女性医療×AIのvivola、地方の不妊治療の医療アクセス改善を目的とした遠隔連携システム「vivola-KARTE」が医療法人浅田レディースクリニックの「Central ART Lab」に採用
ART Lab」に採用 ~豊富な専門知識と確かな技術を備えたクリニックと連携して仕事と治療が両立できる世界へ~
「女性医療×AI」を軸にサービスを展開するvivola株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:角田夕香里、以下「vivola」)は、地域の産婦人科と生殖医療を専門とする不妊治療クリニックをつなぐ「vivola-KARTE(ビボラ
カルテ)」を開発し、この度、医療法人浅田レディースクリニックの「Central ART Lab(セントラル アート
ラボ)」に採用されました。なお、本製品は令和3年度経済産業省の「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の採択を経て、地方の不妊治療患者の通院負荷の調査やプロト検証を行い、正式販売に至りました。
* 開発の背景
2022年4月より始まった不妊治療の保険適用化に伴い、金銭的な障壁が下がった事から高度生殖補助医療である体外受精を希望される患者が増加しています。特に都市部より地方にこのような傾向が顕著ですが、全国で体外受精を提供する医療機関619軒(2023年
日本産科婦人科学会登録施設より調査)のうち、多くは都市部に偏在しており、地方在住の患者にとっては治療を受けるために遠方通院しなければならない、医療アクセスの課題がありました。
弊社では、不妊治療患者向けアプリ「cocoromi」の全国ユーザーに向けたアンケートを実施し、通院負荷の現状について調査(n=458)を致しました。その結果、
医療機関まで1時間以上の通院時間を要している方が全体の55%、さらに医療機関での待ち時間についても1時間以上と回答された方が全体の半数以上
いることが分かりました。体外受精などの不妊治療では1か月に4回程度の頻回な通院が必要となるため、仕事をしながら日常的にこのような時間を確保しなければならず、やむを得ず仕事を退職、もしくは治療を断念せざるを得ない状況が明らかになりました。
また、アンケートでは東北や四国地方、離島などの特に医療機関数の少ない地域のリアルな通院負荷の現状や、二人目の不妊治療のしづらさ、男性不妊などの専門性をより必要とする患者の医療アクセスに関する課題の声が寄せられました。
患者の声(弊社実施アンケートより):
「とにかく通院が遠くて大変。冬は雪道なので命がけで片道2時間運転している」(秋田県 30代)
「離島に住んでいて、観光地でもあるため本島への移動が大変」(沖縄県 30代)
「二人目不妊で通っているが、通院に時間がかかると一人目の預け先を確保するのが大変」(愛知県 30代)
「男性不妊も診てくれる医療機関が遠方で転院を悩んでいる」(愛知県 40代)
* 遠隔連携システム「vivola-KARTE」とは
そこで、弊社では医療機関までのアクセスや通院回数や待ち時間の観点から物理的な通院時間を削減するために、地域の一般の産婦人科と不妊治療を専門とするクリニックが連携可能となる、遠隔連携システム「vivola-KARTE」を開発しました。
このシステムが導入された医療機関に通うことができ、日常的な通院は地域の産婦人科に通いながら、採卵や移植等の治療の時だけ不妊治療の専門医の医療機関へ通うことで、大幅な通院時間の削減をする事ができると推算されます。
参照:vivola-KARTE
https://www.vivola.jp/vivola-karte
なお、本システムは、令和3年度経済産業省の「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」に採択され、仕事と治療の両立を行うために、地方患者の実態調査や生殖医療専門医の有識者を集めたアドバイザリーボードを実施し、遠隔連携システムのプロト開発を行い、正式販売に至りました。
参照:
「女性医療×AIのvivola(ビボラ)、経済産業省による「令和3年度 フェムテック等サポートサービス実証事業間接補助事業者」に採択されました」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000058605.html
* 医療法人浅田レディースクリニックの「Central ART Lab」構想とは
「Central ART
Lab」構想とは、地域の病院・診療所・クリニックなどの医療機関と浅田レディースクリニックが連携をとり、採卵を行うまでの注射・エコー・採血・検査は連携先の医療機関で行い、採卵・受精操作・受精卵凍結・胚移植・凍結保存管理など、より専門性と技術性を伴う治療は世界最高水準の培養室設備と培養技術を有する浅田レディース品川クリニックで行うシステムです。
浅田レディース品川クリニック 培養室
「Central ART
Lab」を導入することで通院負担を軽減できるだけでなく、胚培養士の確保難や培養室の維持管理のハードルの高さから、高度生殖医療の提供を断念していた地域の医療機関も、連携することで自施設主体の高度生殖医療提供が可能になるなどメリットがあります。
なお、「Central ART Lab」に関しては、より詳細な説明が以下に記載されておりますのでご参照ください。
参照:
「地域の医療機関との連携で、地方と都市の医療格差を解決する新たな取組
Central ART Lab」連携施設の募集を1月9日(火)より開始
~地方での不妊治療や、仕事と不妊治療の両立を可能に~」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000084430.html
* 「Central ART Lab」連携施設の募集開始
浅田レディース品川クリニックでは、「Central ART
Lab」における連携施設を募集しており、医療機関向けの説明会を今後実施予定です。対象医療機関は「生殖医療専門医が所属し、調節卵巣刺激を管理できる施設」と「生殖医療専門医は有しないが、かかりつけ医として切れ目のない不妊治療を提供したい施設」を想定しております。日程や参加方法などの詳細は、以下の特設ホームページをご覧ください。
特設ホームページ:
https://shinagawa-asada.jp/column/p1101/
* ご関心のある不妊治療患者様のご意見募集も開始
vivola株式会社では、引き続き通院負荷に課題をお持ちの患者様のご意見をお伺いさせていただきます。以下、ご意見フォームよりご入力いただき、本システムご利用を希望される患者様には医療機関のご紹介を行っております(※)。
※お住まいの地域によっては、ご利用が難しいケースがございます。
患者様ご意見フォーム:
https://forms.gle/5bF2dFeWkaYenpty7
■浅田レディースクリニックについて
「奇跡ではない
感動の妊娠との出会いをあなたに」をスローガンに不妊治療により患者の皆様を幸せにすることを目標とする不妊治療専門のクリニック医療法人浅田レディースクリニック。国内で有数の顕微授精の実績があり、最先端の不妊治療を受けることが可能です。ESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)の生殖医療専門家グループから報告されたクリアすべき正常受精率が65%のところ、浅田レディースクリニックでは、80%以上。経過ではなく結果にこだわる治療を行っています。当クリニック3施設は、日本生殖医学会生殖医療専門医制度研修施設に認定されています。
2011年 浅田レディース名古屋駅前クリニック 認定
2018年 浅田レディース勝川クリニック 認定
2021年 浅田レディース品川クリニック 認定
公式HP:
■vivola株式会社について
人生100年時代と言われ、女性の社会進出、晩婚、晩産化が進む現代、ライフスタイルやキャリアの在り方には変化が起きつつあります。しかし、寿命が延びていても女性の出産適齢期は大きく変化しておらず、医学的な妊娠、出産のベストタイミングは、現代の感覚とずれが生じてきています。当社は人生100年時代のライフステージの捉え方を見直し、女性医療を支えるAIサービスを提供してまいります。
会社概要
会社名: vivola株式会社
代表者: 代表取締役 CEO 角田夕香里
設立年月:2020年5月
本社 : 東京都渋谷区渋谷3-6-2 エクラート渋谷5F
URL :https://www.vivola.jp/
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