龍角散・山崎帝國堂の戦略的資本業務提携について

2024年6月21日

のど専門の家庭薬メーカー、株式会社龍角散（所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：藤井隆太）および、便秘薬の毒掃丸ブランドを手掛ける家庭薬メーカー、株式会社山崎帝國堂（所在地：千葉県柏市、代表取締役社長：竹内眞哉）は、2024年6月20日付で、家庭薬の伝統文化の承継と振興を目的とした戦略的資本業務提携を締結いたしました。家庭薬の次の100年を視野にいれた、龍角散および毒掃丸ブランドの戦略的で持続的な拡大が本提携の中心となります。

株式会社龍角散は1871年創業、株式会社山崎帝國堂は1888年創業と、ともに明治時代から続く家庭薬メーカーであり、両社は同業として、伝統文化を守り国民の医療福祉を支え続けるという使命感を長年にわたり共有してきました。

超高齢社会の到来や、医療財源のひっ迫が社会課題となり、セルフメディケーションが強く求められているなか、両社は、家庭薬の役割が今後大きく拡大していくと予想しています。今回の提携は、高品質で伝統に裏打ちされた安心安全の家庭薬の製品群を、長期にわたり日本の家庭に供給し続けることを目指した戦略的な提携であり、社会的意義も高いと考えております。

【株式会社龍角散代表取締役社長藤井隆太氏コメント】

株式会社龍角散（以下、龍角散）は、「ゴホン！といえば龍角散」のキャッチコピーで、龍角散ブランドの製品群を国内外に広く展開するだけでなく、家庭薬の伝統文化（安心安全の製剤、製法、原料、企業文化）の振興にも力を入れてきました。今般の提携により、龍角散ブランドに加え、毒掃丸という130年以上の伝統に裏打ちされた家庭薬ブランドを、両社で協力しながら拡大を図っていくことは、伝統文化の承継を目指すものであり、更には医療の未来を見据えた戦略的なアクションでもあります。今回の提携では、龍角散の山崎帝國堂への出資比率は20％弱となる見通しです。

【株式会社山崎帝國堂代表取締役社長竹内眞哉氏コメント】

株式会社山崎帝國堂（以下、山崎帝國堂）の主力の便秘薬・毒掃丸（販売名：複方毒掃丸）は、明治時代から国内を中心に広く販売されている、我が国の代表的な便秘薬ブランドです。今後の更なる高齢化やセルフメディケーションの推進による市場拡大に対応するため、龍角散から宣伝広告のノウハウ供与も受けながら、今後５年間に最大５億円の宣伝広告投資を行い、より一層の販売規模拡大を図ります。

* 戦略的資本業務提携の内容

■目的

家庭薬の伝統文化の承継と振興のための、龍角散ブランドと毒掃丸ブランドの戦略的・持続的拡大

■資本提携内容

龍角散による、山崎帝國堂の第三者割当増資と私募債の引受

■業務提携内容

龍角散および毒掃丸の共同プロモーションなど、シナジー効果が見込める協働業務の実施

山崎帝國堂が行う毒掃丸の宣伝広告について、龍角散がノウハウ供与や助言を実施

その他、龍角散ブランドおよび毒掃丸ブランドの戦略的・持続的拡大のために必要な施策の実施

* 会社概要

■株式会社龍角散

社名：株式会社龍角散