08人にアンケート!症状と乗り越え方とは?
失恋うつ経験者が1番感じたメンタル不調、第1位「感情の起伏が激しい」2位「やる気がでない」、3位「自暴自棄になる」という結果に。また失恋の乗り越え方、恋愛に対する考え方の変化も調査しました。
障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ(
)」を運営する株式
会社manaby(本社:仙台市、代表取締役社長:岡崎衛)は、失恋をして精神的苦痛を受け、日常生活に影響があったことを「失恋うつ」とし、失恋うつ経験者508名に「失恋によるメンタルの不調」に関するアンケート調査を実施しました。
▼本記事
【失恋うつ】508人にアンケート!症状と乗り越え方とは?
* 調査背景
株式会社manabyは、就労移行支援をはじめとした障害福祉事業を展開しております。今回の調査は、「うつ病」の一因となり得る失恋に焦点を当てたものです。失恋は誰にでも起こりうることであり、その結果としてうつ症状が現れることがあります。この記事では失恋が引き金となるうつ症状を取り上げ、同じ悩みを抱えているユーザーへのヒントとなることを目的としてご紹介します。
* 調査結果まとめ
1. 最も強く感じたメンタルの不調「感情の起伏が激しい」「やる気がでない」「自暴自棄になる」
2. 1ヶ月以内に失恋から立ち直る人が多い
3. 7割以上が失恋を経験し、恋愛への考え方は「変わった」と回答
* 最も強く感じたメンタルの不調、第1位「感情の起伏が激しい」2位「やる気がでない」3位「自暴自棄になる」
■失恋後に最も強く感じたメンタルの不調は何ですか?
1位:感情の起伏が激しい(急に涙があふれてくるなど) 108票(21.3%)
2位:やる気がでない 102票(20.1%)
3位:自暴自棄になる(過食・拒食、アルコール依存など) 59票(11.6%)
4位:学業や仕事に影響が出る 38票(7.5%)
5位:自信が持てなくなる 37票(7.3%)
6位:悲観的になる・不安が強くなる 37票(7.3%)
7位:眠れない 36票(7.1%)
8位:生きることが辛いと感じる 31票(6.1%)
9位:人間不信になる 27票(5.3%)
10位:原因不明の体調不良 24票(4.7%)
・その他 9票(1.8%)
※少数点第2位以下は四捨五入
失恋による最も強く感じたメンタルの不調、第1位は「感情の起伏が激しい」、2位「やる気がでない」、3位「自暴自棄になる」という結果に。
失恋をしたことで、気持ちのコントロールが難しくなってしまった人が多いようです。
* 「感情の起伏が激しい」の実際のコメント
・夜歯磨きをしているときや、食事をしているときなどに意味もなく涙が出てきたり、ちょっとしたことでもイライラするようになった。
・彼と別れたショックで何もやる気が出ず、友人に誘われても断って家に引きこもっていた。気がつくと涙が出て、元彼にメールをしてしまい、余計に鬱陶しがられ、余計にメンタルが弱ると言う負のスパイラルに陥っていた。
・悲しくて何をしていても、思い出し涙が出ていた。
死にたいとは思わなかったが、消えてなくなれればいいのにと思っていた。
「毎日ふとした瞬間に相手との思い出を振り返ってしまい、涙が止まらない」「仕事中など、どんなタイミングでも自然と涙が出てくる」といったエピソードが多数ありました。
我慢せず、思い切り悲しむ時間を作ったり、無理やり忘れようとするのではなく、時間が経つことを待つということも自分を労わる方法かもしれません。
* 「やる気がでない」の実際のコメント
・社会人になって初めて心に決めた女性だったので、失恋した時は喜怒哀楽のない平凡な毎日を繰り返すだけでした。
・何も手につかず、何をしていても上の空で、職場でも誰とも話せず仕事もできなく、早退を命じられたことも有りました。
・当時、付き合っていた彼から理由もなく別れを切り出され、平行線だったため彼の気持ちを受け入れました。数日後に発覚するのですが、別れの原因は別で好きな人が出来たという理由でした。新しい彼女とは深い接点はありませんでしたが、お互い知り合いであったため彼らのSNSの投稿を漁りまくっていつ、どこにいたなど特定することに執着してました。それを見ては気持ちが沈み、何もやる気が起きない。そんな日々でした。
「仕事と家の往復、休日はベットで寝ているだけ」「趣味や食事にも手をつけられないほど、疲弊していた」など恋人を失ったことによる無気力感を感じている方が多数いました。
「やる気がない」自分を責めるといったことはせず、「無理をしないで、やるべきことだけをこなす」という意識も大切です。
* 「自暴自棄になる」の実際のコメント
・ショックから食欲がなくなり、1週間近く固形物をほぼ口にしなかった結果アルバイト中に倒れてしまい救急車で運ばれました。また、精神的にもとても不安定になり占い依存になってしまいました。当時あった電話占いのサイトで当たるとされた占い師さんに片っ端から占ってもらい、ひと月で10万近く課金しました。(当時学生だったため月10万の出費は相当痛手)
・とにかく自分が嫌になって、今までダイエットを頑張っていた分の反動で、暴飲暴食に陥りました。特に酷かったのは菓子パンの過食で、スーパーにあったクリームパンを全部買ってきて家に入った瞬間貪るように食べていました。それで、1ヶ月で5kg以上も体重が増えてしまいました。人に会えなくなって、ますます過食衝動がひどくなってしまいました。
・3年ほど付き合って結婚も意識していた女性に浮気され振られたときにうつ症状が出て、食欲不振となり、体重が15キロほど落ちてアルコール依存気味、睡眠障害気味になりました。
「暴飲暴食をし、ストレスを発散するようになった」「ショックで食べ物が受けつけず、アルコールを飲んで現実逃避をしていた」など食べ物やアルコールに関連する行為が多く見受けられました。
食べ物やアルコールでストレス解消することは悪いことではありませんが、長期的に行うと身体へ悪影響を及ぼすことがあります。
食べ物やアルコールでストレス解消することは悪いことではありませんが、度を越した摂取や長期的に行うことで身体へ悪影響を及ぼすことがあります。
* 「1ヶ月以内」で失恋から立ち直る人が多い
■失恋から立ち直る期間はどれくらいでしたか?
・1ヶ月以内 106票(20.9%)
・1年以上 85票(16.7%)
・半年以内 74票(14.6%)
・2か月以内 73票(14.4%)
・3ヶ月以内 70票(13.8%)
・1年以内 42票(8.3%)
・1週間以内 22票(4.3%)
・まだ立ち直っていない 19票(3.7%)
・4ヶ月以内 14票(2.8%)
・5ヶ月以内 3票(0.6%)
※少数点第2位以下は四捨五入
「1ヶ月以内」が20.9%と1番多く、「1年以上(16.7%)」「半年以内(14.6%)」と続きます。
中には1週間以内で回復した方もいるので、回復までにかかる時間は人それぞれのようです。
* 失恋乗り越えエピソード
〈趣味や推し活で克服〉
・友達に誘われてアイドルのライブに行ったことがきっかけで、推し活に目覚めました。推し活のために出かけることも増えて自然と立ち直れていました。
・二度と恋はしないと決め、趣味だったアニメや漫画のキャラの推し活に一生懸命になり、2次元ばかりを追いかけていました。好きな男のキャラに夢中になりその彼のことはいつの間にか忘れていました。
〈新しい出会いで克服〉
・友達にたくさん遊んでもらい、時間とともにだんだん薄れていきました。新しい出会いで忘れようとマッチングアプリをしたり合コンであった人とデートしたりして立ち直っていきました。
・・時間が経つのをひたすら待って、新しい出会いを探したりした。その期間にいろんな人を知っていったりその人より良い人と出会いたいという目標でとにかく時間が解決を信じて。
〈自分磨きに集中して克服〉
・
自分磨きに注力する期間にすると決めて、仕事や趣味に集中し、検定合格などの目標達成に向けて取り組むこと。失恋や過去の良かったころの記憶を思い出さないようにして、これからなにをするかだけ考えるようにした。
・映画は感動系など涙が出る映画を観て思いっきり泣いた後はポジティブな物や女性のバリキャリ系の映画を観て自分を磨く方へと考え方を変えていきました。
「友達との予定をいっぱい入れた、話を聞いてもらった」「新しい恋人ができ、忘れていった」という話が多くありました。
その他にも「推しを見つけて、そのことで夢中になり、いつの間にか乗り越えてい」という推しとの出会いにより、立ち直ったというエピソードも……
時間が経ち、新しい出会いや経験をしていく中で、失恋を乗り越えていたようでした。
* 約8割が失恋をして、恋愛への考え方が変わった
■失恋を経験し、恋愛への考え方は変わりましたか?
・変わった 405票(79.7%)
・変わらない 103票(20.3%)
※少数点第2位以下は四捨五入
失恋を経験し、恋愛への考え方が「変わった」という方は79.7%で、約8割は失恋によって自分の恋愛観が変化したと回答しました。
* 「変わった」人のコメント
・相手のことを信頼したり、お互いそれぞれの時間も大事にするようになった。
・恋愛なんて、お金を持っている人のほうがいいし年齢も若い方が何事も取り組みやすい。いい人で、この女性が好きになってくれるだろうと他力本願でいる考えが間違いだと思うことを知った。
・自身の行動を振り返ると自分勝手なことも多かったため、周りの友達に支えられたことで人のありがたみを感じ、友達だけでなく彼にも感謝の気持ちを伝えたり行動で返すようになりました。
「恋愛が最重要事項ではなく、友達、家族、趣味の時間も大切であると知った」「相手に期待したり、依存するのではなく、性格的にも金銭的にも自立しようと思うようになった」という意見が多数ありました。
また「別れることは悪いことではなく、自分を振り返ることができる機会であり、相手と相性を見極められた経験だった」と失恋をポジティブに捉えている方もいらっしゃいました。
幸せとは人によって様々なので、「恋愛=幸せ」が正しいとは限りません。
お互いの大切にしたいことを尊重し、共有できる関係になると、依存したり、必要以上に傷つくということが少なるのかもしれません。
* 「変わらない」人のコメント
・傷ついても楽しかった日々は変わらないから。生活に影響が出るほど好きな人がいたことはいいことだと思う。
・好きな人への気持ちや大切な人が自身の近くから居なくなる事は、どんなに経験しても学習もできないと思ますし、考え方も変えたいけど変えれないと思います。
・失恋は悲しかったですが、色々な人がいて、自分も他の人から交際を申し込まれて断ったことがあります。失恋の理由は立場や人によって違うので、恋愛についての考え方は変わりませんでした。
「失恋も思い出であり、あえて変える必要はないと感じている」「同じ失敗を繰り返しているため、根底にある恋愛観は変わらないと思っている」という意見が多くありました。
失恋をすると、次は失敗しないようにと自分を変えよう、考え方を改めようと必死になることもありますよね。
失恋をすると、次は失敗しないようにと自分を変えよう、考え方を改めようと必死になることもあるかもしれません。しかし今回の相手と相性が悪かっただけで、ありのままの自分を受け止めてくれる人に出会えるのであれば、無理やり変える必要はないという考え方もできます。
今回の調査から、失恋により感情のコントロールが難しくなり、仕事や生活にまで影響を及ぼしてしまうことがあるのが分かりました。
また7割以上の人が失恋によって、恋愛に対する考え方に変化があったと回答したことからも分かるように、価値観や考え方に失恋は大きく影響するのかもしれません。
失恋をきっかけに、2週間以上「感情の起伏が激しい」「やる気がでない」「自暴自棄になる」などが続いていて、仕事や生活に大きな影響を与えている場合は、心療内科や精神科に相談することも視野に入れてみましょう。
* この記事について
▼本記事
【失恋うつ】508人にアンケート!症状と乗り越え方とは?
https://mana-pocket.com/post-13023/
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▼調査概要
調査内容:「失恋によるメンタルの不調」に関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年6月13日~2024年6月27日
調査人数:508名
対象者 :失恋によってメンタルの不調を強く感じた方
▼アンケート属性
■性別
・男性 134名(26.4%)
・女性 374名(73.6%)
■年代
・10代 7名(1.4%)
・20代 156名(30.7%)
・30代 174名(34.3%)
・40代 121名(23.8%)
・50代 47名(9.3%)
・60代以上 3名(0.6%)
〈会社概要〉
社名 :株式会社manaby
本社 :〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-30 ディーグランツ仙台ビル5階
代表者 :代表取締役社長 岡崎 衛
設立 :2016年6月
会社HP :
〈運営メディア〉
マナポッケ:https://mana-pocket.com/
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