第26回 大藪春彦賞 『未明の砦』(太田愛/著)、『俠』(松下隆一/著)に決定!
作家・大藪春彦氏の業績を記念して創設された「大藪春彦賞」、本年の受賞作家と作品が決定しました。
作家・大藪春彦氏の業績を記念し、その物語世界を引き継ぐ新進気鋭の作家および作品に贈られる「大藪春彦賞」の選考会が、2024年1月26日(金)午後5時より東京・新橋の第一ホテル東京にて開かれ、第26回大藪春彦賞の受賞作家と作品を選定しました。
選考委員は、大沢在昌、黒川博行、東山彰良の三氏。
受賞者には、大藪春彦賞選考委員会と後援の徳間書店から正賞(顕彰牌・賞状)および副賞各150万円が贈られます。贈賞式は3月上旬に執り行い、同時に昨年10月27日に決定した第7回大藪春彦新人賞(受賞者:安孫子正治氏、受賞作:等圧線)の贈賞式も行います。
受 賞 者 太田愛 氏
受賞作品 未明の砦
(KADOKAWA・2023年7月刊)
【太田愛(おおた・あい)氏のプロフィール】
1964年9月2日生まれ、香川県高松市出身。
97年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」でシナリオライターとしてデビュー、ドラマ「相棒」「TRICK2」などの脚本を手がける。2012年『犯罪者
クリミナル』(文庫化時に『犯罪者』と改題)で小説家デビュー。14年『幻夏』で第67回日本推理作家協会賞にノミネート。他の著書に『天上の葦』『彼らは世界にはなればなれに立っている』がある。
受 賞 者 松下隆一 氏
受賞作品 俠
(講談社・2023年2月刊)
【松下隆一(まつした・りゅういち)氏のプロフィール】
1964年1月2日生まれ。兵庫県丹波市出身。
作家・脚本家。2007年、映画脚本「二人ノ世界」が第10回日本シナリオ大賞佳作入選。20年、小説「もう森へは行かない」が第1回京都文学賞最優秀賞受賞(『羅城門に啼く』に改題し新潮社より刊行)。他の著書に『虎雄とともに』『春を待つ』『二人ノ世界』など。
2024年1月26日
主催:大藪春彦賞選考委員会
後援:株式会社徳間書店
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