楽天、三菱、ドコモ、三井住友…100兆円ビジネス「共通ポイント」の熾烈な覇権争いを描く迫真のノンフィクション『ポイント経済圏20年戦争』発売

世界にも類を見ないポイント大国といわれる日本。企業やビジネスの命運を握る「ポイント経済圏」はどのように生まれ飛躍を遂げたのか?計153社、総勢188人が実名で登場――関係者への徹底取材を基に100兆円ビジネスを巡る覇権争いを描いた『ポイント経済圏20年戦争』がダイヤモンド社より発売されます。

著者:名古屋和希 『ポイント経済圏20年戦争』(ダイヤモンド社刊)

著者:名古屋和希 『ポイント経済圏20年戦争』(ダイヤモンド社刊)

「ダイヤモンド・オンライン」の大反響連載を、大幅加筆してついに書籍化!

楽天ポイント、Ponta、dポイント、Vポイント、PayPayポイント……五大経済圏の攻防戦

現金のように至るところで利用できる「共通ポイント」の経済圏は、今や100兆円規模に膨らんでいます。しかし、日本初の共通ポイントである「Tポイント」が誕生した2003年当時、ポイントは単なる「おまけ」で、経済圏をつかさどる存在ではありませんでした。ところが、この20年間で多種多様な業種やサービス、リアルとインターネットの垣根を越えた巨大な経済圏へと発展し、さらには購買データに代表されるビッグデータの存在によって、ポイント経済圏はビジネスや企業の命運を左右する超重要な「エコシステム」になっています。

本書は、ポイント経済圏を巡る五大陣営を中心に攻防の内幕を描いたノンフィクションです。最初にポイント経済圏の礎を築いたのがTポイントであり、そこに三菱商事が主導するPonta(ポンタ)が参戦。その後、楽天やNTTドコモに続き、ソフトバンクグループがPayPay(ペイペイ)ポイントを投入。激しい戦いの末に、先駆者だったTポイントは、24年に三井住友フィナンシャルグループにのみ込まれる形でVポイントに統合され、消滅しました。

合従連衡や追い落とし、裏切り、謀略……ポイント経済圏を巡る熾烈な争いを徹底取材。登場するプレイヤーは、商社、金融、通信・IT、石油元売り、小売り・外食、アパレルなど計153社188人にのぼります。企業がこぞって「共通ポイント」を軸に大きな戦略を打ち出す今、消費に紐づく巨大ビジネスである「ポイント経済圏」という概念は、ビジネスの道理を読み解くうえで欠かせない重要なテーマです。

■目次

第一章 Tポイント誕生

第二章 ポイント経済圏の黎明

第三章 巨大経済圏への難路

第四章 ポイント前夜

第五章 新たな経済圏の胎動

第六章 TポイントVS楽天

第七章 楽天経済圏の躍進

第八章 五大経済圏の攻防

■著者プロフィール

名古屋和希(なごや・かずき)

1979年東京都生まれ。2004年慶應義塾大学経済学部卒業後、産経新聞社入社。08年に日本経済新聞社に入社し、経済部と企業報道部で中央省庁や金融機関、企業などを取材した。11年の東日本大震災時に特別取材班記者として被災地に半年間駐在。17年に退社し、フリー。20年英カーディフ大学大学院優等修士号(政治コミュニケーション)取得。21年にダイヤモンド編集部に加入し、22年よりダイヤモンド編集部副編集長。

■『ポイント経済圏20年戦争』

著者:名古屋和希

定価:1980円(税込)

発売日:2024年10月16日

発行:ダイヤモンド社

判型:四六判・並製・264ページ

https://www.amazon.co.jp/dp/4478121176

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