『百年の孤独』文庫版、事前重版が決定。推薦コメントも続々到着! 月刊文芸誌「新潮」2024年8月号は特集「『百年の孤独』と出会い直す」

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株式会社新潮社 プレスリリース:2024年06月19日 報道関係者各位 『百年の孤独』文庫版、事前重版が決定。推薦コメントも続々到着!

月刊文芸誌「新潮」2024年8月号は特集「『百年の孤独』と出会い直す」

株式会社新潮社は、ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』の文庫版をまもなく6月26日に発売いたします。発売前からオンライン書店「Amazon」で総合一位を獲得するなど好評をいただき、事前重版することが決定しました。また、文庫化に際して寄せられたメッセージをご紹介いたします。

■現代の作家にまで変わらぬ影響力を誇る歴史的名著

本作は現在までに46の言語に翻訳され、5000万部発行されている世界的ベストセラー。「マジック・リアリズム」というキーワードとともに文学シーンに巨大な影響を与え続けており、文庫化にあたっては現代文学や批評の最前線に立つ方々からコメントをお寄せいただけました。

17歳の時にトニ・モリスンの『青い眼がほしい』を読んで以来、海外文学から多くの贈り物を受け取って作品を書き続けている作家・西加奈子さんは、本作が「マコンド」という小さな村を舞台にした作品であることから、「すごくドメスティックな思い出を書いた物語」だからこそ読まれていると語っており(『西加奈子と地元の本屋』2014)、

〈ミクロとマクロを往来する、「物語」にしか成し得ない奇跡。〉というメッセージを寄せて下さいました。

また、小説家の小川哲さんは、直木賞と山田風太郎賞を受賞した代表作『地図と拳』(集英社刊)で、満州の李家鎮という架空の村を舞台としていますが、マコンドというトポスを主人公に据えた『百年の孤独』のような物語を描くことが着想の始まりだったと語り、文庫化にあたっては

〈想像力の限界を超えた作品。この本がなければ、ぼく自身が小説を書けなかった。〉とコメント。

また、明治大学文学部教授の齋藤孝さんは、「ラテンアメリカの歴史を寓意的に語った神話的な作品と評されますが、人によって様々な受け止め方が可能なのが神話であり、本作も一つ一つのエピソードについて読み手が自由に解釈できるのが面白さ」であると論じ(「プレジデント」2024年2月号)、

〈毎晩この本を10ページ読んで、南米の魔法に酔いしれよ!〉というメッセージを寄せて下さいました。

■月刊文芸誌「新潮」で『百年の孤独』特集創刊120周年を迎えたばかりの月刊文芸誌「新潮」2024年8月号では、特集「『百年の孤独』と出会い直す」

を組みます。『百年の孤独』を愛読してきたという石井遊佳さん、磯崎憲一郎さん、上田岳弘さん、菊地成孔さん、高瀬隼子さん、谷崎由依さん、日比野コレコさん、古川日出男さん、ラランド・ニシダさんが作品論を寄稿。さらに、邦訳前の1970年に英訳で読んだという池澤夏樹さんと、ラテンアメリカ文学の影響を受けてメキシコに移住した経験もある星野智幸さんの対談も掲載。豪華な顔ぶれで本作の価値を検証します。7月5日(金)発売となりますので、あわせてご注目ください。

■筒井康隆氏による解説、三宅瑠人氏による装画、初回出荷分限定特別仕様

過日発表しましたが、本書巻末には小説家・筒井康隆氏に解説をご寄稿いただきました。また、装画はイラストレーター/デザイナーの三宅瑠人氏が担当。三宅氏はGucciやBirkenstock、Bottega

Veneta、TOYOTA、そしてNHKドラマ「虎に翼」などにクリエイティブを提供し、世界的な注目を集めています。さらに、新潮文庫の大きな特徴であるスピン(紐しおり)も本作では特別仕様。通常こげ茶色のスピンですが、初回出荷分限定で煌びやかな金色の特別なものを採用しました。

ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』新潮文庫版■ガブリエル・ガルシア=マルケスについて

1927年コロンビアの小さな町アラカタカに生まれる。ボゴタ大学法学部中退。「エル・エスペクタドル」紙の記者となってヨーロッパにわたり、ジュネーブ、ローマ、パリ各地を転々とする。55年に処女作『落葉』を発表。1967年に『百年の孤独』を発表すると瞬く間に空前のベストセラーとなり、世界各国で翻訳された。以後『族長の秋』『予告された殺人の記録』『コレラの時代の愛』『迷宮の将軍』など次々と歴史的傑作を刊行。1982年にはノーベル文学賞を受賞した。

ガブリエル・ガルシア=マルケス(Photo (C)︎ LM.PALOMARES)■『百年の孤独』とは

1967年にアルゼンチンのスダメリカナ社から刊行されて以来、世界の名だたる作家たちが賛辞を惜しまず、その影響下にあることを公言している世界文学屈指の名著。NETFLIXが映像化の権利獲得を発表、大きな話題を呼んでいる。蜃気楼の村マコンドを開墾しながら、愛なき世界を生きる孤独な一族の歴史を描いた一大サーガ。

■書誌情報タイトル 百年の孤独著者 ガブリエル・ガルシア=マルケス訳者 鼓直発売日 2024年6月26日ページ数 672ページ(文庫版)定価1375円(税込)

ISBN:978-4-10-205212-9 当リリースの詳細について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001520.000047877.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001520.000047877.html

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