の協力のもと実施いたしました。ツアーでは地元事業者とゲストとの意見交換の設置。双方からのアンケートも実施し、インバウンド観光の未来について模索するための調査を行なっています。
八丈島ファムトリップ旅程(催行日:2023年12月8日(金)~10日(日))
■1日目: 八丈島の文化と歴史を知る
・ まち歩きと玉石垣職人による案内
島にとって重要な神社、古くから島に住む人々がひとつひとつ苦労して積み上げた玉石垣。島に残されている景観とともに、地域の歴史を玉石垣職人のお話から学びました。
・ 黄八丈の歴史を学び染め体験
古くから伝わる織機と現代の織機を見学し、黄八丈がこの島でいかに重要な役割を担ってきたかを黄八丈職人に学びます。世界でも珍しい草木による染めの一部を体験し、黄金色に輝くスカーフをお土産として持ち帰っていただきました。
・ うみかぜ椎茸収穫体験
八丈島の気候と環境が生み出す「うみかぜ椎茸」の生産者に、その理由やなぜ椎茸栽培を始めたかのお話を伺いました。ここの椎茸を普段から仕入れているシェフとともに椎茸を収穫し、その椎茸は夜のディナーのために持ち帰りました。一部はその場でグリルしきのこ本来の味を楽しみます。
・ イタリア大使館御用達シェフによる八丈島産プライベートディナー
八丈島にゆかりのあるシェフを招き、八丈島産の食材をふんだんに使ったイタリア料理をゲストに提供。本格的な料理に生まれ変わった当日収穫した椎茸に舌鼓を打ちました。
■2日目:八丈島の自然とローカルとの交流
・八丈富士トレッキング
トレッキングガイドと共に、山頂を目指してトレッキングを楽しみます。登山道で見える八丈島ならではの植物の解説とともに、島の自然に浸ります。頂上から眺める火口の緑の美しさ、厳かに佇む浅間神社、目前に広がるヤマグルマなど、自然と文化を五感で楽しみました。
・ レモン農園見学
八丈島の名産品であるレモンの農園を見学。生産者の苦労や思いについてのお話を直接聞き、その場でレモンを味わいました。
・ 地域住民との交流
八丈島のレモンを使ったドリンクやおつまみを楽しみながら、地域の住民や事業者が集まって意見交換。ゲストから八丈島におけるインバウンド観光の将来性と課題について意見を共有し、地域の人々からゲストへ直接質問を投げかけるなど、活発な交流を行いました。
・ 太鼓演奏と体験
南原千畳敷から眺める美しい夕陽を楽しんだ後は、ゲストと地域の住民全員で八丈太鼓の大迫力な演奏に聴き入ります。八丈島に移住した外国出身の太鼓奏者よりゲストへ八丈太鼓について説明し、ゲストが参加しての演奏体験を通して一体感を生み出しました。
■3日目:島の日常を体験
・八丈小島周遊漁船クルーズ
今は無人島の八丈小島に向かって漁船で出港。ガイドと共に島へ上陸し、クロアシアホウドリの繁殖に影響を与えない範囲で散策をしました。過去人々が住んでいた形跡について話を聞き、昔どのように人が暮らしていたかに思いを馳せます。漁船に再度乗り込んで八丈小島を一周し、改めて八丈島周辺の大自然を眼前に体験しました。
・地元の名物女将と島寿司作り
八丈島の暮らしに触れるべく、昔ながらの民家で島寿司作りを体験。名物女将の地元おばあちゃんとゲストの言葉を超えた交流で、島の暮らしを体験しました。
・地元焼酎飲み比べ
八丈島名産品の一つである焼酎を、角打ちスタイルでテイスティング。地元酒屋オーナーからその特徴や美味しい飲み方についての話を聞きながら、島の味を堪能しました。
【ツアー参加者コメント】
I’d like to thank you and the whole Tricolage team for having me on this
wonderful FAM trip to Hachijo-jima island. I really enjoyed it and experienced
many things that will last a lifetime. The organization was very smooth so very
well done to everyone involved!
八丈島への素晴らしいファムトリップに参加させていただきありがとうございました。本当に楽しく、一生の思い出になるようなことを多く体験できました。運営も非常にスムーズでした。
…..
Their goal is to increase luxury tourism not only to this island, but also to
other Izu islands. I tried many exciting experiences, explored ideas for further
development with local stakeholders, and shared insights with the Tokyo
Metropolitan Government.
この事業の目的は、八丈島を含めた伊豆諸島全体への富裕層インバウンド旅行客を誘客することです。私はさまざまな面白い体験を踏まえ、地元の関係者や東京都と、ツーリズムのさらなる発展に向けて意見交換をしました。
トリコラージュについて
サステナブルな旅を通じて、
幸せを実感できる世界を目指しています
トリコラージュは、日本と世界の持続可能な観光を推進することを使命としています
旅は、環境や社会に悪影響を及ぼすことなく、社会的・文化的・経済的に良い変化をもたらす力であると信じています。
革新的でサステナブルな旅を通して、すべての人に笑顔をお届けします
旅行による温室効果ガス量の最小化、計測とオフセットー 訪問先の人々や地域に敬意をー 持続可能な社会の実現を目指す事業パートナーと共に
トリコラージュは、世界が一変した2020年にスタートしました。
パンデミックによって、私たちが世界にもたらす環境への影響について、人々は以前にも増してより意識するようになりました。私も皆さんと同じように、どうすればより良く、
より持続可能な未来を築くことができるのか、自問自答する日々を過ごしていました。
旅は私の情熱そのものです。幸運なことに、私自身旅を通して世界の多様性を体験してきました。この情熱があったからこそ、数え切れないほどの豊かな経験を得ることができ、また人生観までも変わりました。旅の醍醐味は消費や浪費にあるのではなく、現地の人々と物語を共有しながら彼らの生活様式や文化を守る一助となり、そしてその人々や環境に最大限の敬意をもって接することにあるのだ
ー 世界中を旅する中で、私はこう考えようになりました。
この情熱をもって、世界をより良くするお手伝いができたら、素晴らしいことだと思いませんか?
ホスピタリティ業界で働く日本人の友人、史子と食事をしていたある夜のことー。彼女は、旅行者と受入地域との間に溝があることに悩んでいるようでした。旅行会社はお客様の希望に応え楽しんでもらうことを常に考えているけれども、地域事業者や住民への声は見落とされがちで、その結果、観光が受入地域に負担をかけることがあるのだとー。彼女は、観光と地域社会の双方に利益をもたらす方法を探していたのです。
それが、私たち2人が共通の目的を見つけたと感じた瞬間でした。
これが、私たちの物語の始まりです。旅行者自身の価値を反映したより良い旅を通して、すべての人がもっと持続可能な未来を築けるようになるために、トリコラージュは設立されたのです。
一緒に、より良い旅をしませんか?
代表取締役CEO ベンジャミン ウォン
【会社概要】
会社名 Tricolage株式会社 (読み:トリコラージュ)
設立 2020年
代表 代表取締役CEOベンジャミン ウォン
資本金 450万円
住所・アクセス 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1−10−8 渋谷道玄坂東急ビル1階
WEBサイト
https://www.instagram.com/tricolage_travel/
https://www.facebook.com/tricolagetravel/
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません