「文藝」×monogatary.comコラボ賞の大賞受賞は「白山通り炎上の件」(有手窓・著)に決定!さらにYOASOBIによる楽曲化も発表!
選考委員長に芥川賞作家・金原ひとみ氏をむかえた新時代の作家を発掘するプロジェクト。受賞作品をまとめた小説集は2024年秋に河出書房新社より書籍化!
「文藝」×monogatary.comコラボ賞イメージイラスト illustration:nina
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(本社:東京都千代田区、代表取締役:村松俊亮)は、2017年10月より運営しているサービスmonogatary.comの主催コンテスト「モノコン2023」内の企画にて、株式会社河出書房新社が刊行する季刊文芸誌「文藝」と共同して創設した「文藝×monogatary.comコラボ賞」について、大賞受賞作品を「白山通り炎上の件」(有手窓・作)に決定したことを発表します。さらに、大賞受賞作品について、monogatary.comより生まれた”小説を音楽にするユニット”YOASOBIによる楽曲化が決定したことを合わせて発表いたします。
monogatary.comは、毎日運営より出される「お題」へ自由に「物語」を投稿でき、それに対して挿絵やコメントをつけるなど様々なリアクションをして遊べる小説投稿サイト。過去に主催したコンテスト「モノコン2019」からは、話題曲「アイドル」がグローバルチャートで1位を獲得するなど活躍が目覚ましい“小説を音楽にする“ユニット「YOASOBI」が誕生するなど多くの話題を呼んできました。
この度、株式会社河出書房新社が刊行する季刊文芸誌「文藝」と創設した「文藝×monogatary.comコラボ賞」について大賞作が決定しましたので発表いたします。
◆大賞作品「⽩山通り炎上の件」(作者:有手窓)に決定!2024年秋に河出書房新社より書籍化。
本賞は、2023年8月から10月に開催された「モノコン2023」にて募集し、応募総数879作、一次選考通過59作、二次選考通過14作の中から大賞作品として「⽩山通り炎上の件」(著者:有手窓)を選出しました。あわせて、優秀作・佳作について6作を選出いたしました。
◎大賞「白山通り炎上の件」有手窓 ※投稿時の「あむだ前歯」より改名。
https://monogatary.com/story/454872
◎優秀作「サイボーグになりたいパパゲーノ」東旺伶旺
https://monogatary.com/story/451351
「放浪する顔面」逆島テトラ
https://monogatary.com/story/454585
◎佳作「青い木と遺棄」粒子
https://monogatary.com/story/453924
「グリーンベルベットの背骨」青井井蛙
https://monogatary.com/story/454468
「タイポグリセミア」nanase honjo
https://monogatary.com/story/454719
「春と海」冬村
https://monogatary.com/story/453187
大賞作品について、選考委員長の金原ひとみ氏(作家)は、「おかしなことと真っ向から戦うと損をする、現代的四面楚歌地獄から、クライムアクション的世界へと様変わりするトンデモ展開。
現代の生きづらさ、くだらなさ、息苦しさを笑い飛ばすかの如く、アクロバティックな俯瞰視点で描かれた物語に、救いと希望を感じた。」と評価しました。
また、選考委員を務めた「文藝」編集長の坂上陽子氏は、「まずはタイトルで惹かれ、読み始めてさらにのめりこみ、次々物語が展開するスピード感、随所にきらめく茶目っ気たっぷりのウィット、それでいて作者の「これを書かねばならぬ」切実さを強く感じ、読み終わったあと興奮の渦に巻き込まれました。今回の選考を通して、いわゆる「文芸誌」も小説のいちジャンルにしか過ぎず、いま文学と小説の幅がかつてなく大きく広がっていることをビビッドに体感できて楽しかったです。もう有手さんの次の作品が楽しみでなりません!」と評しました。
同じく選考委員を務めた本サイト「monogatary.com」プロデューサーの屋代陽平は「「ライブのような小説に出会いたい」という願いを込めて創設したこの賞。大賞作品は、日々の延長線上にある思いがけない出会いや、そこに踏み込んで体験できる非日常が、日常をキラリと輝かせてくれるということを教えてくれます。それはまさにライブで得られる栄養そのもの。この小説がさまざまな形で鳴り響く未来が楽しみです。」とコメントしました。
なお、入賞作品の詳しい選評は、4月6日発売の「文藝 2024年夏季号」(河出書房新社)に掲載されます。また、monogatary.comのお知らせページ
[]にて、一次選考通過作品、二次選考通過作品を発表します。
創刊90年という歴史を持ちながらも、常にチャレンジを続け、新しい才能を世に送り出している文芸誌「文藝」編集部の全面協力のもと、選考委員には芥川賞作家・金原ひとみ氏をむかえ、自身の言葉と物語で読者の心を動かすことのできる書き手による「新しい小説」を募集した本賞。大賞、優秀作、佳作をまとめた小説集は河出書房新社より2024年秋に発売予定!
ぜひご期待ください。
◆大賞作品「白山通り炎上の件」を5周年を迎えるYOASOBIが楽曲化!
今年5周年というアニバーサリーイヤーをむかえるYOASOBIによる大賞作品「⽩山通り炎上の件」の楽曲化も決定いたしました!
さらに、本作品から誕生するYOASOBIの楽曲が、リクルート「まだ、ここにない、出会い。」のTVCMにて放映決定!
さらに、大賞作品を掲載した「メモリアルフリーマガジン(仮)」の配布も予定しています。
▼詳細はリクルート「まだ、ここにない、出会い。ここにない、音楽。」特設サイトにてお知らせいたします。
https://www.recruit.co.jp/madakoko_music/
■『「文藝」創刊90周年記念企画 鳴り響け、文学! 文藝×monogatary.comコラボ賞』について
・対象お題『邂逅』・募集期間2023年8月10日(木)から同年10月18日(水)▼賞の詳細はこちらhttps://monocon2023.com/#kawade
■選考委員プロフィール
金原ひとみ
撮影:西田香織
1983年生まれ。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年に同作で芥川賞、10年『TRIP
TRAP』で織田作之助賞、12年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、20年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、21年『アンソーシャル
ディスタンス』で谷崎潤一郎賞を受賞。21年4月から23年3月まで朝日新聞の書評委員をつとめ、国内外問わず数々の小説を紹介、評の鋭さが話題となった。22年には「文藝」で「私小説」をテーマに責任編集をつとめ、注目を集める。他の著書に『腹を空かせた勇者ども』『ハジケテマザレ』など。現在「新潮」「すばる」「文學界」各誌の新人賞選考委員もつとめる。
坂上陽子(河出書房新社 「文藝」編集長)2003年河出書房新社に入社。単行本編集を経て、19年1月より「文藝」編集長を務める。
屋代陽平(ソニー・ミュージックエンタテインメント「monogatary.com」プロデューサー)
2012年ソニーミュージックグループ入社。17年ストーリエンターテインメントプラットフォーム「monogatary.com」の立ち上げ、19年YOASOBIプロジェクトを発足。
■monogatary.com主催「モノコン2023」実施概要
「KAIKO」モノコン2023では、7つの「賞」それぞれにひとつずつ「お題」を設け、その「お題」に投稿された「物語」の中から優秀な作品を、各「賞」それぞれの形式で作品化。
「モノコン2023」特設サイト:https://monocon2023.com/
■文藝について
1933年、改造社より創刊。今年創刊90周年を迎えた、日本で屈指の歴史を持つ文芸誌。休刊を経て1962年に復刊。復刊時の編集長は、坂本一亀氏(坂本龍一の父)。同年、公募の新人賞「文藝賞」がスタート。受賞者に田中康夫、山田詠美、綿矢りさ、羽田圭介、若竹千佐子、宇佐見りん、遠野遥、安堂ホセ、日比野コレコなど、文学シーンに新しい風を吹き込む賞として定評がある。「文藝」掲載後、芥川賞を受賞した綿矢りさ『蹴りたい背中』、宇佐見りん『推し、燃ゆ』は文学史上に残るベストセラーとなり社会的注目を集めた。
河出書房新社サイト:https://www.kawade.co.jp/np/bungei.html
■『monogatary.com
サービス名:monogatary.comサイトURL:https://monogatary.com
公式Twitter:
https://twitter.com/monogatary_com公式Youtubeチャンネル:
https://www.youtube.com/c/monogatarycom
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000014577.html
※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません