新規有効成分の候補素材の開発に成功

ポーラ化成工業株式会社 本社・横浜研究所

ペプチドリーム株式会社 本社・研究所

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:片桐崇行)は、ペプチドリーム株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:リード・パトリック)との共同研究において、新たなペプチド(※1)が、「リードペプチド(※2)」に求められるクライテリア(要件)を達成しました。これは、市場には無い新たな医薬部外品の有効成分等の候補が得られたことを意味します。

有効性・安全性・安定性に優れた医薬部外品・化粧品用ペプチド素材を作りだす共同研究

ポーラ化成工業とペプチドリームは、医薬部外品・化粧品向け肌悩み改善成分の研究開発を共同で進めています(※3)。ポーラ化成工業フロンティアリサーチセンターの皮膚科学の知見および素材開発力と、ペプチドリームの新機能ペプチドを作り出す技術※4とを融合し、有効性・安全性・安定性に優れたペプチドの開発を継続中です。また今回と同様に機能性成分の候補として昨年末に見出されていたペプチド(※5)は、実際の活用に向けての検討が進んでいます。

※1 ペプチド: 数~数十のアミノ酸が結合した化合物※2 リードペプチド:有効性などについての設定要件を達成し、有効成分・機能性成分の候補となるペプチド※3

参考リリース:「革新的製品の創出に向け皮膚科学とペプチド科学を融合 ポーラ化成とペプチドリームが協業により研究開発を加速」(2019年3月27日)

https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20190327.pdf※4

ペプチドリーム社独自の創薬開発プラットフォームシステムPDPS(Peptide Discovery Platform System)※5

参考リリース:「共同開発したペプチドが有効成分シーズのクライテリアを達成 ポーラ化成工業とペプチドリームの共同研究」(2023年12月22日)

https://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20231222.pdf求められる要件をクリアした2つ目のリードペプチド

この度、本共同研究において、新たなペプチドが、「リードペプチド」に求められる要件を達成し、医薬部外品・化粧品に配合する機能性成分の候補化合物としての可能性が見出されました。本ペプチドは、昨年末に機能性成分の新候補として発表した先行開発ペプチドとは異なる肌悩みの解消が期待できます。今後は本ペプチドについても製品活用に向けて必要な検討を両者で進めていきます。

本共同研究は、医薬部外品・化粧品向けにペプチドを開発する上で有用な知見の蓄積にも繋がっています。またこれらの知見は、ポーラ化成工業におけるペプチド以外の有効成分開発にも幅広く役立つ見込みです。

ポーラ化成工業およびペプチドリームからのコメントポーラ化成工業 取締役執行役員 研究担当 鶴岡 宏樹

「ペプチドリーム社と共同で進めてきた素材研究が、2023年12月に引き続いて新たにマイルストーンを迎えました。これを足掛かりとして新規有効性成分等の開発をさらに加速してまいります。また本連携により、お客様一人ひとりの肌悩み改善に向けて、引き続きパイプラインを拡充して参りたいと考えています。」

ペプチドリーム 取締役副社長COO 舛屋 圭一

「今般、ポーラ化成工業と共同で進めてきた共同研究において2023年12月に1つ目のリードクライテリアを達成したことに続き、今般2つ目のリード・マイルストーンを達成いたしました。両社による共同研究が順調に進捗していることを大変喜ばしく思っております。本提携での成果は、当社のPDPSを活用した特殊ペプチドが、医薬品のみならず、医薬部外品および化粧品の領域にも広く活用できる可能性を示すものと考えております。」

【補足資料1】 ポーラ化成工業 フロンティアリサーチセンターについて

ポーラ化成工業は、ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担います。研究所のフロンティアリサーチセンター(FRC:Frontier Research

Center)では、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスのマルチプルインテリジェンスリサーチセンター(MIRC: Multiple Intelligence

Research

Center)が決定した研究戦略に基づいて、新規有効成分の開発や化粧品の枠を超えた新価値創出を担うなど、新規・既存事業へ活用するシーズを創出しています。

ポーラ化成工業 本社・横浜研究所ポーラ化成工業株式会社 []

株式会社ポーラ・オルビスホールディングス []【補足資料2】 ペプチドリームについて

ペプチドリーム株式会社(東証プライム市場

証券コード4587)は、環状ペプチドから新たな革新的医薬品を産み出すことで、アンメット・メディカル・ニーズに応え、世界中の人々の生活の質を向上させることを目指しています。放射性医薬品(RI)領域において、完全子会社であるPDRファーマを通じて日本で放射性医薬品の販売を行っています。

また、独自の創薬開発プラットフォームであるPDPS (Peptide Discovery Platform

System)技術を活用し、革新的な放射性治療薬や放射性診断薬を創製し、自社または提携プログラムとして開発しています。Non-RI領域においては、PDPSを活用したペプチド医薬品、ペプチド-薬物複合体(PDC)および多機能ペプチド複合体(MPC)による治療薬・診断薬への展開を共同研究開発パートナーによる広範囲なグローバル・ネットワークを構築し、幅広く進めております。

ペプチドリーム 本社・研究所お問い合わせ先 : Tel 044-223-6612ペプチドリーム株式会社 []

ペプチドリームやペプチドリームの技術、パイプラインについての詳細 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000092303.html

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