福井県池田町「二十祭の式典」地元のナラ材を活用して作られた木時計を13人に贈呈
~木を活かし、豊かな暮らしを作る「木望の森 100 年プロジェクト」~
令和6年3月24日。成人年齢が18歳となり「二十歳の成人式」はなくなりましたが、福井県池田町では例年通り、20歳の節目を祝う「二十祭の式典」が開催されました。
中学校が1校しかない池田町では、この式典が20歳の「同窓会」の意味合いをもちます。
例年この式典での記念品は、「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」の招待券でしたが、今年は「木望の森 100
年プロジェクト」をもう一歩前進させ、森林資源を生かしたまちづくりと木がある豊かな暮らしづくりを推し進めるため、町内の木工施設「ウッドラボいけだ」でオリジナルの木時計を企画・制作して、参列者に贈呈しました。
同級生の人数「13」をテーマにした木時計
お互いに時計を見せあう「二十歳の式典」の参列者たち
記念品仕様について
○木材は、「池田町産ナラ材」
池田町の面積の9割は森林。その約半分を占めるのは広葉樹林ですが、活用度は高くありません。豊かな森を活かし、守り育て、人と森のつながりを紡いでいくことを目的とした「木望の森
100
年プロジェクト」に取り組む上で、薪や炭用材として暮らしを支えてきた広葉樹を利用することは、山を生かすためにも重要です。また、利用が遅れて老齢木となると被害が増えていく“ナラ枯れ病”が徐々に進行しており、ナラをはじめとした広葉樹利用は喫緊の課題となっています。今回の記念品である木時計には、池田町産のナラ材が使われています。
*「木望の森 100 年プロジェクト」についてhttps://ikeda-kibou100.jp/
様々な樹木が生育する池田町の森
○製作を担ったのは、「ウッドラボいけだ」
池田町の木活・木育を推進するための拠点施設として、令和2年に誕生したのが「ウッドラボいけだ」です。職人による木工製品の企画製作のほか、木工体験教室の受入も行っています。今回は、外部のデザイナーとも協力し合いながら、貰った人に喜んでもらえる、そして池田町の思いが伝わるモノとするため、いろんなアイデアを出し合い、試行錯誤しながら、記念品を企画しました。
*「ウッドラボいけだ」についてhttps://ikeda-kibou100.jp/project/woodlabo/
「ウッドラボいけだ」作業場
○デザインテーマは、「13人の環」
この置時計は、同級生の13人の環(わ)をテーマに作られました。時計の盤面には、12個の真鍮インデックスが埋め込まれています。1時間を1人とし、針が一周する12時間が仲間たち。次の1時間が自分となぞらえています。これから立ち向かう苦難の時に、「これまでの池田での大切な12時間があったことを
思い出してほしい」という想いがデザインに込められています。
13人だけのための13個の時計
○コンセプトは、「ともに歩んできた友とともに、ふるさとへの回帰」
今回製造した時計の箱には、杉本町長からのメッセージが添えられています。池田町で20歳を迎えた13人にエールを送るとともに、ふるさとのまちづくりに力を貸してほしいという思いが記されています。また、時計の裏面には、13人の同窓生がお互いに送りあったコトバが刻印されており、離れていてもお互いのつながりを感じられるオンリーワンの時計となっています。
池田町長 杉本 博文のメッセージカード
時計裏面には同級生からのメッセージを刻印
○今後について
「ウッドラボいけだ」では今までも、1歳の誕生日には「積み木 木コロン」、小学校新入学のときには「木の机」と、
成長過程にあわせた木製品を地域の人々に届けてきました。今回の20歳の記念品も含めて、今後も人生の節目を彩る「木の製品」を開発し、地域での暮らしを豊かにすることを目指していきます。
1歳の誕生日に贈られる「積み木 木コロン」
小学校入学時にプレゼントされる「木の机」。6年間学校で使用した後は自宅に持ち帰ることができる
【本件に関する取材対応およびお問い合わせ先】
○商品についてウッドラボいけだ 木工職人:谷口[email protected]○式典について福井県池田町
教育委員会事務局:山本[email protected]
当リリースの詳細について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000035317.html
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