日旅連総会にて「SDGs推進特別賞」表彰を実施

観光産業におけるSDGs目標達成に貢献する先進的好事例として全国に共有

株式会社日本旅行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小谷野悦光)と日本旅行協定旅館ホテル連盟(会長:白石武博、以下日旅連)は、3月6日に都内で行われた第62回通常総会において、SDGs推進特別委員会にて実践された取り組みの中から、観光産業におけるSDGsアクションの先進的好事例として2事例を『SDGs推進特別賞』として表彰しました。

日本旅行および日旅連では、2022年3月に「SDGs推進特別委員会」を立ち上げ、「日本旅行×日旅連

SDGs共同宣言」を締結しました。以来、当委員会では、日本旅行のソリューション部門・ツーリズム部門・インバウンド部門と、日旅連の営業推進委員会(法人・個人・訪日)の各委員会がそれぞれ連携し、日本旅行・日旅連双方の立場からSDGs目標の達成に資する取り組みを共創することを通じ、より多角的な視点で地域や施設の課題解決を推進してまいりました。

この度、2023年度に全国の各地域・箇所で推進された取り組みの中から、顕著な成果を収めた取り組みを、観光産業におけるSDGs目標の達成に貢献する先進的好事例として表彰されました。

* SDGs推進特別賞日旅連 北陸支部連合会 福井支部

「北陸新幹線福井県誘客プロジェクト」

北陸新幹線敦賀延伸でつながる学びの輪 ~福井と全国の高校生が共創する次世代型修学旅行~

北陸新幹線敦賀延伸後の「福井で学べる次世代型修学旅行」を創ることをテーマにした取り組みです。2023年5月より、福井県内の高校5校に対し、日旅連北陸支部連合会福井支部の宿泊施設、観光事業者、福井県、JR西日本、日本旅行が連携し、福井県を学び、地域を知り、その課題解決につながる観光を考えるカリキュラムを提供してきました。地元の高校生自身が、学生目線で地元福井の新たな魅力を創出し、修学旅行において福井で学ぶことの価値を提案し、福井県を教育旅行における新たなディスティネーションとして全国に発信をしていきます。

全国で同じように地域課題について学ぶ同世代に、修学旅行で実際に福井に来ていただくことで、学生同士が直接交流し一緒になって地域の課題解決に向け、現地視察やディスカッションを行います。将来にわたり観光を支え続ける地域の持続的な発展を考えることを通じ、地域の未来を担う高校生に自身の行動変容につながるような機会を提供します。発地校と着地校が交流を通し共に学び地域に貢献する、次世代型修学旅行を創り出しました。

すでに、2024年5月には、延伸する北陸新幹線を利用した東京からの修学旅行の実施が決定しており、本プログラムの展開を通じ、今後福井を修学旅行先に選択する学校の拡大が期待されることが評価されました。

▼ 参考

北陸新幹線開業記念特別イベント サステナブル・ブランド国際会議2024 福井シンポジウム

https://www.sb2024-fukuisymposium.com/

本件に関連する発表や地元高校生と全国から招待された学生同士のディスカッションを実施します。

表彰を受けた あわら温泉美松 前田健吾取締役(左)

表彰を受けた あわら温泉美松 前田健吾取締役(左)

地元高校に観光や地域に関する授業を提供してきました

地元高校に観光や地域に関する授業を提供してきました

* SDGs推進特別賞九州企画・仕入センター

カーボン・オフセットプラグラムを組み込んだツアーを九州全県で展開する等、環境配慮型旅行商品の積極展開が評価されました。

* <日本旅行×日旅連 SDGs共同宣言>

1.将来にわたり発展できる、地域の実情にあった事業を行います。

2.環境への影響を考え、お客様の行動変容につながる商品を創ります。

3.観光産業のみならず、多様な産業と共創し、地域経済の発展に寄与します。

日本旅行は、「人」「風景」「文化」という『観光資源』の保全を通じ、持続可能な未来の社会・地域に貢献する取り組みを行っています。

https://www.nta.co.jp/houjin/sdgs/