生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクル- 最新の研究動向と技術シーズ - 監修:小西 康裕 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
最新の研究動向と技術シーズ – 監修:小西 康裕 発行:(株)シーエムシー・リサーチ
金属資源の安定供給に向けて、微生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクルについての最新研究動向、技術シーズを把握できる、GX技術、循環経済にむけた開発に必携の一冊!
材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、
https://cmcre.com/)では、このたび「微生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクル-
最新の研究動向と技術シーズ -」と題する書籍を2024年3月31日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、本体(白黒)80,000 円(税込 88,000 円)、書籍とCDセットの定価はセット本体 + CD(カラー)100,000 円(税込
110,000 円)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下の弊社サイトをご覧ください。
【新刊案内】微生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクル- 最新の研究動向と技術シーズ –
Biotechnological Recycling of Rare and Precious Metals – Latest Research Trends
and Technology Seeds –
★バイオ分離技術をベースにした微生物でのレアメタル・貴金属リサイクルの最新研究動向、技術シーズの集大成!
【本書の特徴】
➢ レアメタル・貴金属をもリサイクルする資源循環システム!
➢ 生物学を基盤とする金属リサイクル技術!!
➢ 国内研究者による研究成果の集大成!
➢ 金属資源循環におけるGX技術の研究開発にも繋がる技術たち!
➢ バイオ分離技術をベースにしたレアメタル・貴金属リサイクルに係る最新の研究動向!
◎刊行に寄せて
金属資源を海外に大きく依存せざるを得ない状況のなかで、都市鉱山(使用済み家電、電子機器、触媒、工業廃液等)に含まれる希薄なレアメタル・貴金属をもリサイクルする資源循環システムを構築し、自給体制を強化することは重要なテーマである。しかしながら、地金価格が高い貴金属を回収すれば大きな利益が見込めるにもかかわらず、その国内リサイクル率(リサイクル量/国内需要量)は低調に推移している。この「もったいない」現状から脱却して金属資源の安定供給確保を図るためには、都市鉱山に低濃度で存在するレアメタル・貴金属を高効率に低コストでリサイクルできる脱炭素型技術の研究開発が俟たれるところである。
当書は、従来の金属リサイクル技術とは発想を異にする「生物学を基盤とする金属リサイクル技術」の研究開発を目指して、その技術シーズとなる「微生物機能を活用するレアメタル・貴金属等の分離回収(バイオソープション、バイオミネラリゼーション等)」について、国内研究者による研究成果を集大成して出版したものである。これらのバイオ技術シーズは、常温・常圧下での微生物機能を利用してレアメタル・貴金属を高効率に分離濃縮・回収できることを示唆するものであり、金属資源循環におけるGX技術の研究開発にも繋がるものとして期待できる。
サーキュラーエコノミー(循環経済)への移行に関心が集まる昨今、幅広い分野の産業に不可欠なレアメタル・貴金属を対象としたバイオ湿式リサイクルは、脱炭素型資源循環システムの開発に向けた取り組みとして、「ものづくり」に携わる方々にとって興味深いテーマであろう。当書は、バイオ分離技術をベースにしたレアメタル・貴金属リサイクルに係る最新の研究動向を把握しようとする際にも、大いに役立つものと確信している。また当書を通して、金属資源・素材分野における微生物機能の活用について、関心を寄せる研究者や技術者が数多く現れることを期待する。
最後に、ご多用にもかかわらず、貴重な時間を充てて本書にご執筆いただいた先生方に深く御礼申し上げます。
大阪公立大学 小西康裕
■ 微生物機能を活用したレアメタル・貴金属リサイクル- 最新の研究動向と技術シーズ –
■ 発 刊:2024年3月31日発行
■ 監修:小西 康裕
■ 定 価:本体価格 本体(白黒)80,000 円(税込 88,000 円)
本体 + CD セット 本体 + CD(カラー)100,000 円(税込 110,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・本文198頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-50-7
詳細、お申し込みはこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/122164/
【執筆者一覧】
谷 幸則 静岡県立大学 食品栄養科学部 環境生命科学科 教授
宮田直幸 秋田県立大学 生物資源科学部 生物環境科学科 教授
保倉明子 東京電機大学 工学部応用化学科 教授
高野 力 国立大学法人 北海道大学 大学院工学研究院 助教
青柳秀紀 指定国立大学法人 筑波大学 生命環境系 教授
中島一紀 国立大学法人 北海道大学 大学院工学研究院 准教授
川崎 了 国立大学法人 北海道大学 大学院工学研究院 教授
鶴田猛彦 八戸工業大学 工学部工学科 教授
東 雅之 大阪公立大学 大学院工学研究科 教授
尾島由紘 大阪公立大学 大学院工学研究科 准教授
小西康裕 大阪公立大学 理学研究科 客員研究員,名誉教授
蓑田 歩 指定国立大学法人 筑波大学 生命環境系 助教
Bhatnagar Sharad 指定国立大学法人 筑波大学 生命環境系 博士研究員
Nobchulee Nuanaon 指定国立大学法人 筑波大学 生命環境系 職員
黒田真史 常葉大学 社会環境学部社会環境学科 准教授
池 道彦 大阪大学 大学院工学研究科環境エネルギー工学専攻 教授
大塚 治 (株)ケー・エフ・シー 技術部
芝浦工業大学 メタルバイオテクノロジー共同研究講座 特任准教授
山下光雄 芝浦工業大学 学長室 シニア教授
山本兼由 法政大学 生命科学部・マイクロナノテクノロジー研究センター 教授
松本拓也 大阪公立大学 大学院工学研究科 助教
荻野博康 大阪公立大学 大学院工学研究科 教授
林 秀謙 公立大学法人 前橋工科大学 工学部 生命工学領域 准教授
田村厚夫 神戸大学 大学院理学研究科 准教授
飯田禎弘 神戸大学 大学院理学研究科 学術研究員
【本書の構成および目次概要】
☆本書の詳細な目次はこちらから!
https://cmcre.com/archives/122164/
第I編 バイオソープション(バイオ吸着)
第1章 Mn(II)酸化真菌によるバイオMn酸化物形成能を利用したレアメタル回収 谷 幸則,宮田直幸
第2章 単細胞藻類によるテルルおよびセレンの回収とその蓄積機構 保倉明子
第3章 耐酸性細菌による強酸性溶液からの有用金属の回収 高野 力,青柳秀紀,中島一紀,川崎 了
第4章 Pseudomonas saccharophilaによるタングステンの回収 鶴田猛彦
第5章 リン酸化酵母によるレアアースの回収 東 雅之,尾島由紘
第6章 パン酵母による酸性溶液からの貴金属・レアメタルの分離回収 小西康裕
第7章 微生物における貴金属の選択的回収機構 蓑田 歩
第8章 シワネラ属細菌を利用する酸性水溶液からの典型金属元素(In, Ga)の分離回収 小西康裕
第II編 バイオミネラリゼーション(バイオ粒子化)
第1章 微生物細胞の成分を活用した金属ナノ粒子の作製 Bhatnagar Sharad,Nobchulee Nuanaon,青柳秀紀
第2章 細菌のカルコゲン代謝を活用した環境適合型半導体ナノ粒子の合成 黒田真史,池 道彦
第3章 シワネラ属細菌を利用する白金族金属のバイオ湿式リサイクル 小西康裕
第4章 メタルバイオテクノロジーを活用したセレン汚染処理,再資源化技術の開発 大塚 治,山下光雄
第III編 微生物細胞レベルからのアプローチ
第1章 HoSeI法で単離したゲノム編集大腸菌によるパラジウム資源化 山本兼由
第2章 大腸菌によるレアメタルイオンの還元および吸着に関する遺伝子の探索 松本拓也,荻野博康
第3章 セシウム蓄積細菌とセシウム除去 林 秀謙
第IV編 バイオマスの応用
第1章 人工設計ペプチドを用いたレアメタルの選択回収 田村厚夫,飯田禎弘
☆目次の詳細とお申し込みはこちらをご覧ください↓
https://cmcre.com/archives/122164/
◎CMCリサーチ刊行関連書籍のご案内
(1) 世界のレアメタルリサイクル 最新業界レポート
https://cmcre.com/archives/108906/
■ 発 行:2023年1月31日
■ 定 価:冊子版 180,000 円(税込 198,000 円)
セット(冊子 + CD) 240,000 円(税込 264,000 円)
★ メルマガ会員:定価の10%引き!
■ 体 裁:A4判・並製・267頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-35-4
☆詳細とご購入はこちらから↓
https://cmcre.com/archives/108906/
☆書籍の詳細一覧、ご購入はこちらから!↓
https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
☆続々追加中!
☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません