神奈川県相模原市で初となる犬のための循環型複合施設「しっぽフリフリ」をオープン!介護が必要な高齢犬がその最期の時まで幸せに暮らせるよう、飼い主様と一緒に、二人三脚で支えるための施設です!

「愛犬の幸せを願う飼い主様を支える」をモットーに、「しっぽフリフリ」が、シニア犬ホーム・ホテルをドックホテルを開業しました。社会全体の高齢化により困難となりつつある、「終生飼養」をサポートします!

人間の介護同様、犬の介護も壮絶であることを知っていますか?近年の医療技術の進歩、食事や生活環境の改善などにより、ワンちゃんの寿命は延長傾向にあります。20歳まで元気に長生きしてくれることは飼い主の願いではありますが、高齢犬になると認知機能の低下や徘徊、夜鳴きなどいろいろな問題が出てくる可能性があります。食べること、歩くこと、排泄することなど、生活のすべてに介護が必要になる場合もあります。

人も高齢化が進み、それまでのように愛犬のお世話ができなくなってしまうこともあり、飼い切れなくなって動物愛護センターに持ち込まれるというケースが増えています。人間の介護とまったく同じように、飼い主を孤独にすることなく支える仕組みが必要であると考え創業しました。健康なうちから介護予防をしっかり行い、できる限り寝たきりの時間を短くすることは、人においても犬においてもクオリティ・オブ・ライフの観点から重要です。犬を飼い始める人が増加する中、その犬の老後をもイメージし、シニア期を迎える前から備えていく必要性について発信していきます。

弊社代表は、40年にわたり看護師として従事してきました。

もともと大の愛犬家で、この春に定年退職し、念願であったシニア犬の介護ホームを立ち上げました。

犬のしっぽは気持ちのバロメーターと言われます。多くの犬がいつも楽しそうにしっぽフリフリでいられたらいいね!という願いを込めて「しっぽフリフリ」と命名しました。

宮ヶ瀬湖畔にあり、都心から車で90分という距離に位置しています。

犬が移動する必要があることから、ホームの場所については熟考し、車の渋滞がさほどないこと、都心部から日帰りができること、そして何より、自然がたっぷりあり、犬たちが過ごす環境として優れている場所を選びました。

建物は地震などの災害時にも強い建物であること、近隣に理解が得られるところを事前に徹底的にリサーチし、宮ケ瀬湖畔の物件に巡り合い、土地170坪に立つ建物を購入しました。

徒歩3分の場所に、湖と山に囲まれた大きな公園が複数あり、四季折々の景色を楽しみながらお散歩ができる素敵な立地を手に入れることができました。

また、想いからつながる素晴らしい出会いもありました。

まずはスウェーデン式ドッグマッサージのセラピストの方です。自分のためではなくすべては犬のため、というまっすぐで真剣な思いに惹かれ、しっぽフリフリで一緒にシニア犬の幸せを追求する同志となりました。さらにトリマーの方とのご縁もつながりました。これまで百戦錬磨、その技術はもちろん、犬の幸せを願う思いは全く同じです。

犬たちはこのマッサージが大好きです。マッサージ前後の犬の歩き方、座り方、体の状態は明かに改善があることを目の当たりにし、シニア期の寝たきり予防や、QOLの維持に役立つと確信しました。

しっぽフリフリでは9月の開業以降、2頭のシニア犬をお預かりしました。

1頭目は19歳の豆柴さんです。歩くことはできませんが歩きたいという意欲があり、自由にならない体にイライラして夜鳴きなどの問題が起きていました。睡眠薬を使った日は食べることもままならず、飼い主さんは自宅での介護に疲弊していきました。動物病院付属のホテルでの預かりも年齢を理由に断られてしまい、やっとの想いでしっぽフリフリにたどり着きました。日中は寝たきりにさせず介助して歩いたり、日光浴や外気浴に加え、定期的なマッサージを取り入れました。

食事は嚥下の状態に合わせて形態を工夫し介助することで、快食快便、夜間の夜鳴きも少なくなり、今は自宅介護とお預かりを交互に繰り返して穏やかに暮らしています。オーナー様は、「困ったら助けてくれる場所を見つけることができた。」と気持ちにゆとりができたと喜んでくださいました。

2頭目は12歳のゴールデンレトリバーです。体中にしこりを触れますが検査はしていず、病気の診断は受けていませんでした。食事を望まず、歩くことができなくなってしまい、しっぽフリフリに託されました。

食べてくれるものを探し食事内容を工夫することで、歩行できるまで一時的に回復しましたが、シニア犬特有の前庭障害を起こし、再び寝たきりになりました。好きなものだけを口にし、温灸やマッサージを受け、たくさんの人に愛情を注いでもらい、穏やかに過ごしていましたが、1年前に亡くなったオーナー様の命日の朝、まるで「お迎えが来たから行くね」と伝えてくれたかのように、静かに虹の橋を渡って行きました。

我が子同様、もしくはそれ以上にも愛情を注いでいる愛犬を、他人に預けるということは決して簡単なことではなく、致し方ない事情のために身を引き裂かれるような想いで決断をされる方がほとんどです。

そのような想いに寄り添いながら、「手放す」のではなく、「安心して託す」または「ご家族と一緒に協力して介護をする」というスタンスを取っています。

犬の介護のプロである私たちが関わることで、ワンちゃんたちが少しでも楽になれるために、穏やかな時間が少しでも長くなるために、そして、いずれ訪れるお別れの時に、「この子を迎えて良かった、幸せだった」とオーナー様に思っていただけるよう、全身全霊でサポートしていきます。

今後は、若く元気な愛犬たちの遊び場として、「ドッグラン&プール」を作ります。

ほかのワンちゃんが苦手であったり、決まったお友達としか安心して遊べないワンちゃんのために、貸し切りの完全予約制とし、広いスペースを自由に走らせてあげたいと思っている飼い主様のニーズに応えます。

近隣にある保護施設の保護犬さんたちにも開放し、楽しく遊び、学ぶことで犬の社会化を進め、次なる「ずっとの家族」への譲渡につなげていく活動も計画しています。

また、やがて訪れる愛犬の老後ということも見据え、介護予防をしながら少しづつ備えていくことができるよう、シニア犬ホームとの連携もできる環境を作ることが目標です。

私たちは、この連携の仕組みを「循環型の複合施設」と表現しています。

若い時から同じ環境やスタッフに慣れ親しむことにより、何らかの事情で預けられる際のストレスを小さくすませられるよう、まずは遊びに来たり、トレーニングを受けることができる環境⇒時間預かり等、短時間の利用が可能なドッグホテルのご利用⇒シニア期を迎えた際によく知った環境で介護のレクチャーを受けたり、シニア犬を預けることができる、といった、犬生を丸ごととらえた形での利用の循環が生まれる施設を指します。

それぞれのサービスを循環させることで収益も循環させ、高価格帯であるシニア犬ホームの費用負担をも軽減することができれば、より助けを必要とする方々の力になれると考えています。

人間に比べると圧倒的に短い犬生、その日々はかけがえのない日々と言って間違いありません。

すべてのワンちゃんがその最期の時まで健康に幸せに暮らしてほしい、全てはこの想いから始まりました。

ペットを飼い始めたとき、その子の老後までイメージされる方は多くはないと思います。

人間の7倍のスピードで老化していくと言われるワンちゃん達、せっかくご縁を結んで家族に迎えた愛犬が、最期まで幸せで楽しく過ごすことができるように、

しっぽフリフリは、穏やかで楽しい時間・介護予防の意識・確かな介護ケアを提供します!

運営会社:株式会社ハートフルリレーション

しっぽフリフリサイト:

https://heartrelation.com/

Instagram:

https://www.instagram.com/sippofurifuri_miyagase/

Posted by owner