短歌の実作と鑑賞にこの一冊! 『短歌 うたことば辞典』3月19日発売
NHK出版より、『短歌
うたことば辞典』が3月19日発売になりました。「NHK短歌」テキストで14年間連載した「探索・うたことば」から厳選したことばをまとめた辞典です。短歌に詠みたい1000の「うたことば」を収載。本書を携えて、言葉の引き出しを開けて短歌づくりを楽しみましょう。
「うたことば」は短歌を生かす命――
伝統的な古語から時代を表す新語まで厳選された1000語と名歌秀歌の鑑賞。言い換えに役立ち表現の幅を広げる必携の一冊になりました。
「うたことば(歌言葉)」とは和歌・短歌に詠みこまれた言葉のこと。歌語(かご)とも呼びます。
「辞典」とあって重厚な造本、手元に置いておきたい一冊。
和歌では、古くは枕詞、歌枕などが歌語として扱われてきましたが、近代に入り短歌の時代になると、歌語とともに日常の言葉や新しい用語も積極的に詠みこまれるようになり、短歌という伝統的な詩型の表現の範囲を大きく広げる力となっています。
それぞれの「うたことば」には、読み方と語意、場合によっては類語を付けました。加えてその語が詠みこまれた短歌作品を例として挙げ、解説と鑑賞を施しました。歌の意味や背景を知ると、言葉への理解も深まると思います。
第一章 大地を詠む──母なる大地 より
「うたことば」を、「空」「人生」などのテーマ別に分類し、語意に加えて「うたことば」が詠みこまれた名歌と鑑賞を紹介する。歌に命を吹き込む言葉と出会う。言葉を知れば作歌が豊かになる。短歌の創作はこの一冊からはじめてみませんか?
内容
はじめに第一章
天地(大地、空 ほか)第二章 自然(天気、動物、植物)第三章 時空(時間、空間)第四章 色彩(色)第五章 人(からだ、人生や生活、生死 ほか)第六章
心(想い、信仰 ほか)第七章 暮らし(食、町 ほか)第八章 抽象(戦争と平和、イメージ ほか)第九章 ひろがる言葉(代名詞、動詞、形容詞 ほか)
本書「はじめに」より抜粋
私は短歌の実作者として他者の作品を読んで初めて知る言葉がたくさんあり、
辞書で調べながら言葉を知る喜びを味わってきました。それは今でも続いています。
そのひそかな喜びをもっと広げたいのです。
著者情報
梅内美華子さん
梅内美華子(うめない・みかこ)
歌人。「かりん」選者・編集委員。現代歌人協会理事。よみうり文芸選者。朝日カルチャーセンター新宿教室講師。1970年、青森県八戸市生まれ。同志社大学文学部卒業。小学生の頃より作歌を始める。1988年、短歌結社「かりん」入会、馬場あき子に師事。角川短歌賞、短歌研究賞他。歌集6冊。歌集以外の著書に『現代歌枕
歌が生まれる場所』(NHK出版)、『ここからはじめる短歌』『日本の美しい言葉辞典』(監修・ナツメ社)がある。
商品情報
『短歌 うたことば辞典』
短歌
うたことば辞典
著者:梅内美華子
出版社:NHK出版定価:3,520円(税込)発売日:2024年3月19日判型:A5判上製ページ数:320ページISBN:978-4-14-016287-3
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当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000882.000018219.html
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