医師の自己研鑽にかかる業務を生成AIで効率化 新着論文機能を4月1日にリリース

新着論文機能を4月1日にリリース 臨床上重要な新着論文を診療科ごとに自動で収集・抄録の日本語要約を表示 メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長

CEO:石見

陽、以下メドピア)は、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(medpeer.jp)」において、生成AIを用いた論文検索・要約サービス「AI論文検索(α版)(以下AI論文検索)」に新着論文機能を追加して2024年4月1日(月)より提供開始します。

本機能は、診療科ごとに重要な新着論文を自動で収集、生成AIを用いて抄録を日本語に要約することで、医師が行う論文検索を効率化するものです。 * 提供の背景

2024年4月1日からスタートする医師の働き方改革により、医師が行う時間外労働の上限規制が実施されます。この影響で、医師の長時間労働に支えられてきた、手厚いサービスによる質の高い日本の医療の維持が困難になるのではないかという懸念の声があがり、医師が臨床に使う時間の確保が喫緊の課題となっています。

そこでメドピアは、医師の約4割が月に4本以上論文を読むなか、既存の論文検索サービスの検索精度の低さなどから、キーワードを何度も変更して検索する場合も多く、「臨床課題の解決に必要な情報を見つけるためにかなりの手間がかかっている」点に着目し、2023年12月13日に「AI論文検索」サービスを公開いたしました。※1

「AI論文検索」は、「MedPeer」の医師会員であれば誰でも無料で利用可能、生成AIを用いて臨床課題解決のためのエビデンス(論文)検索にかかる時間と手間を削減できます。

サービス開始からこれまで多くの医師に「AI論文検索」が利用されていることを受け、論文検索業務の効率化のニーズの大きさを感じ、さらなる論文検索業務のサポートに向けて医師へのヒアリングを実施いたしました。

【医師へのヒアリングにより判明した論文検索業務の課題】

・8割超の医師が自身の関連する疾患領域において最新の論文を読み、日常的に情報収集している※2

・疾患領域ごとに臨床上重要な論文の情報を得られるサービスがなく、学会誌や日本語要約記事の配信サービスなどでは十分な情報収集が行えないケースもある

こうしたヒアリング結果を受けて、今回新たに新着論文機能を公開することとなりました。

※1 2023年12月13日「2024年4月医師の働き方改革を見越し医師の声から生まれた、臨床現場の課題解決ツール『AI論文検索(α版)』提供開始」

https://medpeer.co.jp/press/12994.html

※2 「MedPeer」の医師会員向けに2023年12月に実施したアンケート結果より

* 新着論文機能について

主な機能は以下2点です。

1.医師自身が選択した疾患領域の最新論文のうち、臨床上重要な論文※3を「AI論文検索」上に表示、疾患領域ごとに臨床上重要な論文の情報を効率的に探したいという医師のニーズにマッチします。

2.生成AIを用いて論文抄録の日本語要約記事を表示するので、翻訳ツールを使う手間をなくすことができます。

※3 疾患領域ごとに「MedPeer」医師会員にヒアリングを行い、疾患領域で権威性が高く論文を投稿したいジャーナルを選定、または臨床上重要なトピックを決定

* 医師専用コミュニティサイト「MedPeer」について

「MedPeer」は、薬剤の口コミや症例相談など、多様なテーマで医師同士が経験やナレッジを共有する医師専用のコミュニティサイトです。現時点の会員数は17万人と国内の約半数の医師に利用いただいています。

また、製薬企業のWeb上での講演会をサポートする「Web講演会」機能の提供などを通じ、医薬品のデジタルマーケティング活動をサポートしています。

さらに最近では、「MedPeer」上の臨床医の治療における意思決定を蓄積した“集合知”である「インサイトデータ」の活用など、医療ビッグデータの一つである「リアルワールドデータ」に関しても取り組みを強化しています。

【メドピア株式会社 概要】https://medpeer.co.jp

https://medpeer.co.jp

社名 / 代表:メドピア株式会社 / 代表取締役社長 CEO 石見 陽(医師・医学博士)

所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア9階

事業内容:医師専用コミュニティサイト「MedPeer(medpeer.jp)」運営、その他関連事業