<医師1,802名調査>「医師の休憩」に関するアンケート結果を公表

医師向けのキャリア支援サービスなどを提供している株式会社メディウェル(本社:北海道札幌市)は、「医師の休憩」に関してアンケート調査を実施し、全国の医師1,802名の回答結果を公表しました。

2024年4月から開始された医師の働き方改革で、医師の労働時間について罰則付きの上限規制が設けられ、医師の負担や労働時間を減らす取り組みが各医療機関で行われています。ただし、中には医師の勤務環境を良くする代わりに、「労働時間として扱う時間」を抑えることで名目上この規制をクリアしようという動きが発生する可能性も考えられます。

そこで、今回のアンケートでは、医師が病院等で拘束される時間のうち、労働時間か否かの線引きが問題となりうる領域として、昼食休憩、自己研鑽、宿日直の3点に焦点を当て、それぞれでの医師の勤務の実態を調査しました。

結果として、休憩中でもPHS必携の実質待機時間となっていることや、実際は労働でも自己研鑽になっている場合があること、宿日直許可の勤務の多くで救急対応が日常的に行われていることなどの実態が浮かび上がっています。

■本調査結果の概要〇医師が実際に取れている休憩時間は「60分未満が7割」と、所定の休憩時間に足りていない状況

〇医師の休憩時の状況として、8割以上がPHSありの実質待機時間

〇労働と自己研鑽の扱いに関するルールが「設定されている」は3割弱

〇主たる勤務先での宿日直許可について「取得している」が過半数

〇宿日直許可の対象の当直・日直での実際の対応は「管理当直+救急対応」が6割以上

〇自由回答(一部)休憩に関して * 休憩時間はない。契約では1時間休みのはずなのだが、昼ご飯を急いで食べる15分ほどしかとることができない。

(40代男性、整形外科)

*

契約にあってもなくても、休憩時間は自他ともにないと認識されている。食事摂取も同様。どんな病院においても、休憩時間内でも時間外と同様の対応が至極当然となっている。

(40代男性、消化器外科)

* 食べ始めた瞬間呼び出されラーメンのびてまずくなった (40代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)

自己研鑽に関して * なんでもかんでも自己研鑽で片づけられる (40代男性、神経内科)時間外の多くは自己研鑽として提出しなければならず、時間外がつけにくくなった

(30代女性、乳腺外科)

* 労働が自己研鑽と言い換えられ、病院や行政にとって都合のいいシステムになっている。自己研鑽も時間外勤務とすべきである。

(30代男性、形成外科)

宿日直許可に関して * 2024年4月から、当直はねれるからと休息扱い。それなのに救急車を絶対断るなと言う。なんなんだ。 (40代男性、整形外科)

* 救急は積極的にとるようにといわれているが宿直扱い。処置や病棟急変もおおいが記録しても上司が消去して提出している

(30代女性、消化器内科)

* 十分な休息なんて夜間に取れたことは一度もない (60代男性、小児科)

本調査の詳細に関しましては、下記のURLをご確認ください。 * 医師の休憩時間、実際は休めていない?医師1,802名へのアンケート結果

https://www.dr-10.com/lab/doctors-break-time/ *

「自己研鑽」扱いの医師の労働時間…その実態は?医師1,802名のアンケートより

https://www.dr-10.com/lab/self-improvement/ *

医師の宿日直許可の実態は?「十分に睡眠がとり得る」が基準も多くは救急対応

https://www.dr-10.com/lab/duty-permission/■調査概要 1. 調査期間2024年4月23日~2024年4月30日

2. 調査主体株式会社メディウェル

3. 調査対象株式会社メディウェル医師会員

4. 有効回答数1,802件

5. 調査方法インターネット調査

■引用・転載時のお願い本調査結果の引用、転載時には以下の2点についてご協力をお願いします。 * 「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記

*

WEB上での引用・転載を行う場合には、上記に加え、引用元のURLへのリンク付与

■サービス・会社概要【医師転職ドットコム】URL :https://www.dr-10.com/

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サイト概要:2004年より運営している会員数65000人以上の医師向け転職支援サイト【会社概要】企業名 :株式会社メディウェル(

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