「性別×年代」の意識調査でわかったジェンダー・ポジティブの今
~「一人ひとりが思い描く美しさを目指す」に約70%が賛同~
従来のステレオタイプにとらわれない、体の性別とは異なる装いをする「クロスドレッサー」を通して感じる意識調査から、リアルなアンコンシャスバイアスとジェンダー・ポジティブで揺れ動く今を読み解いた
化粧品メーカーのスタートアップ、株式会社Mont make(本社:大阪府岸和田市、代表取締役社長:山本
篤)は、女性向け/男性向けの商品を異なる性である男性/女性が装い、自己表現をすること(クロスドレッシング)に対する意識調査を行いました。その結果、20代男性および50代男性に否定的な意識が高い傾向が、30代女性に比較的肯定的な意識が高い傾向がみられました。一方で「一人ひとりが思い描く美しさを目指すこと」を良いと思う人は全体で約70%にのぼり、目指す美しさは人それぞれであってよいという認識の広がりがみられました。
■調査概要調査タイトル:ジェンダーとファッション、ヘア、化粧品に関する意識調査実施時期:2024年1月30日調査方法:WEB調査 ※クロス・マーケティング
QiQUMOを利用した調査対象人数:400名対象条件:日本国内に住む 20ー59歳 男女
■身体の性と心の性が(あまり)一致していない、どちらともいえないと感じる割合は、20代男性に高い傾向
身体の性と心の性が完全に「一致している」と答えた割合は82.8%、「どちらともいえない、(あまり)一致していない」の合計は9.3%となりました。その中でも20代男性は、「どちらともいえない、(あまり)一致していない」と答えた割合が20.0%と、他の年代に比べて高い結果となりました。
■男女別ファッションやヘアメイクをクロスドレッサーが装うことに抵抗を感じる割合は男性が多い傾向が
女性が男性用のスタイルを装うことに抵抗を感じる人は、、50代男性が最も多く(30.0%)、次に20代男性、50代女性(26.0%)が同率で多い結果となりました。
男性が女性用
のスタイルを装うことに抵抗を感じる人は、50代男性の50.0%が抵抗を感じる結果になり、次いで20代男性、40代男性、50代女性が同率となりました(44.0%)。
女性が男性用のスタイルを装うことより、男性が女性用のスタイルを装うことに抵抗を感じる人が多く、特に50代の男女と20代男性が抵抗を感じやすいことが分かりました。
30代男性は抵抗感が低く、女性は男性に比べ抵抗感がない傾向
女性が男性用のスタイルを装うことに抵抗を感じない人は30代女性が最も多くなりました(76.0%)。これは全体平均(49.5%)から26.5%も高い割合です。
男性が女性用のスタイルを装うことに抵抗を感じない割合は、30代女性が最も多く(48.0%)、次いで30代男性が多い結果となり(36.0%)、
30代男女はクロスドレッシングに抵抗を感じない割合が高い傾向にありました。
■女性モデルCMの化粧品を「男性」が購入すること(あるいはその逆)を、ポジティブに感じる人は40%超に
女性モデルがCMを務める化粧品ブランドを購入することにポジティブな男性は41.1%、男性モデルがCMを務める化粧品ブランドを購入することにポジティブな女性は43.4%と、男女ともに40%を超える結果となりました。
しかし、20代女性は他の女性の年代に比べて、男性モデルがCMを務める化粧品ブランドを購入したくない層の割合が高め(22.4%)であることが分かりました。
男女の区別をしない化粧品の広告が増え始めている傾向を受け、一般のお客様にもその意識が浸透し始めているものの、
20代女性向けの商品では慎重な対応が必要なことが浮かび上がりました。
■基礎化粧品に男女の区別が必要だと感じる人は20~30代男性に多い傾向に
化粧水やクリームなどの基礎化粧品に女性用/男性用の区別が必要だと感じる人は、20代男性(48.0%)が最も多く、次いで30代男性(44.0%)が多い結果になりました。反対に必要ではないと感じる人は、40代女性(36.0%)が最も多く、次いで30代女性(30.0%)という結果になりました。
年代ごとの男女で比較した場合、基礎化粧品に男女の区別は必要だと感じる人は、20代~40代は男性の方が多く、50代は女性の方が多い結果になりました。特に
20~30代の男性では「男性用」と明示された商品を求める割合が高いことが分かりました。
■性別に関係なく、「一人ひとりが思い描く美しさを目指すこと」を良いと思う人は約70%、特に50代男女が牽引する結果に
一人ひとりが思い描く美しさを目指すことを良いと思う人は全体で67.8%でした。内訳を見ると、50代女性が最も多く(80.0%)、次いで50代男性(76.0%)、30代女性(74.0%)という結果になりました。反対に、良いことだと思わない人は20代男性(12.1%)が最も多く、次いで40代女性(10.0%)という結果になりました。
■総括
女性が男性用のファッションやヘアメイクを装うこと(あるいはその逆)に抵抗を感じる人は50代男性と20代男性に多い傾向にあります。一方で50代男性は、一人ひとりが思い描く美しさを目指すことを良いことだと考える人も多いことから、
ジェンダー・ポジティブへの意識も合わせ持っていることが分かりました。
20代はファッションやヘアメイク、化粧品の購買に対して、男性らしさや女性らしさに魅力を感じる層が一定数いることから、従来のジェンダー観を持つ層とジェンダー・ポジティブ意識を持つ層が混在している年代であることが分かりました。
30代の男女は、男女の区別を必要としない人が多い傾向にあることから、ジェンダー・ポジティブの意識が高く、
他の年代よりジェンダーレスな商品を望むポテンシャルも高いことが読み取れました。
今回の調査を受け、当社はジェンダー・ポジティブ意識の高まりに共感し、性別に関係なく一人ひとりが思い描く「美」を追及する化粧文化を創造するために、引き続き調査および商品開発に取り組んでまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】会社名 株式会社Mont make(モンメイク)広報担当者(プレスからの問合せ)城戸、安藤
お客様窓口(一般のお客様からの問合せ)須田住所 〒596-0808 大阪府岸和田市三田町829-1メール [email protected] (受付時間
9:00~17:00)URL
https://twitter.com/Montmake_corp
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000142569.html
※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません