植民地政策により国権を奪われた朝鮮半島から、ポッタリ(風呂敷包)ひとつで海を渡った多くの人びとのくらしぶりを聞き書き・インタビュー・貴重な資料から掘り起こす――
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合同出版株式会社 プレスリリース:2024年09月30日 報道関係者各位
植民地政策により国権を奪われた朝鮮半島から、ポッタリ(風呂敷包)ひとつで海を渡った多くの人びとのくらしぶりを聞き書き・インタビュー・貴重な資料から掘り起こす――
合同出版株式会社では、2024年10月1日にAmazonや楽天ブックス、全国の書店等で『ポッタリひとつで海を越えて 在日コリアンの生活誌』を刊行します。
植民地政策により国権を奪われた朝鮮半島から、多くの人びとがポッタリ(風呂敷包)ひとつで海を渡った。
人びとは、生活の隅々に及ぶ植民地支配の構造、解放後も続く貧困や差別により生活難のなか、忍耐強く、ユーモアを失わず生き抜いてきた。
本書は、昭和のくらしを研究するグループによって、在日コリアンの「くらし」を、衣食住、出産、婚礼・葬礼・祭祀(チェサ)、娯楽、教育、職業とインタビューや聞き書きをはじめとする貴重な資料から掘り起こし、まとめられた。
くらしのなかで、在日一世がよく口にしたのは、こんな言葉だった。먹고 살아야지(食べていかねば)도와 주어야지(助けてやらなねば)배워야지([歴史を]学ばねば)
근본을 알아야 한다(根っこを知らなければならない)
巻頭カラー口絵
李相祚(イ・サンジョ)さんの実家(三重県桑名市)の居間にずっと飾ってあった槿の刺繍。あふれんばかりに咲いた槿の花を絹布に刺繍し、朝鮮半島を描いている。(写真:『暮しの手帖』第4世紀16号より、本書2ページ掲載)
李秀渕の妻・朴先丹が義父の還暦祝いに長男・相均を連れて帰郷した際の集合写真。1933年撮影(李相祚氏提供)
もくじはじめに第1章 在日の人々はなぜ、海を渡ったのか第2章 ある在日朝鮮人家族の歴史:三重県桑名市の李秀渕一家第3章 住まい:東京・川崎の集住地区とその実態
第4章 食生活 :ふるさとの味を求めて第5章 衣生活:日本化の強制の中で第6章 出産:無我夢中で乗り切った大仕事第7章
婚礼・葬礼・祭祀:故郷の風習にできるだけ近づけて第8章 娯楽:歌とチャンゴで心和むひととき第9章 教育:母国語と尊厳を取り戻すために第10章
職業:アイデアと工夫でサバイバルあとがき参考文献[執筆者](執筆順)小泉和子(昭和のくらし博物館 館長)李相祚(小川コリア文化交流会)前潟由美子(生活史研究所
研究員・文化学園大学非常勤講師)金淑子(フリーライター)長井亜弓(編集者・ライター)門松由紀子(編集者・ライター)里村洋子(フリーライター)
木下真理(生活史研究所 研究員)渡辺由美子(編集者・ライター)
書誌情報
『ポッタリひとつで海を越えて 在日コリアンの生活誌』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b646993.html
小泉 和子 【編著】
□定価=本体2,800円+税
□A5判並製/320ページ
□ISBNコード:978-4-7726-1566-2試し読みhttps://godoshuppan.tameshiyo.me/9784772615662
昭和のくらし博物館
昭和のくらし博物館は、昭和26年(1951年)に建てられた庶民住宅である、6人家族の小泉さんのお家を、中の家財道具ごと、まるごと公開している博物館です。
昭和30年代のくらしぶりを感じられる他、“くらしについて考える場所 ” になるよう、家を残し、くらしを伝える活動をしています。HP:
https://www.showanokurashi.com開館時間:金・土・日曜日・祝日
10:00 – 17:00休館日:月~木曜日・9月上旬・年末年始所在地:〒146-0084
東京都大田区南久が原2-26-19
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000085859.html
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