ホエイの廃棄ゼロを目標としたアップサイクル グルメと伝統食材を未来の食卓へつなぐスローフードが新発売!
宮崎県は「日本のひなた宮崎県」と言われるほど、温暖な気候に育まれ様々な食資源が豊富です。そんな宮崎県の強みである“食”と”農“を起点としたプロジェクト「みやざきLFP」にて開発された、廃棄されるホエイをアップサイクルした「ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)」と伝統的な栽培方法である原木で栽培された乾しいたけを使った瓶詰め「森のバーニャカウダ」
を紹介します。
* 酪農の生乳廃棄問題に一石を投じるアップサイクルグルメ
チーズを作る際に出る水分「ホエイ」は、チーズ製造時の副産物として生乳の総量に対して約7割排出されるものです。さらに、ホエイは加工をしても安い価格で取引されるため、粉に加工する技術や設備もない中小企業は廃棄せざるを得ないという状況です。それに伴いチーズの価格も上がってしまい、宮崎県内のチーズはほとんどが県外産、海外産が利用されています。そこで、ホエイを有効利用することにより、県内産チーズを少しでも安価で多くの方に使って欲しいという思いがきっかけとなり、みやざきLFPに参加しました。
事業主体:フード・リバイブ パートナー:アリマン乳業有限会社、株式会社本吉、黒木牧場など
* ホエイを有効活用した絶品お鍋!「ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)」
ホエイは宮崎県川南町の牧場から届いたものを使用し、そこに同じく有効活用がむずかしい、乾しいたけの戻し汁を合わせることで、椎茸のうま味をベースに、トマト味としてさっぱりと仕上げたスープ鍋の素は名前の通りぺろっと食べられるおいしさに。試作を重ねた結果、どんな野菜やお肉にも合う、さっぱりとした味わいのトマト味に決定しました。体に良い成分を持った鍋スープそのものを是非飲んでいただきたいです。さらに、賞味期限が長く、常温保存も可能なので、全国での販売、最終的には海外進出も見据えての販売を行なっていきたいと思っています。
商品名:ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)
販売者:アリマン乳業有限会社
WEB :
https://www.aliment-milk.co.jp/
内容量:200g
金額 :1,080円(税込)
* 伝統食材を未来の食卓へつなぐスローフード
干し大根や味噌など伝統的な食材の消費量は、昔に比べて減少傾向にあります。私たちが生産している、乾しいたけもそのひとつです。特に、私たちが育てている原木椎茸は、山から木を切り出し2年ほどかけて栽培した上で、それらを乾燥させてようやく完成します。時間をかけて作った乾しいたけは、身が詰まり、プリプリとした食感と乾燥させることで増える旨味成分が特徴です。そんな乾しいたけを多くの方に食べてほしいという思いで、みやざきLFPに参加し完成したのが、「森のバーニャカウダ」です。
事業主体: みやざき食文化サスティナブル協議会 パートナー:岡田商店、キムラ漬物宮崎工業株式会社など
* 乾しいたけの旨みたっぷりの瓶詰め!「森のバーニャカウダ」
「森のバーニャカウダ」は、椎茸のうまみを最大限引き出すために冷水を使ってゆっくりと戻すことにより、椎茸本来の風味を活かす味付けにこだわっています。さらに「森のバーニャカウダ」には、乾しいたけ以外にも伝統的な食材が使われています。ひとつは「木桶しょうゆ」で、木桶を使ってゆっくりと醸造する昔ながらの製法で作られた醬油と、「発酵大根」です。宮崎の農業遺産でもある櫓大根(畑に櫓を組み、寒ざらしで乾燥させた大根)で作られた、干し大根を塩だけで醗酵させた漬物が入っています。
醤油や漬物が使われているため、焼いたお肉にのせたり、
野菜につけて食べたりする他に、ご飯との相性も抜群です。
商品名 :森のバーニャカウダ
販売者 :株式会社 岡田商店
WEB :
内容量 :80g
金額 :700円(税込)予定
発売時期:2024年5月頃
* 宮崎県のてげうめー!グルメを体験できるイベント情報
宮崎“てげうま”会議
開催内容:生産者との交流イベント(講演会及びお食事を楽しみながらのトークセッション)
開催期間:1月17日
開催場所:3×3Lab Future
みやざきLFPに参画した事業者の新商品と宮崎県が誇るグルメを発表するイベント
豊かな食を支える宮崎県内の生産者や事業者の方をお招きし、商品開発に込めた想いやこだわりを
お話しいただき、試食を通して宮崎グルメの魅力をダイレクトに体感していただく内容
ホテルメトロポリタン川崎 宮崎フェア
開催内容:ランチブッフェ・ディナーブッフェにて宮崎の食やアルコールの提供
開催期間:1月17日~3月31日
開催場所:ホテルメトロポリタン川崎 内 レストランTerrace and Table
https://kawasaki.metropolitan.jp/feature/2024miyazaki.html/
「宮崎県参上!!」
開催内容:宮崎県内事業者の商品の販売、観光PR、抽選会
開催期間:1.1月24日
2. 2月9日~2月11日
開催場所:1.JR東京駅地下1階(改札内)SQUARE ZERO
2.池袋・サンシャインシティ アルパB1催事場
ひなたフルーツフェア2024
開催内容:飲食店での完熟きんかん「たまたま」と日向夏を使ったメニュー提供、プレゼントキャンペーン
開催期間:1月26日~3月10日
開催場所: 宮崎県内、東京、大阪、福岡エリア 約120店舗
https://www.hinata-fruits-fair2024.jp/
(※1月17(水)17:00よりサイト公開予定)
Meeeat Up! MIYAZAKIひなたダイニング
開催内容:飲食店でのみやざきブランド食材など県産品を使ったメニュー提供、プレゼントキャンペーン
開催期間:1月29日~2月29日
開催場所:東京駅、新宿駅周辺エリアの参加店舗(約60店舗)
期間限定バー「MIYAZAKI SHOCHU POP UP」
開催内容:宮崎本格焼酎の飲み比べ(3/4~3/8)、
県内全9蔵、ゲストバーテンダーによるスペシャル焼酎カクテルの提供(3/9、3/10)
開催期間:3月4日~3月10日
開催場所:カクウチベース POPUP SHIBUYA(東京都渋谷区渋谷3-21-3)
参加予定蔵:柳田酒造、渡邊酒造場、霧島酒造、井上酒造、櫻の郷酒造、雲海酒造、酒蔵大手門、
すき酒造、落合酒造、宝酒造(焼酎提供のみ)
※後日店舗Instagramでイベント告知予定
* LFP(ローカルフードプロジェクト)とは
農林水産省が、地域の新たなビジネスモデルを創出する取組として「地域食品産業連携プロジェクト Local Food Project
(LFP)」を令和3年度より推進しています。この取組により、農林漁業者(1次産業)、食品製造業者(2次産業)、食品流通業者・飲食店(3次産業)や異業種などが連携し、それぞれの強みを出し合いながら地域食資源を活用した新ビジネスの創出に挑戦し、地域の社会課題解決と経済的利益の両立を目指しています。
* みやざきLFPとは
宮崎県の強みである地域食資源の高付加価値化に向けた取組を強化するため、新たな生活様式や消費ニーズに対応した新商品・新サービスの開発を目指し、食と農に関する多様な関係者が参画して、各々の知識・技術・経験等を結集する“みやざきLFPプラットフォーム”を設置しました。
みやざきLFPプラットフォームの特徴は、食品関連に限らず幅広い業種の事業者が参画していることで、令和 5 年 12月 31 日時点で 241
事業者(農林漁業者、加工・販売業者、観光業者、大学、地域商社など)が入会しています。
みやざきLFPでは、県内の数多くの事業者が共通の課題を持つことでより効率的にプロジェクトに参加できるよう、7つの具体的なテーマを設置。
“有機”、“未利用資源・食品ロス”、“保存食”、“香り”、“輸出”、“観光・土産”、
“物価高騰”の7つのテーマ毎に分科会を作り、それぞれ関心があるテーマに事業者が集まり、新たなビジネス創出に向けて意見交換を行っています。
下図のように分科会における各テーマはロケットの発射台に例えられ、各事業者が新たな生活様式・消費ニーズに向けて、ロケット=プロジェクトを創出します。また、行政や関係団体は、燃料(各種支援)をロケットに供給する役割を担います。
令和3年度から開始したみやざきLFPは現在進行中のものを含めると21プロジェクトが進行中であるとともに、プロジェクト間の交流も図られています。
今後の中長期プランとして、各プロジェクトから生み出された新商品やサービスが事業者の所得向上や雇用の創出、交流人口の増加など価値連鎖を生むことで、地域経済が活性化することを目指しています。
みやざきLFPの取組紹介
https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/nogyoryutubrandka/1970.html
* みやざきLFP 新商品紹介動画
フード・リバイブ
ぺろっと食べれるスープ鍋の素(トマト味)紹介動画
みやざき食文化サスティナブル協議会
森のバーニャカウダ紹介動画
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