論検証モデルが完成
ブラウザで見る
POSH WELLNESS LABORATORY プレスリリース:2024年05月31日 報道関係者各位
被曝せず・普段着のまま測定できる、近未来の画像診断装置【CIMT】理論検証モデルが完成
非接触で非侵襲的に生体断層画像撮影ができる、CIMT(電流励起磁気断層画像化)の理論検証モデルが完成しました。体内の電流分布を用いて断層画像を得るため、被曝を伴わず、普段着のまま測定可能です。
CIMT装置イメージ図
CIMT(電流励起磁気断層画像化)は電極を体に貼ることなく体内の電流分布を非接触で計測する技術です。生体に電界をかけ、それによって誘導される磁気を高感度磁気センサで検出することで、生体の断層画像を得ています。体脂肪系レベルの微弱な電流を発生させて計測するため、安全な撮影が可能です。普段着のまま、より簡便に生体断層画像が得られるため、肺炎・内出血だけでなく「がんの早期発見」が実現できるようになると期待されています。
今回、CIMTの理論検証モデルが完成し、非接触磁場検出による断層画像撮影に成功しました。今後は、高解像度化を進め、開発のための技術・資金パートナーを募りながら、臨床現場での実用化に向けて研究開発を進めて参ります。
【POSH WELLNESS LABORATORY株式会社】
【CIMT製品情報】
https://posh-wl.co.jp/product/cimt/【CIMTイメージ動画】
CIMT(電流励起磁気断層画像化)とは現在用いられている生体断層画像撮影法の一つとして電気インピーダンストモグラフィ(EIT: Electrical
Impedance Tomography)があります。EIT
は体表面に貼った電極から微弱な電流を流すことで、生体内の電気の流れにくさの分布を画像化する技術です。EITはX線CTのように被曝することなく、小型で、ベッドサイドでの連続・
長時間測定が可能であるなどの利点を持ちます。現在主に肺の換気分布を可視化することで人工呼吸管理への応用がなされています。
これに対し、電極を体に貼ることなく体内の電流分布を非接触で計測する技術として電流誘導磁気トモグラフィ(CIMT)を開発しました。CIMTはEIT技術を応用し、生体に電界をかけ、それによって誘導される磁気を高感度磁気センサで検出することで、生体の断層画像を得る技術です。
水槽内のアクリル棒の断層撮影
水槽のCIMT画像 左図:上部から観察した水槽とアクリル棒 右図:CIMT画像 電気が流れにくい所ほど赤く表示
水槽のCIMT画像 左図:上部から観察した水槽とアクリル棒 右図:CIMT画像 電気が流れにくい所ほど赤く表示
生体を模擬した生理食塩水の入った水槽と、電気の流れにくいアクリル棒を用いて動作検証を行いました。円形の水槽の周囲に高感度磁気センサーを配置し、水槽側面の電極から流した電流から発生する磁場を検出しています。アクリル棒(黒い点)のある位置は電気が流れにくいため、CIMT画像では赤く表示されています。
非接触の磁場検出により、水槽内の電気の流れにくさを画像化する事に成功しました。生体における肺の断層撮影
生体の断層画像撮影の様子楕円状に配置した8つのセンサーの中心に入り、胸部の呼吸の様子の画像化を試みました。
息を吐ききり校正した時のCIMT画像とCT画像の重ね合わせ。
息を吸った時のCIMT画像とCT画像の重ね合わせ。
ヒトの体の約60%は水分でできており、空気に対して電気の流れにくさが大きく異なります。息を吸うと肺内が空気で満たされ胸部において肺の部分はより電気が流れにくくなります。息を吐ききった時を基準として、生体内の電気の流れにくさの変化を測定し、CTで撮影した肺の画像にCIMTによる撮影を重ね合わせて表示しています。
生体内の電気の流れにくさを画像化することで、肺に取り込まれている空気の分布を画像化することに成功しました。CIMTの今後
画像の高解像度化、生体の電気の流れにくさと臨床像の比較等を進め、臨床応用に向け研究開発を進めていきます。共同開発のための技術・資金パートナーを募集しております。
【CIMT製品情報】https://posh-wl.co.jp/product/cimt/
https://posh-wl.co.jp/product/cimt/【CIMTイメージ動画】
設立 :2015年2月代表取締役社長 :根武谷 吾所在地 :〒107-0051 東京都港区元赤坂1-5-20-401(受付)URL :
https://posh-wl.co.jp/
:医療、介護製品等に利用される新技術の研究開発、ヘルスケアデバイス開発 当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000136605.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000136605.html
※このメールは自動送信されていますので、返信はご遠慮ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません