共創から生まれた日本酒『國平米』シリーズ(地酒の籠屋・秋元商店)
2021年春、日本の伝統酒米「雄町」を絆として農家・蔵元・酒屋が共創した新しい酒造りから『國平米』シリーズが生まれた。共創は一人では成しえない、と同時に一人一人の情熱と行動がなければ生まれない。これは、その企画と小売を担った「地酒の籠屋」秋元商店(東京都狛江市)の横山太一の物語。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CT4Z3SK9/
6,000字のショートストーリーです。
* 伝統ある上質な酒米、雄町
* 國平恭史 … 自ら育てた雄町米の酒を味わいたい
* 横山太一 … 美味しい食品のために醸造学科へ
* 日本酒の道へ、人との出会い
* 時代を切り拓く籠屋の文化
* 酒屋と飲食店の絆
* 米農家ブランドの純米酒
* 籠屋ブルワリー「國平米ビール」
* 転機となったコロナ禍
* 三つの蔵元が醸す
* 籠屋オリジナルとする
* なぜ「國平米」を応援するのか
株式会社マイストーリーインカード(東京都渋谷区)は、アマゾンジャパンでKindleサービス立ち上げの技術責任者を務めた新居直明が2023年4月に起業しました。
モバイルインターネットが当たり前の今、ソーシャル、ブログ、ウェブサイトなどディスプレイ上に表現されるテキストは、横書きのゴシック体フォント、縦スクロールで読まれます。一方、紙のページをめくる書籍や雑誌は、文芸書だけでなくビジネス書の多くも縦書きの明朝体フォントで装丁されています。世界のなかで日本語は、縦書きでも横書きでも伝えられる数少ない言語です。特に平仮名は、筆で縦に流れるように書くなかで漢字からくずされて生まれ、やわらかな音を感じます。
漢字と仮名が絶妙にまじった縦書きの日本語は唯一無二の文化です。未来に向けてネットの横書きと紙書籍の縦書きの分断が不可逆的に広がっていくのではなく「スマートフォンで伝えるコンテンツのなかにも縦書きを活かせるものがある」という可能性をわたしたちは追求していきます。
また、最近は音声のみのメディアとしてポッドキャストの人気も高まっています。そこに刺激的な映像や美しいグラフィックはありませんが、語り手のメッセージが脳内にしみいるような良さがあります。スマートフォンで文字コンテンツを縦書きで読むことは、ポッドキャストの体験に近いのではないでしょうか。そこには、読者が想像力をはたらかせ、頭や心の中で情景を描いていく自由があります。
しかし、誰もが一日中、膨大な文字や映像の情報にふれている現在、じっくりと文字を読んでもらうのは至難の業であることは確かです。そこでわたしたちは3つの基本方針を立てました。
* 3~5分で読めること
ちょっとした隙間時間に読める、たとえ共感できなかったとしても失う時間が少ない、また、書き手としてはメッセージの本質を極めなければならない、という効果があります。
* ストーリー(物語)形式であること
良質に書かれたものであれば、引き込まれて読み、記憶に残りやすいのがストーリー(物語)の特徴です。「ストーリーとは何か」には様々な考え方がありますが、わたしたちは米国マイクロソフト社のストーリーテラー、ミリ・ロドリゲス氏の次の定義を意識しています。
“Storytelling is the emotional transfer of information (opinions, assertions,
facts, data, ideas
and arguments) through the introduction of a character, plot and conclusion."
主人公がいて、筋書きがあり、結末がある。共感を通じてイイタイコト(メッセージ)を伝える。
* 「伝統を守り未来を拓く」 をテーマとする
わたしたちは、物語を「縦書き・明朝体フォント・頁めくり」で表現することは日本の文化の一つであり、この伝統を守りながら新しいコミュニケーション体験を切り拓いていきたいと考えています。そして、日本の様々な地域や分野には「伝統を守り未来を拓く」想いで活躍している方々がいらっしゃいます。こうした皆さまのストーリーを一つでも伝え残していくことに役立ちたいのです。
生まれたばかりの未熟なレーベルですが、このような夢と志をたててチャレンジしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
時空を超えて人と人とを唯一無二の物語でつなぐ、そして未来をストーリーで創る
株式会社マイストーリーインカード 代表取締役 新居直明
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