リアルテックファンド、自己免疫疾患や感染症に対する検査薬・治療薬の研究開発を行うRevorfへの出資を実施
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Capital Japan プレスリリース:2024年10月31日 報道関係者各位
リアルテックファンド、自己免疫疾患や感染症に対する検査薬・治療薬の研究開発を行うRevorfへの出資を実施
UntroD Capital Japan株式会社(所在地:東京都港区、代表:永田
暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、独自のバイオ技術と情報解析技術を融合させた検査事業・創薬事業・創薬支援事業を手掛ける株式会社Revorf(本社:東京都中央区、代表取締役:末田
伸一、以下「Revorf」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。Revorfは今回の調達資金をもとに、「β2GPIネオセルフ抗体検査」※1の国内外での展開やアロステリック創薬技術※2の研究開発を進めて参ります。
企業概要
Revorfは、自己免疫疾患の根幹を説明する新規メカニズムであるネオセルフ理論に関する基盤技術を用いた検査事業と、生体情報解析技術に基づく創薬・創薬支援事業を展開しています。前者としては同技術を用いた新規の不妊症・不育症の検査であるβ2GPIネオセルフ抗体の検査事業を2022年より開始し、国内150以上の医療機関向けに展開しています。今後、本検査が先進医療として承認された場合は、自治体からの医療費補助の適用が想定され、患者の自己負担が軽減されることで、更なる普及が期待されています。後者としては注力事業として、生体情報の高度計算処理技術によりタンパク質のアロステリック制御の予測を高精度に行う基盤技術を開発し、実用化に向けて製薬企業との共同研究を進めています。
Revorfが開発を進めるネオセルフ理論に関する基盤技術およびアロステリック制御の予測を高精度に行う基盤技術は、これまで検査や治療ができなかった自己免疫疾患および感染症をはじめとした様々な疾患に対する有効な検査薬・治療薬の開発可能性を秘めた革新的な技術です。
資金調達の目的と使途
Revorfは今回、リアルテックファンドほか6社からの出資を受け、合計約3億円の資金調達を行いました。本資金を自己免疫疾患の新規メカニズムに基づく不育症・不妊症の検査である「β2GPIネオセルフ抗体検査」の国内外での展開や、さまざまな自己免疫疾患を対象としたネオセルフ検査・創薬、ならびに量子関連技術を用いたアロステリック創薬技術の研究開発に投資していく計画です。
担当者コメント
Revorfが持つβ2GPIネオセルフ抗体検査技術により不育症や不妊症患者の生児獲得確率を向上できること、アロステリック創薬技術によりあらゆる自己免疫疾患および感染症に対する検査薬及び治療薬の開発が期待されること。この2つの稀有な技術は、世界を変えるインパクトを持っていると信じています。末田代表をはじめとするRevorfのチームおよび投資家の皆様と共に、『人々の当たり前の健康が脅かされない世界を目指す』というビジョンを達成してまいります。
(UntroD Capital Japan株式会社 代表取締役社長 永田 暁彦)*正式名称:「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合」
株式会社Revorfについて•設立年月:2019年11月•所在地:東京都中央区日本橋2丁目1番17号 丹生ビル2階•代表者:末田 伸一•資本金:5千9百万円•
事業内容:β2GPIネオセルフ抗体検査事業および量子関連技術を用いたアロステリック創薬事業・創薬支援事業•公式サイト:
https://www.revorf.jp/•出資時期:2024年10月UntroD Capital
Japan株式会社(アントロッドキャピタルジャパン)およびリアルテックファンドについてUntroD Capital
Japan株式会社は、地球や人類の課題解決に資する研究開発型の革新的テクノロジーを有するディープテック・スタートアップの社会実装を目的とした「リアルテックファンド」を2015年に設立し、シード・アーリーステージのスタートアップへのリード投資およびハンズオン支援を行ってきました。
現在までに、リアルテックファンド1号~4号(日本ファンド)、リアルテックグローバルファンド1号・2号(グローバルファンド)、リアルテックグロースファンド1号(日本ファンド)を運用し、運用総額は300億円以上に達しています。社会に必要とされながら資本が流れにくい未踏領域に誰よりも最初に踏み出し、その経済性を証明することで資本や人材が供給され続ける持続的な仕組み創りを目指す、その意志をより一層体現するため、「未踏」を意味する「UntroD」を社名として掲げ、2024年6月に再始動しました。
HP:
https://untrod.inc※1 β2GPIネオセルフ抗体検査:不育症の原因の約 2
割を占める流産や⾎栓症などを引き起こすネオセルフ抗体を⾎液検査で調べることができる新たな検査で、近年では不妊症にも関連することも報告されています。臨床研究では、検査結果が陽性の場合、対応する治療が実施された群において、不妊症では妊娠率が
2 倍以上、不育症では生児獲得率が約 1.7 倍以上高い結果であったことが確認されています。Revorf は 2022年より同検査事業を開始し、国内 140
以上の医療機関向けに展開しています。今後、本検査が先進医療として承認された場合は、自治体からの医療費補助の適用が想定され患者の自⼰負担が軽減されることで、更なる普及が期待されています。
※2
アロステリック創薬:タンパク質のアロステリック制御機構を活用した創薬です。従来の活性中心をターゲットとした創薬とは異なり、アロステリック創薬ではアロステリック調節因子が結合する部位(アロステリック制御部位)をターゲットにすることで、創薬ターゲットの増大、特異性の高い薬剤の創出、さらに副作用の低減の可能性など多くの利点があります。一方、タンパク質におけるアロステリック制御部位を発見するためには、多大な労力と時間を要するin
vitro実験が必要であることから、これを代替しコンピューター上で治療薬の設計や評価を行うIT創薬への期待が高まっています。<お問い合わせ先>UntroD
Capital Japan株式会社広報担当:成田
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000036405.html
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