福井県の伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせてアップデート。「F-TRAD」プロジェクトから14アイテムが誕生。
「福井県の伝統工芸職人」×「新進気鋭のデザイナー」で、「現代の暮らしに寄り添う工芸品」を共同開発。
福井県の伝統工芸品を現代のライフスタイルに合わせてアップデートするプロジェクト「F-TRAD」の一環で、福井県内の伝統工芸職人と福井県外を拠点とするデザイナーの協働により、新たに14アイテムが誕生しました。廃棄野菜を使ったサステナブルな越前和紙製品や、使いやすいサイズにアレンジした越前打刃物の包丁など、職人とデザイナーが企画段階から協働して作り上げた逸品ぞろいです。2024年3月12日(火)から、F-TRAD特設ECサイトで販売を開始します。(F-TRAD特設ECサイト:
F-TRADは、福井県の伝統工芸産地が誇る技術を活かしながら、現代の生活に調和するアイテムを開発、セレクトし、魅力を全国に発信するプロジェクト。福井県が主体となり、今回で2期目となります。新たに14アイテムを開発した「F-TRAD
MADE」(F-TRADのコンセプトに沿う商品開発)と、「F-TRAD
FOUND」(F-TRADのコンセプトを体現する商品のセレクト・販売)の2つの企画を展開しています。TSUGI
llc.(福井県鯖江市、代表社員:新山直広)は、F-TRAD全体のディレクションやコーディネートを担当。伝統工芸産地が集積するエリアを拠点に事業展開してきたローカルクリエイティブカンパニーとして、商品の開発や選定、販路の構築、プロモーションまでを総合的に担っています。
未来感じるF-TRAD MADEアイテム
今回の「F-TRAD
MADE」では、「現代の人々の生活に寄り添う商品」を目指し、8チームが開発に取り組みました。各デザイナーは何度も産地へ赴き、各工芸が持つ歴史と技術、現状や課題に向き合いました。職人とデザイナーの双方が「この工芸と産地をこれからどうしていきたいか」にまで徹底的に向き合い完成した14アイテムは、「それぞれの工芸が見据える未来」を感じさせるものに仕上がっています。
越前和紙の五十嵐製紙からは、廃棄野菜・果物を漉き込んだ「Food
Paper」シリーズの新製品として3アイテムが誕生しました。「野菜や果物からできたくず入れ」は廃棄されるはずのものからできたプロダクトが身近にあることで、ごみを捨てる際の気付きや、ごみの行方を考えるきっかけになればとの思いが込められています。
山岸和紙店は、現代風掛軸「JIQUU(ジクウ)」を開発。和紙が、掛軸の裏打として作品の引き立て役になるのではなく、主役となる掛軸です。
越前打刃物のSharpening
fourは、ニュースタンダードな包丁「癶(HATSU)」の第2弾として、小三徳包丁とペティナイフの“いいとこどり”をしたミニ包丁「巴刃(ともえは)」を発表。食材をしっかりと切れる小三徳包丁をベースに、ペティナイフの小回りの良さを取り入れました。
8チームから新アイテム
* 越前焼 吉田雄貴(豊彩窯)× 鈴木康洋・光井花
「HARIMON MUG、HARIMON MIRROR」
ぽってりとした模様が愛らしいマグカップと手鏡。HARIMONとは、越前焼の貼文甕(ちょうもんがめ)にインスピレーションを受け、その技法を再現した商品。1点ずつ手作りした粘土の模様を貼りつけて焼き上げています。
* 越前打刃物 戸谷祐次(Sharpening four)× 江口海里(KAIRI EGUCHI STUDIO)
「巴刃」
ニュースタンダードなミニ包丁。「巴刃(ともえは)」とは「2つの特性を等しく持つもの」という意味で、果物を切ったり皮をむいたりするのに適したペティナイフと、肉や野菜を安定して切る小三徳包丁の機能を併せ持ちます。
* 越前漆器 関坂達弘(セキサカ)× 鈴木元(GEN SUZUKI STUDIO)
「BOX」
雑多なものを美しく見せる多目的ボックス。上から見ると平行四辺形の形状は、目に留まりながらも主張しすぎない絶妙なバランスです。本来直角に見えるはずの角物に違和感を与え、シンプルな佇まいでありながら、どこか抽象的な存在に感じます。
* 越前漆器 服部寿彦(松屋漆器店)× 舩越勇毅(trema)
「トレー、重箱、弁当箱」
重箱やトレーなどテーブルウェアが人気の老舗漆器店が、人気商品をアップデート。重箱や弁当箱、トレーの上縁のみにカラーリングを施すことで、モダンで華やかな印象に生まれ変わりました。
* 越前和紙 五十嵐匡美(五十嵐製紙)× 佐藤界(FULLSWING)
「Food Paper 野菜や果物からできたくず入れ、トレイ」
フードロスや和紙の原材料不足という社会問題を受け、2020年にスタートした「Food
Paper」。これまでは文具がメインでしたが、曲げたり丸めたり縫製したりと製法を変え、紙の特性を生かした立体的な商品が誕生しました。
* 越前和紙 滝道生(TAKIPAPER)× 國影志穂(OOKIIINU)
「CHIGIPE」
ちぎってもそのまま飾っても使えるポスター「CHIGIPE(チギペ)」。「耳」と呼ばれる、ちぎった繊維のふんわりとした質感が楽しめるのは和紙ならでは。イラストは、福井らしい風景の中に恐竜たちがさりげなく溶け込んでいます。
* 越前和紙 長田泉(長田製紙所)× 中井詩乃(chicai)
「FRAME」
越前和紙でできた貼り箱のフレームです。貼り箱とは、中芯となる厚紙で箱の形を作り、その表面に和紙などを貼った箱のこと。壁にかけて和紙そのものの質感を眺めたり、付属のマグネットで気に入った写真などを飾ったりと、日々の暮らしを彩ります。
* 越前和紙 山岸保喜・松浦絵理奈(山岸和紙店)×
いしやま なおみ・今井 里紗・土田 智憲(roomA)
「JIQUU」
越前和紙の素材や表情を活かした新しいスタイルの掛軸。一般的な掛軸において、裏打として作品の引き立て役となる和紙ですが、JIQUU(ジクウ)は和紙が主役のプロダクトです。和紙それぞれの質感や光によって生まれる陰影など、飾る場所や時間帯でその時々の表情の変化もお楽しみ頂けます。
展示発表会とトークで未来を展望
福井県内で、2023年度に酒・食・工芸を中心に開発された35プロジェクトの展示販売会「New Arrival
Fukui」の中で、F-TRADの新アイテムを披露します。その一環で、F-TRADに取り組んだ2チームとTSUGI代表の新山直広によるトークイベントも行います。
New Arrival Fukui日時:2024年3月13日(水)~3月29日(金)会場:ふくい南青山291(東京都港区南青山5丁目4-41 グラッセリア青山)
ふくい南青山291 HP:
https://fukui291.jp/minamiaoyama/F-TRADトークイベント日時:2024年3月23日(土) 16:00~18:30
会場:ふくい南青山291 2階EV前参加料:無料(参加申し込みはこちら [])トークテーマ
「福井のものづくりとデザインの可能性」登壇者職人 / Sharpening four 戸谷祐次デザイナー / KAIRI EGUCHI STUDIO 江口海里
職人 / 豊彩窯 吉田雄貴デザイナー / 鈴木康洋、光井花ファシリテーター / TSUGI 新山直広
F-TRAD FOUNDからは4アイテム
「F-TRAD FOUND」では、五十嵐製紙のFood Paperからメッセージカード、サコッシュ、小物入れ、ストッカーの4アイテムを新たにセレクト。
F-TRAD特設ECサイト
実施概要販売開始日時:令和6年3月12日(火)~F-TRAD特設ECサイト:https://f-trad.com
TSUGI llc. 会社概要社 名:TSUGI llc. (合同会社ツギ)所在地:〒916-1222 福井県鯖江市河和田町19-8
TEL:0778-65-0048FAX:0778-42-6335MAIL: [email protected]代表:新山直広
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000043158.html
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