門家がエビデンスに基づいてつくった、いじめ予防の教育えほん『いじめ、みちゃった!』が10月31日(木)に発売
ブラウザで見る [] []
株式会社世界文化ホールディングス プレスリリース:2024年10月28日 報道関係者各位
【本当に効果のあるいじめ予防メソッド】専門家がエビデンスに基づいてつくった、いじめ予防の教育えほん『いじめ、みちゃった!』が10月31日(木)に発売
世界文化社は、絵本『いじめ、みちゃった!』(作:和久田 学 絵:イモカワユウとイモカワチヒロ 監修:公益社団法人 子どもの発達科学研究所
)を10月31日(木)に発売いたします。
「いじめ防止対策推進法」の施行から11年。いじめに関する悲しいニュースは、いまも後を絶ちません。2022年度の認知件数は68万件超、過去最多となりました。ところが欧米では、いじめの研究が進み、科学的根拠のある予防プログラムが効果をあげているといいます。いじめ予防に「科学」を取り入れるということは、「いつ、どこで、誰が行っても同じ効果が期待できる=再現性のある対策が可能」となります。
本書は、行動科学・疫学統計学などに基づいたいじめ予防教育のメソッドを、物語に織り込んだ1冊です。◆ 成果が出ているいじめ予防プログラムの8割は「傍観者教育」
本書の主人公は、「いじめを見た子」。一見、いじめとはかかわりの薄い子に思えるかもしれません。しかし、カギを握っているのはこの「傍観者」です。
欧米で成果を出しているいじめ予防プログラムの8割は「傍観者教育」
だといいます。ある調査では、いじめを見た子がその場で声をあげれば、6割近くがすぐに(数秒以内に)収まるという結果がでています。傍観者が正しい行動をとることができれば、半数以上のいじめは止められるのです。
恐ろしいのは、いじめを日常的に見ているうちにいつしかそれが「当たり前」になり、傍観者から加害者に変わるケースがあることです。逆に傍観者が被害者
になることもあり得ます。さらにはいじめの予後研究の結果、傍観者も被害者と同様にPTSDを発症するリスクが高まることがわかっています。傍観者が正しい行動をとる
ことで、いめじを止めるのはもちろん、傍観者自身を守ることにもつながる。この観点から、この絵本の主人公を「いじめを見た子」にしました。◆
いじめ予防の専門家が熱い思いでつくった 本当に効果のあるいじめ予防の絵本
作者の和久田学さんは、いじめ予防の専門家です。本書では、国内外の膨大ないじめ研究のデータから、科学的根拠のある「本当に効果のあるいじめ予防法」
を子どもにもわかりやすい物語で伝えています。和久田さん自身、特別支援学校で20年の教師歴
をお持ちです。現場でさまざまな関係を目の当たりにする中で生まれた「いじめをなくさなければならない」という強い思いとともに、今回の絵本がつくられています。◆
いじめ予防のスタンダードを広めたい
実際にいじめを経験したかた、具体的なケースを知っているかたの中には、「この本でいじめは解決できない」と思う場合もあるかもしれません。いじめにはさまざまなケースがあり、その全ての解決方法をこの1冊で提示するのは難しいということは確かです。
本書で目指したのは「予防」です。深刻ないじめ被害が生まれる前に予防
する。そのためには5・6歳から読んで、いじめに対する正しい知識のタネを撒いて育てることが重要だと考えます。この本のメソッドが日本のいじめ予防のスタンダードとなり、当たり前に認知されている未来を目標としています。
巻末には、大人向けの情報ページもご用意しています。大人でも正解がわからない「いじめ予防」について、大人も子どもも一緒に学べる一冊です。◆
ひと足早く読んでくださった方々からの感想NetGalleyにて、刊行前に本書を読んでくださったかたから感想をいただいています。
•
学校でも家庭でも、読み聞かせで読んで欲しいと思います。嫌だな、悲しいなと思っても言い出せない、大人にいうのも怖いと我慢してしまう。この本をきっかけに勇気をもらい、悲しいよと言えるかもしれない。いじめをしていた子も気がつける本だと思います。(書店関係者)
•
もし自分じゃなくても、誰かがいじめを受けていて自分の気持ちがうずうずしてくる。その気持ち、違和感があれば、いじめを受けている人のためだけでなく、自分のためにもすっきり晴らして、みんながすっきり気持ちよくなれるような社会にしていこう、と考えさせられる本です。(図書館関係者)
•子どもが初めていじめの場面に遭遇した時、どうすればいいの?
という疑問に答える絵本。これから小学校高学年になる子どもがいるので、親としての対応も気になっていたところ、あとがきにばっちり大人へのメッセージが書かれていました。
いじめのない世界を作るために大人ができることは、子どもにお手本の姿勢を見せること。
まずは一番身近な大人である親たちがいじめをしない、という当たり前のことを、自分の言動を通して子どもたちに伝えないといけない、ということがよく分かりました。(一般読者)
◆著者紹介
和久田 学さん作/和久田 学(わくた まなぶ)公益社団法人子どもの発達科学研究所
所長/主席研究員。静岡大学教育学部卒業。特別支援学校の教師として20年以上勤務した後、大阪大学大学院連合小児発達学研究科博士課程にて、小児発達学の博士号を取得。現在、大阪大学大学院連合小児発達学研究科招聘教員、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター共同訪問研究員。専門はいじめや不登校など子どもの問題行動の予防、支援者トレーニング、介入支援プログラムなど。著書に『学校を変える
いじめの科学』(日本評論社)、『科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実』(緑書房)。絵/イモカワユウとイモカワチヒロ
鎌倉市在住のイラストレーターユニット。イラストレーション、グラフィック、キャラクター、パッケージデザイン、絵本、アパレル広告、web制作等、多分野で活動中。2015年より、鎌倉発クマのキャラクターの「KAMAKUMA(かまくま)」を始動させ、近年は、江ノ電とのコラボ商品や、ふるさと納税の返礼品など、地域に根付いたキャラクターとして展開している。
監修/公益社団法人 子どもの発達科学研究所
子どもたちの健やかな発達(成長)を支援するために、研究と社会実装を進める公益社団法人。文部科学省やこども家庭庁とともに、いじめや不登校についての調査・分析を行う。自治体や学校のいじめ予防・不登校改善の支援として、調査ツール、研修プログラム、啓発講演などの提供も行っている。本書においては、いじめを予防する科学的なアプローチについて、監修を務めた。
◆ 刊行情報
『いじめ、みちゃった!』■発売日:2024年10月31日 (木)■定価:1,650 円 (税込)■作:和久田 学■絵:イモカワユウとイモカワチヒロ
■監修:公益社団法人 子どもの発達科学研究所■仕様:A4変型判/32ページ■発行:株式会社世界文化社
https://www.sekaibunka.com/book/exec/cs/24824.html
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418248242 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001888.000009728.html
※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません