界の女性ワイン専門家が厳正審査「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール2024」@フランス。日本のワイン・リキュール・日本酒・蒸留酒・シードル・ビール、118アイテムが「金／銀」受賞！

2024年4月18日

～受賞酒は、前年比263%の売上実績をたたき出す驚異の国際コンクール～６月下旬リモート表彰式・YouTube公開

世界の女性ソムリエ、女性醸造家、女性ワインジャーナリスト、女性シェフなど、女性のワイン専門家が厳正なブラインド審査を行う「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール」が2024年４月8日（月）～9日（火）にかけて、フランス、ブルゴーニュにて行われました。日本からの全エントリー数が368アイテム。フランスコンクール規定により3分の1が金銀受賞となりました。

2007年スタートしたこのコンクール、2020年大会より日本酒部門が、2022年大会からは焼酎を含めた蒸留酒部門が、さらに、2024年大会からは、クラフトビール、クラフトシードル部門が新設されました。

各部門の最高得点に与えられる【TOP OF THE

BEST】に輝いた銘柄は前年比263%の売上増を達成する販売効果絶大の国際コンペとして世界中から注目されています。

世界の女性から愛されるお酒という名誉ある称号を受けた銘柄を、まずは速報でお知らせします。各部門の金・銀、さらに各部門で最高得点を獲得した【TOP OF THE

BEST】の紹介と表彰式は、2024年6月下旬、YouTube公式SAKE女チャンネルにてご覧いただけます。

フランス発祥のこのコンクールは、世界の女性ワイン専門家が審査

を行うというユニークなものとして年々注目が高まっています。入賞酒は売り上げに直結します。なぜならワインをはじめとした酒類は女性の好みが市場をけん引しているといっても過言ではないからです。気になる今年の詳細は以下です。

■概要■

■評価■

2016年の第10回大会から審査に参加している日本広報大使、兼、フェミナリーズ名誉審査員友田晶子氏の今年の評価は以下です。

＜日本ワインの評価＞

全体に柔らかく滑らかな味わいのものに評価が集まる傾向がある。インターナショナルな品種も十分に評価されている。逆に、山葡萄など珍しい品種の評価も高いことが興味深い。

＜日本酒の評価＞

透明度、クリアなタイプの評価が高い。日本における品評会では、華やかで甘いタイプに高評価が付きやすいが、淡麗辛口系、熟成系、濁り系にも高評価がされている点が、海外のコンペらしい。

＜日本リキュールの評価＞

以前にも増し、しっかりとリキュールベース原料の香味が活きたタイプが評価されている。いわゆる日本人好みの、淡くほのかな香味は評価が下がる傾向。

＜日本産蒸留酒の評価＞

例年通り、芋、麦、などの本格焼酎もしっかり評価がされている点が好ましい。泡盛の評価が非常に高かった。エントリー数が少ないので、ある意味チャンスでもある。ジャパニーズウイスキーは、点数が非常に高い（点数の公開はしていません）。

＜日本産ビール、日本産シードルの評価＞

エントリー数が少ないながらも、透明度の高いペールエールの評価が高い。シードルは、これから開拓の余地がありそうだ。世界のシードルとの香味違いが大きい印象。

■第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール2024 受賞結果■ 順不同

●日本ワイン／金賞

（特非）みどりの杜福祉会いわきワイナリー／長野／シャルドネ樽熟成2022

カタシモワインフード株式会社／大阪／K.S.シャルドネ2023

カタシモワインフード株式会社／大阪／利果園堅下本葡萄2023

ジオヒルズワイナリー／長野／MImakigahara2022_C

フジクレールワイナリー株式会社／山梨／フジクレールクラノオトデラウェア2023

フジクレールワイナリー株式会社／山梨／フジクレールプティ・ヴェルド2019

モンデ酒造株式会社／山梨／YOAKENO天王原シャルドネSP 2023

モンデ酒造株式会社／山梨／マスカット・ベーリーA上屋敷 2022

井上ワイナリー／高知／Tosa cavatina 山北アルバリーニョ2022

井上ワイナリー／高知／Tosa cavatina 梼原マスカット・ベーリーA 2022

横濱ワイナリー株式会社／神奈川／Cabernet Sauvignon Elevage 2021

株式会社エーデルワイン／岩手／ゼーレオオハサマメルロー樽熟成 2021

株式会社サドヤ／山梨／ベルエキップ甲州２０２３

株式会社サンクゼール／長野／サンクチュアリー 2020

シャトレーゼベルフォーレワイナリー／山梨／シャルドネ樽発酵 2021

シャトレーゼベルフォーレワイナリー／山梨／勝沼ソーヴィニヨンブラン2022

(株)岩手くずまきワイン／岩手／Pony ほたるスパークリング白 2024

岩の原葡萄園／新潟／ヘリテイジ2021

岩の原葡萄園／新潟／マスカット・ベーリーA2021

岩の原葡萄園／新潟／深雪花赤

岩の原葡萄園／新潟／善赤

岩の原葡萄園／新潟／善白

岩の原葡萄園／新潟／善スパークリング白

駒園ヴィンヤード株式会社／山梨／Cru Nishino Koshu 2023

駒園ヴィンヤード株式会社／山梨／Cru Nishino Sauvignon Blanc2023

駒園ヴィンヤード株式会社／山梨／Cru Nishino Syrah2022

駒園ヴィンヤード株式会社／山梨／Tao駒園甲州樽醗酵2023

月山トラヤワイナリー／山形／月虎マスカット・べーリーA2019

月山トラヤワイナリー／山形／月虎マスカット・べーリーA2020

ハセ・ド・コダワールワイナリー／長野／ヒルズメルロー 2022

盛田甲州ワイナリー／山梨／シャンモリＧＩ山梨マスカット・ベーリーＡ 2023

盛田甲州ワイナリー／山梨／シャンモリＧＩ山梨甲州 2023

盛田甲州ワイナリー／山梨／シャンモリシャインマスカット 100 2023

盛田甲州ワイナリー／山梨／シャンモリシャンモリ柑橘香御坂甲州 2023

大和葡萄酒株式会社／山梨／古代甲州 2023

大和葡萄酒株式会社／山梨／紫葡萄 2023

東晨洋酒株式会社／山梨／マスカット・ベーリーＡ＆ヤマソービニオン樽熟成2017

●日本ワイン／銀賞

ジオヒルズワイナリー／長野／MImakigahara2022_S

株式会社アグリコア越後ワイナリー／新潟／越後ワインシャルドネ 2021

株式会社サドヤ／山梨／オルロージュ甲州醸し２０２３

楠わいなりー株式会社／長野／日滝原2023

●日本酒／金賞

やちや酒造株式会社／石川／KAGA鶴純米吟醸

伊藤酒造株式会社／三重／鈿女ﾘﾗｸｾ゛ｰｼｮﾝﾚﾍ゛ﾙ2

永井酒造株式会社／群馬／水芭蕉純米大吟醸

河津酒造株式会社／熊本／純米吟醸花雪

河津酒造株式会社／熊本／純米吟醸七歩蛇

株式会社宮本酒造店／石川／夢醸 ORIGIN 純米酒

株式会社丸山酒造場／新潟／雪中梅雪中貯蔵純米原酒

株式会社匠創生／岩手/鳥取/兵庫／INESHIE 匠 No.1 龍力ブレンド

株式会社匠創生／岩手/鳥取/富山／INESHIE 匠 No.2 幻の瀧ブレンド

株式会社匠創生／岩手/鳥取/愛媛／INESHIE 匠 No.3 梅錦ブレンド

株式会社新澤醸造店／宮城／NIIZAWA KIZASHI 2023

株式会社新澤醸造店／宮城／あたごのまつ吟のいろは純米大吟醸

株式会社新澤醸造店／宮城／愛宕の松ひと夏の恋純米吟醸

株式会社新澤醸造店／宮城／超特選純米大吟醸残響 2023

株式会社新澤醸造店／宮城／零響 2023 -absolute 0-

株式会社男山本店／宮城／蒼天伝特別純米

株式会社南部美人／岩手／南部美人特別純米酒

株式会社八木酒造部／愛媛／山丹正宗しずく媛純米吟醸

菊池酒造株式会社／岡山／燦然純米吟醸朝

菊池酒造株式会社／岡山／"木村式奇跡のお酒純米吟醸雄町

玉乃光酒造株式会社／京都／純米吟醸青まねきつね

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・ゴールド

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・ときしらず

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・プレミアムスパークリング

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・時の夢

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・天使のめざめ

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・特撰純米大吟醸

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・日本の翼

合資会社加藤吉平商店／福井／梵・夢は正夢

酒井酒造株式会社／山口／五橋純米大吟醸錦帯五橋

出羽桜酒造株式会社／山形／出羽桜 AWA SAKE

初亀醸造株式会社／静岡／初亀特別純米

小田切商事株式会社／高知／吟天光龍

小田切商事株式会社／兵庫／吟天龍王

清水清三郎商店株式会社／三重／作Ｚ

千代むすび酒造株式会社／鳥取／千代むすび純米大吟醸山田錦４０舞う白鳥

村重酒造株式会社／山口／eight knot藤黄2023

村重酒造株式会社／山口／eight knot白練2023

東酒造株式会社／石川／神泉純米吟醸旨口

白菊酒造株式会社／岡山／大典白菊純米大吟醸雄町

米澤酒造株式会社／長野／今錦純米大吟醸

米澤酒造株式会社／長野／今錦中川村のたま子特別純米

明石酒類醸造株式会社／兵庫／明石鯛純米80

明石酒類醸造株式会社／兵庫／明石鯛純米大吟醸原酒

●日本リキュール／金賞

奄美大島酒造株式会社／鹿児島／あまみ梅酒

株式会社南部酒造場／福井／花垣純米の梅酒 feel

株式会社福井弥平商店／滋賀／萩乃露和の果のしずくれもん酒

株式会社海琳堂／千葉／8th ocean クミン梅酒

玉乃光酒造株式会社／京都／京の柚子酒

月山酒造株式会社／山形／銀嶺月山純米酒仕込みの梅酒

合資会社基山商店／佐賀／不思議の国のカシス漆黒カシスと黒文字

合資会社基山商店／佐賀／不思議の国のカシス赤揃えカシスと柘榴

若狭三方ビバレッジ／福井／オーク樽熟成梅酒シナモンフレーバー BENICHU 17°

米澤酒造株式会社／長野／今錦梅酒

●日本産蒸留酒／金賞

Whiskey&Co.株式会社／静岡／konohana

Whiskey&Co.株式会社／静岡／On Spring

奄美大島酒造株式会社／鹿児島／浜千鳥乃詩原酒

株式会社あさ開／岩手／あさ開単式蒸留岩手酒粕焼酎43度

株式会社LINK 北軽井沢蒸留所／群馬／ニューポット

株式会社MCG／宮城／欅

株式会社三宅本店／広島／クラフトジン瀬戸内檸檬 700ml

月光川蒸留所株式会社／山形／GAKKOGAWA WHISKY NEWPOT 2024 Edition

笹の川酒造株式会社／福島／ワールドブレンデッドウイスキー安積蒸溜所＆４

薩摩酒造株式会社／鹿児島／彩響

宗政酒造株式会社／佐賀／麦焼酎 MUGY

小正醸造株式会社／鹿児島／小正ジン桜島小みかん

忠孝酒造株式会社／沖縄／よっかこうじ

忠孝酒造株式会社／沖縄／月の蒸溜所

忠孝酒造株式会社／沖縄／忠孝 The Vanilla14年古酒

芙蓉酒造協同組合／長野／MIYAMA

芙蓉酒造協同組合／長野／YOHAKHU

●日本産ビール／金賞

一倉株式会社／岡山／OKAYAMA JIMOTO BEER 086 #4 KURASHIKI HAZY IPA

彦根麦酒／滋賀／ひこにゃんエール

●日本産ビール／銀賞

一倉株式会社／岡山／OKAYAMA JIMOTO BEER 086 #2 OKAYAMA PALE ALE

●日本産シードル／銀賞

株式会社サンクゼール／長野／いいづなシードルブラムリー＆ふじ

株式会社サンクゼール／長野／いいづなシードル高坂＆ふじ

■フェミナリーズ世界ワインコンクール」とは■

ワインの本場フランスでTOP5に入り、また世界的にも知名度の高いコンクールです。毎年、日本を始め世界中から3000種～4000種ほどのワインがフランスに集結します。2007年に創設された同コンクールの一番の魅力は、審査員が世界中の女性ワイン専門家であるということ。世界中から経験豊かな、女性ソムリエ、女性醸造家、女性ジャーナリスト、女性インポーター、女性シェフなど約300～500名の女性ワインプロフェッショナルが集まり、まったく忖度なしの厳正なブラインド・テイスティング審査で評価する、非常に稀有なコンクールです。

フェミナリーズ・ジャポンHP

https://feminalise-japon.com/

■主催者■

主催者は、30年以上にわたりワインの本場ブルゴーニュにてワインコンクールを運営してきたワインコンクールのプロフェッショナル、ディディエ・マルタン氏。世界のワイン市場において女性が与える経済的影響力を目の当たりにし、今までになかった新しくて個性的な女性審査員によるワインコンクール“フェミナリーズ世界ワインコンクール”を2007年に創設しました。

■フェミナリーズ日本広報大使・名誉会長■

フェミナリーズフランス本部は、日本ワインの出品、日本人女性審査員の斡旋を目的に、2016年より『フェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使』としてソムリエでありトータル飲料コンサルタントの友田晶子氏を起用。2017年にはアジア初の名誉会長を叙任。日本産酒の出品業務と日本人女性審査員の斡旋業務は、友田氏が代表理事を務める「一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会（通称：SAKE女の会／ｻｹｼ゛ｮの会）」内に設置される『フェミナリーズ・ジャポン』が請け負っています。

フェミナリーズ・ジャポンHP

https://omotenashi-sakejo.com/

■今までの出品状況■

2017年：日本人女性審査員参加（以降毎年参加）。日本ワインの出品スタート。12社30アイテムが出品、うち10アイテム（金賞6・銀賞1・銅賞3）入賞。

2018年：12社34アイテムが出品、うち9アイテム(金賞7・銀賞2)が入賞。

2019年：日本産リキュールを含め、31社65アイテムが出品、うち21アイテムが金賞入賞。

2020年：

世界から4470アイテムの出品。日本からは176アイテム出品。うち日本ワインが50アイテム（赤21アイテム、白25アイテム、スパークリング４アイテム）、日本リキュールが30アイテムの出品。同年から増設された「日本酒部門」には、96アイテムの出品（うち純米大吟酒31、純米吟醸酒23、純米酒23、熟成酒7、スパークリン酒12）。

2021年：

世界から5246アイテム。日本から312アイテム。日本ワイン87アイテム、日本リキュール47アイテム、日本酒178アイテムの出品。女性ワイン専門家がジャッジする日本酒という点では、今最も注目される国際日本酒コンクールとなりました。

2022年：

世界から4780アイテム。日本からは429アイテムと過去最高。日本ワイン97アイテム、日本リキュール56アイテム、日本酒200アイテムの出品。同年から増設された蒸留酒部門には76アイテムの出品。女性ワイン専門家がジャッジする日本酒・蒸留酒という点では、今最も注目される国際日本産酒コンクールとなっています。

2023年：

世界から3812アイテム。日本からは348アイテム。日本ワイン89アイテム、日本リキュール55アイテム、日本酒159アイテム、蒸留酒45アイテムの出品。

過去の受賞情報はこちらをご覧ください。

https://feminalise-japon.com/archive

■審査方法など■