犬と猫、どっちが好き？　どっちも好き！な、読者に捧げる犬猫まみれのアンソロジーが新潮文庫nexで刊行されました。

2024年1月29日

犬も猫もどっちも大好き！という読者に捧げる犬猫まみれの小説アンソロジー[大島1]

が本日発売されました。犬派の作家陣はカツセマサヒコ、恩田陸、結城光流、二宮敦人。猫派の作家陣は山内マリコ、早見和真、三川みり、朱野帰子（敬称略）計８名によるニャンともワンだふるな短編集となっています。

■犬カツセマサヒコ「笑う門」愛犬の死の一報を受け、実家に帰った俺は。恩田陸「忠告」忠犬が飼い主に告げた衝撃の計画とは。

結城光流「夕映えに響く遠吠え」門の外で遠吠えが響く。それは聞いたことのない、懐かしい声。二宮敦人「タロにさよなら」家族ってなんだろう？

でもお前のことは守らなきゃ。■猫山内マリコ「猫とずっと一緒にいる方法」亡き飼い猫のことをずっと感じられる方法を思いついた亜実は。

早見和真「あの陽だまりと、カレと」マルとアンナ。名前の同じ３人と１匹が出会う。三川みり「やばいコンビニの山本君と、猫の恩返し」呪われたコンビニを救うのは、猫！

朱野帰子「昨日もキーボードがめちゃくちゃになりました」完璧な人生は、猫によって崩されていく。『わたし、定時で帰ります。』番外編。

愛くるしい表紙絵のイラストレーターは杏チアキ氏。笑える話、泣ける話だけでなく、ミステリーやホラーまで[大島2] 詰まった１冊を是非お手にとってご覧下さい。

■著者略歴カツセマサヒコ Katsuse Masahiko

1986（昭和61）年、東京都生れ。2020(令和2)年『明け方の若者たち』が大ヒットし映画化。翌年にはロックバンドindigo la

Endとのコラボレーション作品として二作目となる小説『夜行秘密』を刊行した。山内マリコ Yamauchi Mariko

1980（昭和55）年、富山県生れ。第７回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。『ここは退屈迎えに来て』『あのこは貴族』『あたしたちよくやってる』『一心同体だった』など著書多数。

恩田陸 Onda Riku

1964（昭和39）年、宮城県生れ。’92（平成4）年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で本屋大賞受賞。’17年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞した。

早見和真 Hayami Kazumasa

2008（平成20）年『ひゃくはち』でデビュー。’15年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞受賞。’20（令和2）年『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート。同年『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞を受賞した。

結城光流 Yuki Mitsuru2000（平成12）年『篁破幻草子あだし野に眠るもの』でデビュー。’02年『少年陰陽師

異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズが累計600万部突破。他に「吉祥寺よろず怪事請負処」シリーズなど著書多数。三川みり Mikawa Miri

『シュガーアップル・フェアリーテイル

銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー。同シリーズが人気を博し、2023（令和5）年にアニメ化された。他に「一華後宮料理帖」シリーズ、「龍ノ国幻想」シリーズなど著書多数。

二宮敦人 Ninomiya Atsuto1985（昭和60）年、東京都生れ。2009（平成21）年『！』でデビュー。『最後の秘境東京藝大

天才たちのカオスな日常』『最後の医者は桜を見上げて君を想う』などフィクション、ノンフィクション問わず著書多数。朱野帰子 Akeno Kaeruko

2009（平成21）年『マタタビ潔子の猫魂』でデビュー。‘13年『駅物語』がヒット。’18年『わたし、定時で帰ります。』が刊行され「働き方改革小説」として話題に。同作は翌年ドラマ化された。

■書誌情報【書名】もふもふ犬猫まみれの短編集（新潮文庫nex刊）【著者名】カツセマサヒコ、山内マリコ、恩田陸、早見和真、結城光流、三川みり、二宮敦人、朱野帰子

【発売日】2024年1月29日、電子書籍はなし【定価】693円（税込）【ISBN】978-4-10-180280-0

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