「連休明けなんだかやる気がでない……」経験者311名に聞いた!五月病の症状と乗り越え方

五月病の症状第1位は「やる気が出ない」2位「気持ちの落ち込み」3位「身体がだるい」という結果に。また症状が続いた期間と乗り越え方の調査をしました。

障害や福祉サービスに関する情報サイト「マナポッケ(

https://mana-pocket.com/

)」を運営する株式会社manaby(本社:仙台市、代表取締役社長:岡崎衛)は、五月病の経験のある方を対象に「五月病の症状と乗り越え方」に関するアンケート調査を実施しました。

▼本記事

【五月病経験者311名アンケート】五月病の症状、乗り越え方は?

* 調査背景

現代社会においては、病院で診断はされていないものの、心や身体の不調を感じながら生活している方が多くいらっしゃいます。

特に「五月病」は5月の連休明けに心身の不調を感じるものとして広く認知されています。

株式会社manabyでは、これまで就労支援事業を通して障害のある方の支援を行ってきました。利用者の方にも五月病で悩む方は少なくありません。

今回、障害の有無にかかわらず、多くの方のメンタルヘルスへの理解と関心を高めたいと考え「五月病」について調査を実施しました。

* 調査結果まとめ

1.五月病で最も多い症状は「やる気が出ない」

2.約8割が1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着いた

3.症状が重い場合や長続きする場合は心療内科や精神科の受診も視野に

* 最も多い症状は『やる気がでない』

■どんな症状がでましたか?※複数回答可

1位:やる気がでない 218票

2位:気持ちの落ち込み 188票

3位:身体がだるい 178票

4位:不眠 100票

5位:不安 91票

6位:注意力の低下 80票

7位:イライラ 64票

8位:頭痛 57票

9位:食欲不振 55票

10位:めまい 26票

11位:腹痛 21票

12位:吐き気 19票

13位:動悸 13票

その他 14票

五月病を経験した311名中、約7割の218名が五月病の症状として「やる気がでない」と感じていたことがわかりました。続いて約6割の方が「気持ちの落ち込み」「身体のだるさ」を感じているようです。

* 1位「やる気が出ない」に関するコメント

・大学生になって間もない頃で、ゴールデンウィーク辺りでそれまでは結構学校に行きたいと意欲的だったのが急激に行く気が出なくなったり勉強に身が入らなくなりました。

・全てにおいて、やる気もなく何もやりたくなくて動きたくもなく布団から出たくない時がありました。何も無いのに気持ちが落ちていたりしてずっとやる気が出ませんでした。

・GWが余りにも楽しかった事が反動として現れました。

休み最後の日からやる気が落ちてきて、普段ならば自炊するのですがファストフードで済ませたりと簡略化します。朝起きると仕事を開始する為に準備しますが、凄くゆっくりな動作になり中々終わりません。今日はやめておこうかなと思う日もありました。仕事に関してだからやる気が出ないのではなく、家事などやらなくてはならない物に現れます。

何に対してもやる気が出ないというコメントの一方で、家事や仕事など特定のものに対してやる気が出なくなってしまうというコメントも多く挙がりました。今まで意欲的に取り組んでいたものが、急にできなくなってしまう感覚があるようです。

* 2位「気持ちの落ち込み」に関するコメント

・私の場合は気持ちの落ち込みが激しく、出社ギリギリまで寝床にいて、時間になったら胸が締め付けられるような気持ちで何とか家を出るような毎日でした。職場に入ると仕事モードに切り替えられるので何とか乗り越えられるのですが、出社前が一番辛かったです。

・不安やイライラなどネガティブな感情が強くなり、例えば電話対応などの際に些細なことでイラついてしまったり、本当に酷い時は電話口の人に対して怒ってしまったこともありました。怒りだけでなく、悲しい気持ちも強くなり、休憩中に1人になると泣いてしまうこともありました。

・休みの日に自分の好きなことをしている時も楽しい気分になれなかった。何をしても気分転換にならず、しんどかった。

些細なことでイライラしてしまう、何をしても気分が上がらない、いつも落ち込まないことで落ち込んでしまう、などいつもより気持ちが不安定に感じる方が多いようです。

* 3位「身体がだるい」に関するコメント

・とにかくやる気が起きずに、身体がだるくて頭痛もして1日ぼーっとしてしまうことが多かったです。

・人間関係や仕事関係の変化の波に自分が上手く乗れていない気がして、不安感が募り、仕事中も上の空になってミスしてしまい、さらに落ち込みました。仕事に行くのが辛く億劫に感じ、何をするにも身体がだるくてやる気が出なくなりました。

・身体がだるくて少しのことで疲れてしまうので出勤するだけで疲れてしまった。仕事に対していつものパフォーマンスが出せなかった。

心の不調だけではなく、症状が身体にでる方も多くいました。結果的に仕事のパフォーマンスが下がり、さらに落ち込んでしまったというコメントもありました。

* 約8割が「1週間~1ヵ月程度」で症状が落ち着いたと回答

■症状はどれくらい続きましたか?

・1週間程度 110名(35.4%)

・1ヶ月程度 144名(46.3%)

・3ヶ月程度 40名(12.9%)

・半年程度 8名(2.6%)

・1年程度 1名(0.3%)

・それ以上 8名(2.6%)

※小数点第2位以下は四捨五入

約8割の方が1週間~1ヵ月程度で症状が落ち着いたようです。

五月病は比較的短い期間で改善することが多いものであることがわかりました。

* 五月病の乗り越え方

五月病の乗り越え方については様々なコメントが集まりました。

〈無理をしない〉

・少しでもおかしい、と感じた時は無理をしないようにしました。1時間で数回別のことでイラッとした時は、いつもの自分ではない、とわかったので、その時は早めに仕事を終わりにして帰ったり、お風呂に入ったらすぐに眠るようにしました。

〈話を聞いてもらう〉

・一番仲のよい友達に症状を伝え聞いてもらうと、何だかモヤモヤした気持ちがスッキリとしました。そんな時もあるわと自分に言い聞かせ、出来ることをして無理せずに過ごしました。

〈いつの間にか落ち着いた〉

・改善に向けて、特に何かしたわけでも環境が変わったわけでもありませんが、時の経過に伴って症状が改善されました。

〈好きなことをする〉

・時間経過も1つの理由ではありますが、休みの日は気分転換で友達と遊んだり、自分の好きなことを家で好きなだけ楽しんだりなどして過ごし乗り切った。

〈リラックス方法を見つける〉

・適切な休息や自己ケアを優先させ、自分に合った趣味やリラックス方法を見つけながら、友人や家族と話をすることやサポートを受け、少しずつ活動を再開し、自分のペースで徐々に生活のリズムを取り戻していきました。

〈病院に通う〉

・頭痛がひどかったので病院でお医者さんに相談してお薬をもらいました。薬が効いたのか気が付いたら収まっていました。

〈職場に相談する〉

・上司に相談し、その時はお休みをいただくことが出来ました。これまでの業務量にも無理があったと仕事量を見直し、復帰後は業務の振り分けを再度やり直して頂くなどし対処しました。お休み中は念の為心療内科にかかり、お守り程度で薬を貰いましたが、飲まなくても休み中は元気で過ごしていました。

今回の調査では多くの方が、連休明けに1週間~1ヵ月程度で心身の不調を感じていることがわかりました。

連休明け「やる気がでない」「気持ちが落ち込む」「身体がだるい」と感じた方は要注意。

無理をせずゆっくり休んだり、外に出て気分転換したり、自分なりの対処法を試すことはもちろん、症状が重い場合や長続きする場合は、心療内科や精神科の受診も視野に入れてみるのもいいかもしれません。

* この記事について

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【五月病経験者311名アンケート】五月病の症状、乗り越え方は?

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▼調査概要

調査内容:「五月病の症状・乗り越え方」に関するアンケート調査

調査方法:インターネット調査

調査期間:2024年04月19日~2024年04月22日

調査人数:311名

対象者 :五月病の経験のある方

▼アンケート属性

■性別

・男性 99名(31.8%)

・女性 212名(68.2%)

■年代

・10代 2名(0.6%)

・20代 41名(13.2%)

・30代 119名(38.3%)

・40代 97名(31.2%)

・50代 44名(14.1%)

・60代以上 8名(2.6%)

〈会社概要〉

社名 :株式会社manaby

本社 :〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡1-6-30 ディーグランツ仙台ビル5階

代表者 :代表取締役社長 岡崎 衛

設立 :2016年6月

会社HP :

https://manaby.co.jp/

〈運営メディア〉

マナポッケ:https://mana-pocket.com/

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