患者中心の医療データ利活用を検証する大阪警察病院「スマートホスピタル構想」にSUNDREDが参画
患者中心の医療データ利活用を検証する大阪警察病院「スマートホスピタル構想」にSUNDREDが参画 全国の病院にあるPHRをつなげるプラットフォーム構築を目指す
100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」SUNDRED株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:留目真伸、以下:SUNDRED)は、社会医療法人警和会
大阪警察病院(所在地:大阪市天王寺区、院長:澤
芳樹、以下:大阪警察病院)が取り組むスマートホスピタル構想に、他の7社とともに参画します。具体的には、患者中心に全国の病院にあるPHR(※1)がつながり、医療データの利活用が実現するプラットフォームを構築し、大阪モデルとして全国に展開するための検証(※2)をスタートします。
本プロジェクトにおいて、SUNDREDはMIRACLE構想の代表法人として医療・ヘルスケアを起点としたオープンイノベーションの推進に取り組みます。SUNDREDで推進中の他の医療・ヘルスケア・Well-being関連の新産業共創プロジェクトとも連携し、理想の未来医療の実現に向けて取り組みます。
※1:Personal Health Record(パーソナルヘルスレコード)健康・医療・介護などに関する患者の情報を一元的に保存したデータ
※2:患者中心で医療データの利活用が実現するプラットフォーム構築の検証
本検証は、大阪大学医学部附属病院における、平成30年度の総務省の情報信託活用促進事業、平成31年度戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)による、三井住友銀行、日本総合研究所とのコンソーシアムによる医療情報銀行の実証を発展させ、大阪警察病院、本検証に参加する8つの事業者と共に検証するものです。
大阪大学医学部附属病院における実証はこちらをご覧ください。
https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-info/subpage3.html
■患者中心にPHRがつながる「スマートホスピタル構想」実現を目指す
大阪警察病院は、難治性の内科疾患に強みを持つ第二大阪警察病院と2025年1月に統合し、両院の強みを持つ新病院として生まれ変わります。先進医療技術や情報通信技術を活用し、急性期医療の更なる高度化、病院業務の効率化、患者に対するサービス向上を推進し、安全で安心な医療を提供します。
医療データの利活用を実現することは医療の未来にとって早急の課題です。これを解決すべく、この統合を機にSUNDREDを含む企業8社が大阪警察病院とともに、「スマートホスピタル構想」の実現に向けた検証を開始します。具体的には、全国のどのような病院とでも患者中心にPHRがつながり、医療データの利活用が実現するプラットフォームを構築し、大阪モデルとして全国に展開するための検証をスタートします。新病院開業前の2024年度上期中には、患者の通院支援アプリを新たに導入し、通院支援とPHRの共有をスタートさせる予定です。
■参画企業一覧と役割(50音順)
株式会社インテック:医療情報システム情報統合基盤の構築・標準化等
株式会社エムケイエス:電子カルテに入れ込むための疾患別テンプレートの運用等
SUNDRED株式会社:MIRACLE構想代表法人として医療・ヘルスケアを起点としたオープンイノベーションの推進(※3)
西日本電信電話株式会社:新病院内インフラ構築及びプラットフォームとの接続等
日本電気株式会社:クラウドセキュア接続サービスを使用したデータの標準化等(※4)
富士通Japan株式会社:クラウド電子カルテの運用等
株式会社プラスメディ:医療データ閲覧用患者支援スマホアプリ「wellcne」の運用等
株式会社三井住友銀行:医療データを安全に保管する情報銀行(decile)の運用等
出典:大阪警察病院
出典:大阪警察病院
新病院では、地域のニーズに応えるために、高度先進医療や急性期医療を提供するとともに、地域医療連携を強化します。また、新しい医療機器や優れた医療スタッフをそろえ、医療の質と効率を向上させます。さらに、患者様のスマホを起点として通院アプリや医療情報アプリなどのデジタル技術を活用して、スマートホスピタルを実現します。これにより、医療のデータ活用やイノベーションを促進し、ひとつ先の未来に向けた医療DXを推進します。
※3:MIRACLE(Medical & Healthcare Innovation ReAlizing CircLE)
サイエンスに基づく「Open Well-being
Innovation」を推進。Well-beingの実現のための医療・ヘルスケアの未来像を構想し、医療・ヘルスケア イノベーション
エコシステムの共創・社会実装を目指しています。
※4:クラウドセキュア接続サービス
電子カルテシステムと医療現場を支援するサービスを安全・安心に接続するクラウドサービス。3省2ガイドラインに準拠したクラウド環境と、接続における認証などの高度なセキュリティを提供
■MIRACLE(Medical & Healthcare Innovation ReAlizing CircLE)について
大阪大学名誉教授 澤
芳樹先生を発起人とし、SUNDREDが代表法人を務めるウェルビーイングな社会の実現に向けた活動。ウェルビーイングの実現のための医療・ヘルスケアの未来像、21世紀型社会を構想し、医療・ヘルスケア
イノベーション
エコシステムの共創・社会実装を推進するとともに、イノベーションの加速を通じて一人ひとりの、社会のウェルビーイングの実現を推進していく取り組みです。
共感で繋がる各領域の専門家・プレイヤーが集い、社会起点・目的志向のオープンな対話をもとに、データ基盤の整備、人材育成、研究シーズやスタートアップのインキュベーション、リビングラボの開発などを進めていきます。専門家・プレイヤーがビジョンを共有し繋がりを共有していくことでさらなる繋がりを創出し、対話・共創とプロジェクトの実践を通じ、新たな知識の創造・蓄積を加速していきます。
SUNDREDが開発してきた、対話を元に社会起点で新たな価値創造を行い新産業を共創する「新産業共創プロセス」や、立場を越えて社会起点で活動する人材が集まるインタープレナー・コミュニティ、各所のイノベーション活動を集約して社会実装を行うリビングラボの開発プロセスなどを活用し、MIRACLE構想を推進。国内外のイノベーションの場や活動とも連携の上、サイエンスに基づく「Open
well-being Innovation」の社会実装を推進していきます。
URL:
■SUNDREDのIndustry-Up as a Service(エコシステムビルディングサービス)
SUNDREDは100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」として、アカデミアの研究とプロジェクトの実践を通じて開発した「新産業共創プロセス」にもとづき、社会起点の目的を実現する新産業の共創に取り組んでいます。その最大の特徴は個社単独での新規事業の開発ではなく、新産業の共創を通じて新たな事業機会・投資機会の創出を進めていくというコンセプトにあります。社会起点の目的を多様な社会人との対話の中から共創し、新産業のナラティブとスコープ、要素をまとめたアジェンダを形成、エコシステム仮説に落とし込み、その中核となる事業(トリガー事業)を創出し成長を加速していくことで、エコシステム構築を進めていきます。
目的・アジェンダの共創を加速するソリューション「Future
Board」、新産業のエコシステムの共創を推進する「新産業共創スタジオ」、組織の壁を越えて目的・エコシステムの共創をリードする「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化、多様なインタープレナーが集うリビングラボ等の「対話・共創の場」の開発・運営を通じて、新しいパラダイムに求められる新産業の創出・エコシステムの構築・社会実装を加速しています。
Industry-Up as a Service
■これからの社会を牽引する「インタープレナー」について
SUNDREDは新しい時代における価値創造を牽引する人材として「インタープレナー」の開発に取り組んでいます。インタープレナーとは、組織の枠を超えて社会起点で発想し、オープンでフラットな対話を通じて目的を共創し、仲間とリソースを集めてプロジェクトを進め、所属する組織も動かして組織にも貢献し、目的を達成していく「社会人」のことです。全てのセクターに顕在・潜在している「インタープレナー」達が、新しい時代の価値創造の仕組みを理解し、自らの生き方について考え、動き出していくことによって新産業の共創が加速されると考えています。
SUNDREDのインタープレナー・コミュニティは、大企業、中小企業、スタートアップ、政府系公務員、自治体職員、大学研究者、医療者、教育者、プロフェッショナル、学生など各セクターから集まったインタープレナー約2,000人が参集・参画し、新産業のテーマや「実現すべき未来」について継続的に対話を行っています。令和3年度には経済産業省関東経済産業局と共同で「令和3年度
越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、「インタープレナー(越境人材)」の育成についての政策提言を実施しました。今後もSUNDREDでは「インタープレナー」の発掘・育成・ネットワーク化を加速し、インタープレナーが活躍する環境を整備していくこと新しい時代の価値創造を推進していきます。
インタープレナー
■会社紹介
企業名:SUNDRED株式会社
設立 :2017年3月設立
代表者:留目 真伸
本社 :東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー
オフィス :東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:100個の新産業の共創を目指す「新産業のエコシステムビルダー」。「新産業共創スタジオ」を運営し、エコシステムのデザインを起点に成長領域にリソースを集約し、新産業を共創していく
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