半世紀を経て“発掘”された伝説の名著『文化資本の経営』復刊。異例の豪華推薦陣8名

【NewsPicks】四半世紀を経て“発掘”された伝説の名著『文化資本の経営』復刊。異例の豪華推薦陣8名

NewsPicksパブリッシング新刊 2023年12月26日(火)発売開始

株式会社ユーザベースの出版部門、NewsPicksパブリッシングは『文化資本の経営:これからの時代、企業と経営者が考えなければならないこと』(福原義春/文化資本研究会

著)を2023年12月26日(火)に復刊いたしました。

四半世紀を経て“発掘”された伝説の名著、復刊。

異例の豪華推薦陣!楠木建/篠田真貴子/松岡正剛/入山章栄/秋元里奈/福武總一郎/高木新平/デービッド・アトキンソン(巻頭解説:佐宗邦威)

▶︎本書の詳細はこちら

https://www.amazon.co.jp/dp/4910063358

『文化資本の経営:これからの時代、企業と経営者が考えなければならないこと』著者:福原義春/文化資本研究会発売日:2023年12月26日

定価:1,980円(本体1,800円+税)発行:NewsPicksパブリッシング版型:46判並製・256ページ購入サイト:

https://www.amazon.co.jp/dp/4910063358

1999年に初めて刊行された本書で、著者である元資生堂会長・福原義春氏はこう指摘します。

「いま時代は経済資本だけの世界から、文化資本という新たな概念を取り入れるべき時に入っていると考えています。」

福原氏は、経済資本が充実していれば新しいことができる時代から、培った経験やアイデアや技術を文化資本化することで経済資本を動かす時代へ変化しつつあると述べます。

また、すでにそうした企業が出現しているほか、日本においても文化資本や技術を蓄積し、生かす企業とそうでない企業では大きな違いが生まれるであろうと予測します。

まもなく2024年を迎えようとする今こそ、四半世紀前に生まれた本書を多くの方に届けたいと考え、復刊する運びとなりました。

<内容紹介>「経済資本」は行き詰まり、「文化資本」が主役の時代へ──。社員、会社、そして地域(ローカル)に眠る「見えない資本」から価値を生み出す普遍の原則とは。

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社員の「知恵や感性」が経営資源としてより重要度を増している

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異なった文化が出会い、葛藤や対立が起きることが大事

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暗黙知が形成される場所をどう作るか

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日本語の「主客非分離」の性質を経営にどう活かすか

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「場所」「身体性」というキーワード

<目次>1章 文化経済の時代の到来文化が経済の力になるとはどういうことか2章 新しい経営アイデアが湧いてくる場所近代的な知のあり方を超えて3章

世界を丸ごとデザインできる経営を日本語と日本文化がもたらすもの4章 文化資本経営は新しい環境空間を演出する経済活動に環境をどう取り込んでいくか5章

新しい経営を切り開くビジョンとは何かコーポレート・ガバナンスとリーディング・ビジョン補章 文化資本経営の理論

<推薦の言葉(敬称略)>・入山 章栄(経営学者)「すごすぎる、ヤバすぎる!一生、この本を傍に置くことを決めました。

サステイナビリティ、デザイン経営、経営とアート、地域との関わり、パーパス、企業ガバナンス、社員のクリエイティビティ…現代ビジネスの課題に完全に答える一冊。」

・篠田 真貴子(エール取締役)「多くの企業には、実は、働く人たちがまるで機械のように設定通りに動くべきという暗黙の規範がある。でも

本当の人間は、場や環境の影響を受けるし、感情や思い込みも大事な原動力だ。

そういう人間観で、組織に知性と感性を蓄積しようとすると、こんな経営哲学に至るんだろうなあ。」

・楠木 建(経営学者)「文化は組織の中にあるものだけではない。価値創造の基盤となる資本でもある。前世紀の終わりに著者は企業の文化を「資本」としてとらえていた。

その慧眼には驚くしかない。」

・デービッド・アトキンソン(小西美術工藝社代表取締役社長)

「日本には資源がないとみな言う。しかし、「文化」という資本がある。この本が指す「文化」は伝統工芸にのみ宿るのではない。すべての会社の中に、もうすでに育っている

のだ。」

・松岡 正剛(編集工学者)「福原さんは、勝ちを焦る会社、右にならう組織、紋切り型のグローバリズムに、抵抗していた。

いまこそ「文化という資本」をいかしたシナリオをもつ経営が顔をあらわすべきだ。」

・福武 總一郎(ベネッセホールディングス名誉顧問)「経済活動と文化活動は、企業にとって、車の両輪。経済が目的化されつつある現代こそ、すべての企業人に読んでほしい

必読書です。」

・秋元 里奈(食べチョク代表)「1999年に蒔かれた種が24年を経て現代に芽吹く。今話題の「パーパス経営」「人的資本経営」の源泉がここにありました。

『文化資本の経営』は時代を超え、未来をつくる経営者の羅針盤となる一冊です。」

・高木 新平(NEWPEACE CEO)「この本には「失われた30年」を打開するヒントが詰まっている。文化資本こそ、日本が世界で、もう一度輝く切り札になる。」

■著者プロフィール福原義春(ふくはら・よしはる)

1931年東京生まれ。1953年慶応義塾大学経済学部卒業、資生堂入社。商品開発部長、取締役外国部長、常務取締役、専務取締役を歴任後、1987年代表取締役社長に就任。直後から大胆な経営改革、社員の意識改革に着手し、資生堂のグローバル展開をけん引した。社長就任10年を経て1997年取締役会長、2001年名誉会長に就任。企業の社会貢献、文化生産へのパトロネージュなどに尽力した。本業以外での文化的活動も多岐にわたり、なかでも洋蘭の栽培、写真は有名。東京都写真美術館館長、東京商工会議所副会頭、(一社)経済団体連合会評議員会副議長、(公社)企業メセナ協議会理事長、(公財)文字・活字文化推進機構会長、(公財)かながわ国際交流財団理事長など多くの公職を歴任。

栄典・受章は、旭日重光章、文化功労者、仏レジオン・ドヌール勲章グラントフィシエ章、伊グランデ・ウフィチアーレ章、パリ市名誉市民、北京市栄誉市民など。

本書のほかに、『部下がついてくる人–体験で語るリーダーシップ』(日本経済新聞社)、『ぼくの複線人生』(岩波書店)、『美

「見えないものをみる」ということ』(PHP新書)、『道しるべをさがして』(朝日新聞出版)など著書多数。2023年8月、92歳で逝去。

NewsPicksパブリッシング編集長・井上慎平からのコメント「早すぎた名著」を「百年の名著」に。

本書は、資生堂のグローバル展開を成功させた実績を持つ経営者であり、かつ時代を代表する文化人でもあった福原義春氏による経営論であり、組織論であり、社会論であり、優れた人間論でもあります。安易なノウハウ本ではありません。だからこそ、50年経ってもきっとこの本は「新しい」でしょう。1999年に灯された火は、今こそ最もその輝きを発揮すると、編集者として直感しました。

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