株式会社エス・オー・ダブリュー提携先 医療法人社団大地の会 KRD Nihombashi 在宅脳波測定による睡眠指標と健診項目の関連を明らかに
医療法人社団大地の会 KRD
Nihombashiにおける詳細な健康診断データ(在宅睡眠時脳波測定結果を含む)(※)を、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(柳沢正史教授)にて、網羅的に調査した結果、客観的な睡眠の質が悪い人は収縮期血圧が高い傾向にあることなどが明らかになりました。
(後述「骨子」ご参照)
(※)KRD Nihombashiでは、2023年4月より全ての健診コースにおいて、株式会社
S’UIMINが提供する在宅睡眠脳波測定を導入済み 関係者各位
■本研究の成果は、2023年12月8日付けで『Scientific Reports』に掲載されました。
該当Association between electroencephalogram-based sleep characteristics and
physical health in the general adult population
(一般成人における脳波に基づく睡眠特性と身体的健康との関連)
https://www.nature.com/articles/s41598-023-47979-9
■プレスリリース全文は、こちらからご覧いただけます。
https://wpi-iiis.tsukuba.ac.jp/uploads/sites/2/2023/12/231211iwagami.pdf
■骨子
30-59歳の成人100人について、在宅睡眠時脳波測定と、詳細な健康診断を実施し、両者で得られたデータの関連を網羅的に調査する横断研究を行いました。
睡眠時脳波測定は各参加者が自宅で5晩実施し、10種類の定量的睡眠指標を取得しました。この情報をもとに、人工知能(AI)の教師なし学習の一種であるk-means++クラスタリング法を用いたところ、100人は3グループ1.睡眠良好群(39人)、2.中間群(46人)、3.睡眠不良群(15人)に分けられました。次に、この3グループ間で健康診断の検査項目50種類の結果を比較したところ、収縮期・拡張期血圧(いわゆる血圧の上の値・下の値)、γ-GTP(肝機能)、血清クレアチニン(腎機能)に統計学的に有意な違いが確認されました。特に収縮期血圧の違いは大きく、客観的な睡眠の質が悪い人ほど高い傾向が見られました。
さらに、客観的な睡眠の質(睡眠時脳波)と主観的な睡眠の質(アテネ不眠時尺度)の間の相関が弱いこと、客観的な睡眠の質のみが収縮期血圧と関連していること、10の定量的睡眠指標と50の健康診断の検査項目の間に特に相関の強い組み合わせが存在すること、などが明らかになりました。
本研究により、在宅睡眠時脳波測定による客観的な睡眠の質の計測と評価は、臨床的にも研究的にも有用であることが示唆されました。
<研究代表者>
筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構
柳沢 正史 教授
株式会社S’UIMIN
樋江井 哲郎 執行役員
KRD Nihombashi
田中 岳史 院長
<ご照会先>
医療法人社団大地の会 KRD Nihombashi
株式会社エス・オー・ダブリュー
担当 金建([email protected])
03-6880-2041
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000111311.html
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