書籍の合同発売記念イベントがきっかけでコラボ実現!介護コミック「お尻ふきます!!」に「気がつけば認知症介護の沼にいた。」著者・畑江ちか子氏をモデルにした“クセつよ女子”ちか子が新登場

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、以下

KADOKAWA)は、2024年1月にコミック第1巻を発売、現在も「WEBザテレビジョン」で毎週連載中の介護コミック「お尻ふきます!!」にてコラボ企画がスタートしたことを発表しました。古書みつけより2023年11月に刊行された介護をテーマにしたノンフィクション「気がつけば認知症介護の沼にいた。」の著者で現役介護士の畑江ちか子氏をモデルにしたキャラが「お尻ふきます!!」第58話より登場。主人公ウメをはじめとする介護施設こもれびの職員や利用者の面々と今後どんなエピソードを展開していくのか注目を集めています。

「お尻ふきます!!」(KADOKAWA)/「気がつけば認知症介護の沼にいた。もしくは推し活ヲトメの極私的物語」(古書みつけ)

「お尻ふきます!!」(KADOKAWA)/「気がつけば認知症介護の沼にいた。もしくは推し活ヲトメの極私的物語」(古書みつけ)

* 両作品の紹介とコラボレーションの背景

出版合同イベントの様子。左から倉田真由美氏、さかまき氏、畑江ちか子氏

出版合同イベントの様子。左から倉田真由美氏、さかまき氏、畑江ちか子氏

お笑い芸人のかたわら、主に夜勤で10年以上介護職員をアルバイトで続けてきたさかまき(マッハスピード豪速球)。2022年4月に上梓した初著書「介護芸人のコントな世界」(電子限定)では、認知症の方を中心とした100人以上の「利用者さん」と向き合ってきた介護体験をお笑い芸人の目線で人情味たっぷりに綴っています。一方、2019年秋から老人ホーム検索サイト「みんなの介護」で、介護や老いをテーマにした対談連載「くらたまのいま会いたい手帳」を行ってきた漫画家でエッセイストの倉田真由美。

そんな二人がWEBメディアの対談企画を機に意気投合、より多くの人に介護の世界を知ってほしいという思いからスタートしたのが介護コミック「お尻ふきます!!︎」プロジェクトです。さかまきの介護施設でのアルバイト経験をベースに、倉田真由美が暗く重くなりがちな介護の現場や実情を明るくユーモラスに描き出し人気を集めています。

一方、「気がつけば認知症介護の沼にいた。」は2023年11月に古書みつけより刊行された気がつけば○○シリーズの第2弾。認知症介護の現場を、批判でも暴露でもなく、人生の先輩たちへのリスペクトと愛をもって丁寧に綴りきった、まさに“笑いあり涙あり”の人間ドラマノンフィクションです。オタク歴20年、社会人歴10年、コミュ障で奥手な現役介護士の著者・畑江ちか子氏が、認知症介護と向き合うことで“図々しさ”に近い生きる力を身につけていく姿を描いています。

そんな両作品は介護をテーマにした「コミック」と「ノンフィクション」であり、「気がつけば認知症介護の沼にいた。」の帯文を倉田氏が手がけた縁もあって、2024年1月に発売記念イベントを合同開催。その際、楽屋で「ちか子さん、『お尻ふきます!!』に出たらいいんじゃない?」というアイデアが飛び出し、会見から約1か月というスピード感で今回のコラボが実現しました。

●合同会見の様子はこちら

「古書みつけ」公式YouTube

https://youtu.be/XePG1rl_-EA

* 新キャラクター「波多江ちか子」紹介

乙女ゲーが心の拠り所のちか子。キャラ名は本名の畑江ちか子をもじった波多江ちか子

乙女ゲーが心の拠り所のちか子。キャラ名は本名の畑江ちか子をもじった波多江ちか子

利用者の家族として物語に登場。乙女ゲーを常に手放さず、ウメたちとも淡々としたやり取りをするちか子

利用者の家族として物語に登場。乙女ゲーを常に手放さず、ウメたちとも淡々としたやり取りをするちか子

畑江ちか子氏をモデルにした新キャラは、その名もズバリ「波多江ちか子」。著書でも描かれる畑江氏本人のコミュ障でオタクな性格そのままに、「乙女ゲー」の中の推しキャラが拠り所というくせツヨなキャラクター。2/25配信の58話にて介護施設こもれびの利用者さんの家族として登場し、ウメたちこもれびの面々との触れ合いを通じて、自身も新人介護士として働き出す、という役どころです。ノンフィクションで描かれる「気がつけば認知症介護の沼にいた。

」のエピソードの数々も今後アレンジされてストーリー展開され、キャラクター、物語ともに本格的なコラボレーションが展開されます。主人公ウメと同じ25歳の新人介護士・ちか子が今後ウメたちとどんなドラマを展開していくのか。果たして「気がつけば認知症介護の沼にいた。」のエピソードはどのように「お尻ふきます!!」の世界観で展開されるのか、注目が集まっています。

「分厚いメガネの下は美女」という漫画の王道の設定も! いずれはウメの親友に? それともライバルか?

「分厚いメガネの下は美女」という漫画の王道の設定も! いずれはウメの親友に? それともライバルか?

* コラボレーションにあたって著者コメント

「お尻ふきます!!」作画/倉田真由美

そもそも奇跡のタイミングからの出会いだったので、コラボ企画はあっさり決まりました。乙女ゲーという、私と坂巻さんだけでは絶対に思いつかない面白アイテムが出てきたのは嬉しいです。ちか子キャラ、深掘りすると思いがけない展開が期待できそう。乙女ゲーにハマる人、個人的にとても興味あります。

「お尻ふきます!!」原作/さかまき

畑江さんの本を読んだとき僕が真っ先に思った事は厚かましくも「……超リンクしてるじゃん!」でした。『お尻ふきます!!』と通ずるこの本からたくさんの共感や感動を頂きました。そこには介護に大切なモノが詰まっていました。同時イベントの際「この本のお話を題材に描くのはダメっすよね…?

ぐへへ」と初対面で言い放った自分。本来、図々しいなてめえと一蹴されるところを、畑江さんは快諾してくださいました。本当にありがとうございます。元キャバ嬢のウメ&オタク女子のちか子。対照的な介護ヒロイン2人の今後の活躍にご期待ください!

なお、あくまで『ちか子』は1キャラクターなので御本人と混同し過ぎぬようご注意を。※乙女ゲーの虜なのは事実です

「気がつけば認知症介護の沼にいた。」著者/畑江ちか子

フィクションとノンフィクションの融合!

ワクワクで胸がいっぱいです。自著のエピソードが「お尻ふきます!!︎」で繰り広げられたらどうなるのか……ウメさんをはじめとする、他のスタッフの皆さまは一体どんなリアクションをするのか!?︎(笑)。

私自身も、一読者として大変楽しみです。今回のコラボを通じて、介護というテーマの重要性や魅力をより多くの人々にお伝えできたら嬉しいです。

* 「お尻ふきます!!」波多江ちか子登場回(58話/59話)あらすじ

2/25配信 第58話「オタク女子のちか子さん」(前編)

“飯はまだか”でおなじみのハジメさんの体調が悪化。心配して駆けつけたご家族は、ハジメさんが自分たちを認識できないほど弱っていることにショックを受ける。そんな中、ウメはハジメさんの孫娘・ちか子さんから在宅介護時代の壮絶なエピソードを聞く。

3/3配信 第59話「オタク女子のちか子さん」(後編)

ハジメさんの容体がさらに悪化し、医師の指示で看取りケアへ移ることに。その3週間後、家族が見守る中、ハジメさんは天国へと旅立つ。これまで常に淡々とした様子のちか子さんだったが、ウメたち職員が親身になって涙を流す姿に心を動かされる。

* WEBザテレビジョン/コミック「お尻ふきます!!」連載まとめ

https://thetv.jp/feature/matome/13094/

※波多江ちか子登場回を含む最新話まで公開中

* 著者プロフィール

「お尻ふきます!!」作画/倉田真由美

一橋大学卒業後、就職が決まらず"ヤングマガジン

ギャグ大賞"に応募して、大賞受賞し、漫画家デビュー。2000年より週刊『SPA!』でダメ男を好きになる女たちのリアルな生活を描いた「だめんず・うぉ~か~」の連載を始め、ブレイク(2013年4月まで1000人以上の女性を取材し、約13年間にわたって連載)。

マンガ・エッセイなどの執筆活動の他に、新聞・雑誌、テレビ・ラジオのコメンテーターとして、恋愛から政治問題まで幅広く"くらたま流"のコメントをしている。2019年、初の舞台『エグ女』に出演し新境地を開く。2児の母親でもある。

また、体質改善ダイエットで体重-8kg、ウエスト-15cmに!!ムック本「体質改善ダイエット」発売。

「お尻ふきます!!」原作/さかまき(マッハスピード豪速球)

お笑いコンビ「マッハスピード豪速球」のボケ担当。2010年結成。日常の細やかな人間心理を描く独特な視点のネタで一線を画すコンビ。「1000円もらえるライブ」「40日間山籠もりネタ修行」など独自の活動で話題を呼ぶ。2019年「ビートたけし杯」優勝、M-1グランプリ準々決勝進出、KOC準決勝進出。「とんねるずのみなさんのおかげでした」「有吉の壁」などTVラジオ出演多数。芸人活動の傍ら介護職に従事し、介護芸人として活動。10年以上の介護経験を生かし2022年4月に初著書「介護芸人のコントな世界」を上梓。2023年介護福祉士資格取得。

「気がつけば認知症介護の沼にいた。」著者/畑江ちか子

1990年神奈川県生まれ。高校卒業後、事務職に就く。認知症グループホームで看取りをしてもらった祖父との別れをきっかけに、介護職へ転身。

●古書みつけ「気がつけば認知症介護の沼にいた。」紹介ページ

https://kosho-mitsuke.com/news/dementia/

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