3つ目のピノ・ノワールがAOCアルザス・グラン・クリュに認定

2024年7月26日

2022年のグラン・クリュ・キルシュベルグ・ド・バールとグラン・クリュ・ヘングストに続き、グラン・クリュ・フォルブルグがAOCアルザス・グラン・クリュに認定され、ピノ・ノワールを生産するテロワールとして認められました。（2024年7月4日の政令により、7月7日のフランス共和国官報に掲載）

この決定は、ブドウ畑やセラーでのワイン生産者の素晴らしい努力を評価するものです。AOCアルザス・グラン・クリュの認定プロセスは数十年前からの歴史があります。彼らの決意と卓越性へのこだわりが、ついに報われたのです。

今回の認定により、フォルブルグで生産されるピノ・ノワールの高品質が確認され、アルザスワイン生産地域における偉大なブドウ品種の一つとしての地位が高まりました。

グラン・クリュ・フォルブルグ：

ルファック（95%）とヴェスタルテンのコミューンに広がり、グラン・バロンとプティ・バロン・ダルザスの麓に位置しています。石灰岩と砂岩のテロワールで、海抜210～300メートル（690～985フィート）の間にあります。73.61ヘクタール（180.4エーカー）は、南/南東向きの丘陵地帯（ドイツ語で「vor

Berg」）に広がっています。フォルブルグのワインは力強くエレガントです。力強いキャラクターは粘土質の土壌から生まれ、細やかで塩味のあるミネラル感は石灰岩に由来します。

ピノ・ノワールは深みのある鮮やかな赤色で、赤や黒のベリーの香りがミネラルのノートと調和します。ワインはフルボディで、力強く繊細なタンニンが、緻密でシルキーな質感を持っています。フォルブルグのミネラル感は、鉛筆の芯やグラファイト、リコリスを思わせる香りで表現されます。優れた熟成ポテンシャルのあるワインです。

コルマール、2024年7月17日