東武トップツアーズ、2024年度 入社式開催
東武トップツアーズ株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:百木田康二)は本日、137名の新入社員を迎え、東武ホテルレバント東京にて入社式を執り行いました。
式冒頭の、百木田社長からの訓示内容は次のとおりです。
「入社おめでとうございます。数ある企業の中から当社に入社してくれたことを大変嬉しく思うとともに、頼もしく感じています。コロナ禍の影響下、学生時代を十分に謳歌できなかったかもしれませんが、これだけの苦難を経験したからこそ、皆さんは精神的にも成長し、困難の中で培われた忍耐力や人への思いやりを身につけられたと思います。こうしたことを好機だと前向きにとらえ、是非、夢と希望を持って、それを支える「志」とともに仕事をしてほしいと思います。
また、今日から皆さんは東武トップツアーズの一員に仲間入りしました。新入社員とはいえ当社を代表する1人となるわけですから、常に個人名とあわせて東武トップツアーズという看板を背負っていることを認識し、組織の一員、社会人としての責任を自覚していただきたいと思います。
企業業績についてですが、2021年度、2022年度と続けて当社創設以来の最高益を残すことができ、2023年度の最終利益は2022年度には及ばないものの、極めて高いレベルの決算となりました。コロナ禍の影響で、従来の旅行需要はほぼ消滅しました。こうした環境下でも当社は、東武グループ全体での連携も含め、全く知見のない仕事を一から作り上げ、必死の思いで取り組み築き上げた成功事例を全国の事業所で共有し、営業展開した結果です。本年もこの流れを受けて、今まで手掛けたことのない事業を多数受注しています。皆さんも旅行業はもちろん旅行業以外の分野にも一緒に挑戦していきましょう。
そのような状況のなか、私から皆さんに3点お願いがあります。
1つ目は、「会社を自己実現の場にしてもらいたい」ということです。皆さんには当社に入社してチャレンジしてみたいことや、5年後、10年後に自身がこうなりたいという成長願望があると思います。是非、この会社を使って自身の夢をかなえていただきたいと思いますし、当社はそれができる会社だと思っています。まずは3年間与えられた仕事にがむしゃらに向き合うことで道を開いていってほしいと思います。やりたい仕事、やってみたい仕事ばかりではないかもしれませんが、得られた経験は後々必ず財産として残ります。変化の速い現在だからこそ、大きなチャンスもそこにあります。従来の考え方にこだわらず、新たな発想で行動できるデジタルネイティブ世代の皆さんに、大いに期待しています。
2つ目は、「困ったとき、悩んだときには周囲を頼ってもらいたい」ということです。絶対に一人で悩まないでください。我々の仕事は一人で完結できるものはありません。楽しいこと、嬉しいことよりも、辛いこと、大変なことの方が多いかもしれません。そんな時こそ、周りを頼ってください。皆さんには136名もの同期がいます。職場の先輩、上司もいます。人事総務部やコンプライアンス室など本社の職員もいますし、外部の相談窓口もあります。会社は皆さんを一人にすることはありません。そして、悪いことほど早く報告してください。
早く相談してくれれば解決策はたくさんあります。ぜひ一人で抱え込まずに早く報告する癖をつけてほしいと思います。失敗しても皆さんの周囲がカバーしてくれますし、これが経営理念である「ありがとうの連鎖を」の実現のひとつでもあります。苦しいのは真剣に取り組んだ結果です。我々経営陣も皆さんと正面から向き合う覚悟はできていますので、ぜひ頼ってください。
3つ目は、「観光業が日本の基幹産業であり、国が観光先進国を目指している中で、皆さんはその中核的な役割を担うのだという意識を持つ」ということです。観光業はその裾野の広さから、様々な産業をはじめ地域全体に波及効果を与える産業であることに誇りをもっていただきたいと思います。当社は全国47都道府県に店舗を展開しています。地域にはそれぞれ課題があり、当社は一緒にその課題を解決していくパートナーになっていきたいと思っています。皆さんも日本全国へ視野を広げ、各地域が元気になるよう取り組んでいただきたいと思います。そのためにはお客さまが何を求め、解決してほしいのかを五感で感じとれる能力を磨き、身に着けてください。
最後になりますが、今年の会社の経営方針(スローガン)は「誇れる仕事を」です。自分の仕事は大切なご家族など身の周りの人に対して誇れるものなのか、当社を支えてくれているビジネスパートナーに対して誇れる仕事なのか、地域社会に対して誇れる活動なのか。それらを考える1年にしていきたいと思っています。ひとりの人間として、ひとりの社会人として、自身のやっていることが誇れる仕事なのかをともに考え行動してください。そして、法令や社内ルールを守り、個人の倫理観を持つことが大切です。様々なことに関心を持ち、挑戦し、東武トップツアーズが社会にとって必要な会社となるよう、皆さん一緒に活動していきましょう。皆さんのご活躍を祈念しています。」
新入社員は、辞令を一人ひとり受け取った後、新入社員研修を受け、4月中旬までに各々の配属先へ出社となります。
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